インフルエンザには梅干し
インフルエンザには梅干し
ウィルスの増殖を90%抑制
和歌山県立医大は1日、HIN1型のインフルエンザウィルスの増殖を抑える物質を、梅干しから発見したと発表した。世界で始めて見つかった物質で、ポリフェノールの一種という。エポキシリオニレシノールと名づけた。新型インフルエンザ(HIN1型)にも効果が期待される。
同医大の宇都宮洋才准教授(病理学)らは、梅干のエキスを、HIN1型のインフルエンザウィルスを感染させた細胞に加える実験を繰り返し、有効成分のエポキシリオニレシノールを特定。ウィルスを感染させた細胞にエポキシリオニレシロールを加えると、約7時間後にウィルスの増量を約90%抑えられたという。
宇都宮准教授は梅干しを1日に5粒ほど食べればウィルスの抑制が期待できる。昔ながらの日本食を見直すきっかけになれば」と話している。研究は、梅の産地である和歌山県の南部町と田辺市にある梅加工会社計5社が資金提供し、2006年から行われてきた。
マウスのがん治療で効果
理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの古関明彦グループディレクターらが、がんを攻撃する免疫細胞の一種「ナチュラルキラーT細胞(NKI細胞)から人工多能性幹細胞(Iips細胞)を作製、このips細胞からNKT細胞を多量に作るマウス実験に成功したと発表した。
NKT細胞はがん細胞を直接殺すほか、免疫に関わるほかの細胞を活性化させ、がん治療に有効とされるが数を増やすのが難しかった。同センターの渡会浩志上級研究員は「人への応用を目指したい」と話している。
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