生活ワイド・高血圧は生活改善で下げよう!何故血圧上がるの

2人3脚

2011年06月12日 08:00

高血圧は生活改善で下げよう


何故血圧が上がるのか


日本には高血圧の人が多く、その数は4000万人とも推計されています。50歳以上では5割以上の人が該当するといわれる高血圧について、有楽橋クリニック林泰院長に聞きました。





正常な血圧は上が130未満、下が85未満(単位はmmHg)とされています。どちらかの値が上回ると、高血圧の治療対象となります。これは昼間病院の診察室で測定した場合で、病院意外で図ると低く出る傾向があるので、家庭など自分で図ったときは、それぞれ5づつ低い値が基準になります。




高血圧の原因は複合的で特定しづらいものがほとんどで、本態性(ほんたいせい)高血圧と呼ばれます。全体の9割以上が本態性高血圧と言われます。原因がはっきりしないものの、高血圧になる人は、食事などの生活習慣と、遺伝的な要因があることは分かっています。血圧が高くなる要素は、「血液の量が増える」「血液が流れにくくなる」の二つ。





血液量は、血液中の塩分が増えたときに増加します。塩分が高いと、体の他の組織から水分をおびき寄せるためです。単に水分を多くとっただけであれば、尿や汗などによって排出して調整するので、血液量は増えません。また、ストレスや睡眠不足によって交感神経が興奮し、血管が収縮すると血液が流れにくくなり、血圧が上昇します。食生活のほか、血圧を上げるきっかけとなるものには、起床、激しい運動、急に寒いところに出る、仕事、喫煙、いさかい(イライラ)、睡眠不足などが挙げられます。





怖いのは深刻な合併症


脳出血などを引き起こす


高血圧が怖いのは、高い確立で深刻な合併症を引き起こすためです。心臓は血液を通常よりも高い圧力で送り続けるため、負担が大きくなります。欠陥の壁にも高い圧力がかかって傷がつきやすくなり、その傷から血管が詰まったり、血液が流れにくくなったりすることがあります。さらに、傷が広がったり血管壁が弾力性をなくしたりして血管が裂け、出血することもあります。これが原因となりさまざまな合併症を引き起こすのです。





まず、脳出血を起こす危険性が高くなります。脳は動脈から細い動脈までの距離が非常に短く、血圧が細い動脈に直接影響しやすい部位です。くも膜下出血などは、命を落とす確立が高い症状と言えます。動脈の内皮細胞にひびが入り、動脈硬化が起こることもあります。脳動脈、冠状動脈、腎動脈など゙は高血圧によって動脈硬化を起こしやすい場所であり、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症(高血圧による腎血管病変)などにつながります。その他、心臓の壁が分厚くなる心肥大を起こすこともあります。





暑い季節の留意点


血圧は、朝目覚める少し前から、徐々に上昇し、高血圧の人は、起床と同時に急上昇します。心筋梗塞や脳卒中の発作は早朝のトイレで起きることが多いので注意すべき時間帯です。昼間は血圧が高くても、夕方から夜にかけて下降し、睡眠中が最も低くなります。





高血圧は一人一人の状況に合わせた指導が必要なため、ずっと見てもらえる主治医をもつことをお勧めします。加えて、家庭で同じ時刻に血圧を測るなど、自分で確認する習慣も必要です。





気温が高くなるこれからの季節は、通常血圧はいつもより下がります。ただし、汗をかくと血液中の水分が、失われて血液が濃くなって固まりやすく、脳血栓などを起こす可能性があります。十分に水分を補給しましょう。冷房の効いた屋内と暑い屋外のように、温度差の大きい場所の出入りは、急激な血圧の上昇・低下を招きます。エアコンの温度設定は、無理のない範囲で、外気温との差をできるだけ小さくしてください。





風呂について一言。ぬるめのお湯は血圧を下げます。ただし、冬場は脱衣場と浴室を暖めておくなど、温度差が激しくならないようにします。熱いサウナでは、最初に血圧が上昇し、やがて発汗によって血液が濃縮し固まりやすくなるので、高血圧の人には危険が伴います。







<ホーム長のつぶやき>


私も血圧が少々高めになってきましたので、食い入るようにこの記事を読んでしまいました。2人3脚でも血圧の高い人がいるので学んでみましょう。朝方、血圧が上昇する人が多いので起床時注意しなければいけません。高い確立で深刻な合併症に陥りやすいので注意しましょう。昨日のラジオで昨年熱中症で死亡した人は2000人と聞きました。今年は特に高齢で高血圧の人は水分不足による脱水によって心筋梗塞、脳卒中などに陥りやすくなる可能性が強いです。節電対策のため、扇風機やクーラーなど使わない人も増える可能性があり、今から、心配しています。高血圧は生活を改善するだけで下がるので私も注意して改善したいと思います。以前にもお話しましたが、体に良い水分補給の方法は水1リットルに対し大さじ3杯半の砂糖と小さじ1/2杯の塩、これだけで体に良い補水液の出来上がり。それにレモン汁など少々入れると飲みやすくなります。夜補水液が残っていたら思い切って捨て容器をきれに洗っておきましょう。節電対策の今年の夏、頑張って乗り切りましょう。












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