Q&Aパートナーとより良い介護を行なうためにはどうしたら?
Q 79 自分たちにあった介護パートナーを見つけるポイントを教えて下さい。また、パートナーとより良い介護を行なうためにはどうしたらいいでしょうか。
A:多くの職種やスタッフが関わる介護ではお互いに伝える努力が必要です。家族が「おやっ」と思うことを率直に言い合える関係が理想です。家族から相談をなげかけられたら、その場だけの対応をしてしまうと良い関係が作れません。これらは認知症の本人に快適な日常生活をおくってほしいからです。疑問に思ったら勇気を出して後回しにせずに、小さなことでもよいので率直に話し合いをしましょう。また、ずっと通院しているのに医師から脳血管性の認知症なのかアルツハイマー型認知症なのか説明を受けていなかったり、受けた説明が難しくて分からないままにしている、といった家族もいます。「おやっ」「なんだか・・・」という気持ちが解消されなければ医師や医療機関を変えてみてはいかがでしょうか。
率直に希望や都合を伝え、話し合う努力をしましょう。受けた説明がよく分からなければ、分からないと伝えましょう。説明を受けてしばらくたってから、「あのことはどうだろう?」と思うことはたくさんあります。そのときは次の機会や待てなければ問い合わせてもいいでしょう。また、サービス利用に際しては自分達の希望や都合をきちんと伝えましょう。介護はさまざまな職種の人たちに介護のパートナーとしてお世話になります。よりよい介護を行なうためには是非話し合う機会を多くもって下さい。
認知症の人と家族の会の会員さんからのコメントでは、妻が特養に入所している今は、介護の主なパートナーは介護スタッフの方々です。「車椅子に乗せるので手伝ってくださ~い!」と、協力をお願いしています。そのほかにも私がいないときでも車椅子に乗せてほしい。妻のそばを通りかかったら声を掛けてください、とお願いしています。家族の中には「世話をしてもらっているのだから、そんなこと言えない」という人がいます。しかし、一番大切なことは、本人が日々快適に、楽しく暮らせることです。そのために家族もスタッフも協力し合って介護していくべきだと思います。と、その通りだと思います。疑問に思ったり、嫌な思いをされたら、話し合いましょう。それが本人中心のケア、パーソンセンタードケアの原点なのです。
にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ
関連記事