私が受けたセカンドオピニオン・体験手記を紹介 パート2
私が受けたセカンドオピニオン
体験手記 パート2
主治医以外の医師から意見を聞くセカンドオピニオンについて手記を募集したところ、たくさんの方から投稿を頂きました。ほとんどが「セカンドオピニオンを受けてよかった」といった内容でした。そこで2回に分けて紹介します。今回は、がんや腫瘍に関するものです。
自宅で普通に過ごしながら
(埼玉県・川上まさ子・56歳)
3年前の7月、夫が腹部の痛みを訴えたため、近くの病院へ。磁気共鳴画像装置(MRI)の診断により、がん性腹膜炎とのことで即日入院しました。主治医は私と娘に対し、末期がんのため、痛みをとる治療のみで、口から絶食で栄養補給を行なうとの治療計画と入院計画書を示しサインを促されました。
余命1ヶ月とも宣言され、本人には伝えないことに。娘と悩み考えぬいた結果、セカンドオピニオンを受けたいと申し出て自宅から車で30分ほどにある大学の医療センターへ。すると先生は「明日にでも退院させて、すぐ連れてくるように。退院に関する手続きは、こちらからもしておくから」と心強い言葉を掛けてくださいました。
翌日、入院先の主治医は不在でしたが、退院し、すぐに大学の医療せんたーーへ。そこでは、すい臓がんであること、週1回の通院で抗がん剤治療をすること。有能なスタッフがそろっているので任せてほしい。などと告げられ、夫も納得して治療を受けることができました。夫の場合、抗がん剤治療が効くのは平均8ヶ月との説明でしたが、それより長い一年2ヶ月もの間、会社は退職したものの食事はおいしく食べ、自力で庭いじりなどをしながら過ごしました。
最後は、緩和ケアを受けて静かに息を引き取りました。セカンドオピニオンを受けて、本当に良かったと思っています。
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