認知症予防10か条 第10条くよくよしない

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2009年10月21日 08:00

認知症予防10か条
                                      (認知症予防協会より)

第10条 くよくよしないで 明るい気分で生活を


人との付き合いで起こる些細なトラブルや気持ちの行き違い。毎日の生活で起こる出来事などにとらわれて、いつまでもくよくよと考え込まないこと。ストレスをため込まずに現実的に物事を処理していく心構えが大切です。



気分の落ち込むうつ病は感情の病気です。認知症とはまったく違った心の病ですが、年をとってからのうつ病は、気力の低下、注意力の衰えのために頭の回転が遅くなったり、物忘れがひどくなるので、一見して認知様の症状になることがあります。これは仮性認知症といって、真の認知症ではありませんうつ病が治れば、また正常に戻ります。



しかし、何度もうつ病を繰り返していると、高齢になるほど脳の神経細胞は障害を受けやすいので、やがて本物の認知症になってしまう可能性があります。高齢者では、親近者との死別や定年による退職、身体の健康を失うなど、喪失体験が続いて起こることが多く、これらを契機にしてうつ病や気分の落ち込みを起こしやすいといわれています。



うつ病は身体の免疫機能を低下させ、気力の低下や食欲の低下を伴うので、体力も消耗して、寝たきり状態になることがあります。寝たきり状態は認知症に通ずる近道です。不幸にしてうつ病になったら、早期に治療をすることです。何よりも大切なことは、普段から明るい気持ちで過ごすことに努めて、心の健康を高めることは、認知症予防として大切なことです。







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