知らないと恐い!口の中の汚れ・「口腔ケア」ガイド パート2

2人3脚

2010年08月11日 14:32

知らないと恐い!
口の中の汚れパート2
           監修 医療法人社団 高輪会
               理事長/医学博士 深井眞樹
               歯科衛生士室長 大塚博子



「口腔ケア」ガイドブックよりお届けします。2人3脚でも口腔ケアは特に重要視し食後の歯磨きや口腔体操を行っています。合わない義歯や歯が欠損しますとADL(日常生活自立度)が低下します。今回は口腔愛のケアの必要性について学んでみましょう!





汚れる原因 2



口の機能(口腔機能)が低下する



食べ物を飲みこむ為には、歯で噛みくだくだけでなく、くちびるやほお、舌の動きなど口の機能が大きくかかわっています。口の機能が低下すると、唾液腺への刺激が減って唾液の分泌が減少。唾液が減ってきて、さらに口の機能が低下するという悪循環もおこり、口の中が汚れやすくなります。




かみ合わせが悪い
                 ↓
かみ合わせが悪いと、食べ物がかみにくいだけでなく、あごに悪影響をおよぼし、くちが開けにくくなることもあります




飲みこむ力が弱まる
                  ↓                

飲食物をゴックンと飲みこむ機能(嚥下機能)が低下すると、食べ物のかすが残ったり、気管に入りやすくなったりします。




舌の動きが悪い
                 ↓
舌の動きが悪いと、食べ物をのどの奥へ運べません。モグモグ口を動かすだけで、食べ物が口の中に残りやすくなります。



こんな人は口の中が汚れやすい!!


●食後の歯磨きをしない人

●虫歯や歯周病がある人

●入れ歯が汚れている人

●一日中ベットの上で生活している人

●肩麻痺や認知症がある人
  
●あまり話さない人





口の中が汚れていると、どうなるの?


口の中で増えた細菌がトラブルを引きおこす


口の中が汚れたり唾液の分泌量が少ないと、悪玉の細菌が爆発的に増加。食べ物や唾液に混ざって体内に入りこみ、全身にトラブルを引きおこします。特に身体の抵抗力(免疫力)が低下している高齢者は、細菌に感染しやすいので要注意です




誤嚥性肺炎をおこす


現在、日本人の死因の第4位は肺炎で、そのうちの90%は65歳以上の高齢者。中でも多いのが誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎は、細菌に汚染された食べ物や唾液が、誤って気管から肺に入る(誤嚥という)ことで起こります。高齢者の場合、嚥下反射や咳反射がおこりにくいので、誤嚥しやすく、繰り返し誤嚥するうちに肺炎を発症してしまいます。




●睡眠中、本人が気がつかないうちに、細菌を含む唾液や逆流した胃液を誤嚥して発症することもあります。
●年を取って嚥下機能が低下している人、脳卒中の後遺症がある人は要注意!!











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