認知症の人と家族の会会員さんの手記

2人3脚

2010年04月27日 09:00

認知症の人と家族の会(すぎなの会)の会員さん
久保田稔氏の手記より パート2



認知症の症状

(07年夏より血糖値に関係なくせん妄症様の行動が発生。妻の場合原因と思われる脳内の血流を改善する方策なく、進行を遅らせることはできても治療・改善は不能=認知症)


1)もの忘れ外来受診当初は【100から連続して7を引く・今日の年月日と曜日・記憶力テスト・野菜などの名前を言うなどの認知症テスト】で30点満点中20点余りだったのが、年末には15点前後、08年春には10点まで下がった。



2)日常生活での記憶障害多発、幻聴・幻想、判断力低下で生活不便になる。



①眼鏡・バスカードなどを不用意において探せない。冷蔵庫・食器戸棚の扉の開放など。

②出先から帰って家へ入るとき、庭にインスリンや財布の入った袋を放置(1時間以上)。

③ドアのカギが見当たらず、庭先に落ちていた木片を鍵穴に差し込んでいる。

④夜中に『友人がきたから一緒に出掛ける』と言ってパジャマのまま出たがる。

⑤「刺身を買ってきて」と言ったのに、カステラを買ってきた。

⑥往復葉書の返信が分からず、往信を投函。

⑦料理の量が分からず、余計に作って1週間も残ってしまう。

⑧格納する余地のない所へしまおうとして、入らないまま放置する。

⑨主婦の時の習慣か、わずかな汚れを拭おうとして反って汚れをなすりこむ。

⑩濡れ雑巾を乾かすのに石油ストーブの上に載せている。




3)MRI・CT何れも年齢相応で、脳に異常なし。

4)便器に腰掛けても意味が分からず出せない。(検尿も不能となる)

5)起立・歩行が不安定になり、転倒事故頻発












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