「家族の会」顧問リレートーク パート3
認知症の人と家族の会・結成30周年
公益社団法人認定
記念公開講演会 パート3
(講演内容の一部より京都産業会館・シルクホールにて 2010.6.6)
中島紀恵子
千葉大学看護学部助教授を経て、1989年日本社会事業大学児童福祉科長、93年北海道医療大学看護福祉学部長、2002年新潟県立看護大学学長。現在日本看護協会看護教育研究センター長。千葉大学在職中の1980年、電話相談開始。千葉県支部の結成に尽力。以降「家族の会」とともに30年、理事長15年努めた。(社)「家族の会」顧問
介護者がやんでいる病は何なのか
誰が介護者を支えているのか
介護者を支えるとは、介護者って誰のこと?介護家族の家族というのは、一心に認知症の人を支える覚悟をした家族の人です。1981年50人くらいで永田久美子さん達と一斉に介護主体者の電話相談をおこなう。家族から介護者を救出するため活動しました。家族の葛藤が一番家族を苦しめていました。
認知症だって家族が加害者、家族から認知症の人を救出して幸せなど、色々の関わり方の複雑さを感じています。私の生活はこれからどうなるのか、自分の家族が壊れていく。家族崩壊を体験しています。バーンアウトし燃え尽きてしまう前に家庭訪問します。ちゃんとしているのに燃え尽き群がいますが、60%が病む寸前。また、認知症の人が介護しています。30~40%の人がバーンアウトしています。
2002年から2005年介護保険の調査を行ないました。65.6%の認知症を介護する家族介護者が病んでいました。周りの専門化が知らなければなりません。「親を何度殺そうと思ったか」。家族の力を早い時期から信じてきました。認知症の人の方が早くから自分の異変に気付いています。気付いてから記憶障害や見当識障害になり、心に影響が出てきます。。コミュニケーションによるトラブル、そんな状態が家族や認知症の人を混乱させます。そして介護主体者が不眠、やせ、うつになるケースが多いのです。
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