認知症介護10か条 第5条 身だしなみについて

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2010年07月24日 08:25

認知症介護10か条
                                 (一部ぼけ予防協会より)


第5条 身だしなみ   

                  

身だしなみ 忘れぬ気配り 張り生まれ




認知症老人が一日中、寝巻きのまま着替えをしないで、起きたりしていることがよく見かけます。洗面をしても髪にクシを入れなかったり、ひげが伸びたままといったことも珍しくありません。介護する人も、認知症老人だから当たり前と考えています。





しかし、認知症老人が、「身だしなみ」に気配りしない様になれば、生活リズムや張りを失って、認知症状を進めるきっかけにもなります。また、身なりが乱れている様子は、周りの人から、さげすまれるもとにもなります。





したがって、寝間着から昼間着に着替え身づくろいして、日中活動的に過ごすようにすることは、本人の気分転換と快い緊張感、楽しい人間関係のために大切なことです。






人間は文化や生活習慣を背景に持った社会的存在です。老人が周囲から疎外されないで、自分なりに培ってきた文化や、生活習慣を持ち続ける手助けをしてあげることが、認知症老人のQOL(生活の質)のために必要です。





老人の人柄や生活習慣をよく知って衣類の色やデザインの好み、着慣れた服装を把握し、その人なりの身だしなみができるように援助していきましょう。





認知症老人に化粧を取り入れたところ、生き生きしてきたという報告もあります。朝の洗面、歯磨き、髭剃り、髪をとく、化粧をする、好みの服に着替えると言った身だしなみの基本を守っていくことは認知症介護の基本のひとつです。






ファッションは心のリハビリ




☆時々化粧をしかっりとして通ってくる利用者さんがおられます。そういう時はとっても明るい。色々な職員や利用者さん達から 「きれいね、若くなったみたい」と声を掛けられています。ほめられると嬉しいものです。


☆化粧の仕方はしっかり覚えています。若返り、表情も生き生きし、いつもと違った雰囲気となり、穏やかな顔つきで一日を過ごされます。


☆お年寄りが生活の意欲を失い、人とのつながりを持とうとしないとき「衣」の工夫はお年寄りを元気にしてくれます。


☆女性は美しく、男性はかっこよくありたいものです。そんな配慮や気配りをしてあげましょう。















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