まだまだ猛暑が続くこの夏・熱中症と夏バテから身を守ろう

2人3脚

2010年08月20日 22:34

まだまだ猛暑が続くこの夏
熱中症と夏バテから身を守る



猛暑続きのこの夏、夏バテ気味という人もいることでしょう。今年は残暑も長く厳しいと予測され、熱中症への注意もまだまだ必要です。猛暑のダメージをす少しでも和らげるために、熱中症を予防し、夏バテに負けないポイントを確認しておきましょう。


●約半数が高齢者


総務省消防庁の集計によると、この夏、熱中症で搬送された人の数は8月15日までですでに3万人を突破。そのうち死亡した人は、132人にも上ることが分かりました。都道府県別に見ると、愛知、東京、埼玉、大阪、など人口が密集する大都市圏多いことが判明。しかし、人工10万人あたりの人数で見ると、新潟、鳥取、群馬の順で多くなっています。これは、ほぼ全国どこの地域でも熱中症を発症する危険性があることを示しています。今(8月20日21時)、NHKテレビで死亡した人は307人だそうです。




8月9日~15日の1週間に搬送された人を年代別で見ると、65歳以上の高齢者が約半数を占め、18才以上65歳未満の成人が4割弱、18才未満が1割強となっています。特に今年、目立つのは、高齢者が自宅で倒れた状態で見つかるケースです。また、農作業など屋外での作業中に倒れるケースも多く見られます。




●就寝中も要注意


小まめな水分補給と適温対策を


こうしたことから屋外での作業は極力避けたいものですが、どうしても長時間作業を強いられる場合、必ず定期的に休憩を取って、体を冷やすなど注意する必要があります。また、就寝中、普段の年なら電気代や、体の影響を配慮し、夜はエアコンを使用しないという家庭も多いと思います。




しかし、昼夜を問わず、異常な猛暑が続く今年の場合、そうも言っては、いられません。就寝中もタイマーを長めに設定してエアコンを使用したり、扇風機を併用したりしながら、室内を適温に保つ必要があります。同時に小まめな水分補給と適度な塩分補給を心がけ、枕元に水分を用意するなど、とにかく体に異変が起きる前から予防に努めていきたいものです。




●特に効果的な食品


十分な栄養と睡眠が不可欠


猛暑が続くと体もバテてしまいがちに。夏バテ対策には十分な栄養をバランスよく取ることが欠かせません。特に以下のような食品が効果的だといわれています。




◎豚肉→疲労回復に効果があるビタミンB1.豚肉はビタミンB1を含む食品の代表格といえる。 ◎ニンニクなど→ニンニク、ニラ、玉ネギなどに含まれるアリシンは、ビタミンB1の吸収を助ける。◎枝豆→大豆の未熟豆である枝豆は、ビタミンB1のほか、たんぱく質、カルシウム、食物繊維、ビタミンC・Aなども含む。◎トマト→ストレスへの抵抗力を増加させるビタミンCを多く含む。◎キュウリ→栄養素はほとんど含まないが、利尿作用や体を冷ます作用がある。◎トウモロコシ→栄養素がバランスよく含まれるほか、食物繊維による整腸作用が期待できる。




夏は食欲も減退しがちです。その場合、香辛料や味付けなどで工夫するのも一つの手です。また、水分補給の際に冷たい物ばかり飲んでいると、胃腸の消化機能が低下します。冷たい物の取りすぎは避けるようにしましょう。




●自立神経を保つ



夏バテには自律神経の乱れが深く関わっています。暑くなると交感神経が活発になり、毛穴を開いて汗をかいて体温を下げようとします。逆に暑い外から冷えた室内に入ると、副交感神経が働き、体温を下げすぎないようにします。こうしたことを何度も繰り返していくと、やがて自立神経がおいつかなくなって乱れが生じ、睡眠不足や体調不良に陥りやすくなるのです。




自立神経の機能を保つためには、規則正しい生活と睡眠がとても大切です。その一つの方法として、シャワーと入浴の使い分けがあります。朝、シャワーを浴びると、皮膚のマッサージ効果などから交感神経が活発化し、体を目ざめさせる効果が期待できます。




夜は、ぬるめの半身浴で体温をすこし上昇させておくと、床に就いた時、体は睡眠に入りやすいいといわれています。賢く知恵をめぐらせて熱中症や夏バテから身を守りましょう。











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