デンマーク社会

2人3脚

2009年05月10日 09:07



デンマーク社会とは

 どうしてスカンジナビア諸国が社会福祉を始めたのか、そこには歴史的背景があります。

最初の理由は、宗教プロテスタントです。1709年法律が制定されました。社会委員会が作られ、その地域に住む貧しい対象の人達の対応策に着手しました。その指導者が牧師です。農民の中からリーダー格を選びましたが、この社会委員会には財源がありませんでした。指導者の牧師が経済的に豊かな家族を選び、ファームに住むことや食べ物・衣類を貧しい人達に差し出しました。1536年宗教改革にあってカトリックはプロテスタントになりました。国家教会の組織をつくり農民を教育していきました。1867年まで牧師指導の福祉委員会が一般農民の日常生活の自立を支援しました。


次の福祉国家は右側からやってきました。1880年代にビスマルクドイツでたいとうしていました。ビスマルク(ドイツ)ロシアでの革命の共産主義とみられるのをとても恐れていました。ビスマルクたいとう時代は保守的な富裕層でした。デンマークの社会的な法律制度を高める気運が始まったのです。社会主義が入ってくるのを防ぐ制度です。1891年貧しい人達にとってはよい法律ができました。

その次にやってきたのは左側からの影響です。1871年~1884年社会民主主義議席を二つ確保しました。1924年社会民主党は最大与党となり政権をとりました。1924年~2001年までの間ソーシャルデモクラティックパーティーが65年間政権を担当しました。このソーシャティー社会民主党の考えというのは社会福祉国家を作るという理念で国家を立ち上げました。その根幹をなす考え方は市民から税金をすいあげ医療・福祉や失業した時の支援です。集められたお金を使って采配分配するということです。(税金額 35%~45%)

一般国民の2/3の人達が社会福祉制度を支持しこの国家が出来上がったのです。


最も大切なことは、政府と民間の間で信じあえるということです。政治家の汚職が一番少ない国家です。一般市民と政治家は同じ位置にあります。すべての国民が同じ支援を受けることができます。

デンマークの社会政策は権利と義務の二点です



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