介護予防講習会・認知症に強い脳を作ろう パート3

2人3脚

2011年11月16日 07:00

介護予防講習会
      講演内容よりパート3

                       H23年11月9日(水) ロゼシアター中ホール


認知症に強い脳を作ろう!


~認知症を防ぐために今日からできること~
 東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富 直美先生





最近、物忘れやうっかりミスが気になりませんか。認知症は、こうした症状がひどくなって自立した生活が難しくなっていく病気です。研究の進歩から、食べ物に気をつけたり、運動をしたり、頭を使う生活をすると、認知症にならずにすんだり、認知症になる時期を遅らせることができる可能性があることが分かってきました。

アルツハイマー病



アルツハイマー病になると臭いが一番最初に鈍感になります。臭いを感じる部位に一番最初にアミロイドベーターが溜まります。主観的なのでそとめに解からず気付きません。家族が気付くのは、同じ質問を15分たったらまたしてくる。これはおかしいと家族は気付きます。アルツハイマー病の方は時計が書けません。12から3,6,9と書けず、同じ物を書いてと言っても書けません。





アルツハイマー病かどうか、たった1問で見分ける方法を教えます。「最近気になるニュースはありますか?」「最近目が悪くテレビや新聞を見ないので気になるニュースと言われてもねー」と、ごまかします。認知症の人はごまかしがとても上手でプロ級です。素人はごまかされてしまいます。(8割~9割)周りの人にあまり質問しないで下さいね。(笑い)と、言うことはどういうことなのでしょうか。認知症の方は自分の記憶力が悪いことを自覚しています。何故こんなにおかしいのか、多くの人は解かっています。自分の人生何でこんなになったのか、8割~9割の人が自覚があります。





多くのアルツハイマー病の人たちはノー天気で大変です。また、孤独死が多い。家族はそういう気持ちをわかってあげてください。その人の味方になってあげましょう。その人の徘徊、家を出ようと、スーパーに行きます。ビール売り場で足が止まっています。喉が渇いています。「一緒にビールを買いに行きませんか」と、誘うとよい。自分の味方か敵か判断しながら生活をしています。自分の味方を本能的にかぎ分けています。このことを解かっていると、介護が変わってきます。認知症の人は辛い思いでいるのです。





睡眠について



人間は13時から15時の間に眠くなります。このリズムがはっきりある人は、健康な脳です。他の人はメリハリのない脳です。アルツハイマー病になるとメリハリがつかなくなります。朝まぶしい光にあたると夜眠れるようになります。光療法です。75歳の人を15年追って研究したことがあります。一晩に4回以上目が覚めると早く死にます。将来の死亡率が上がります。 

                          ―つづく―















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