レビー小体型認知症の介護が分かるガイドブックパート15

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2011年01月11日 07:00

レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブックパート15



アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護



「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
          (小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)




4 認知の変動
頭の状態の差が激しい





認知力とは




認知症は、「認知」に障害をきたすために認知症とよばれるわけですが、認知と言う概念は幅広く、様々な内容を指します。認知症の場合、「中核症状」がそれにあたります。具体的には、下記のような記憶や言葉、理解、判断などの能力が障害されたり低下したりします。




認知能力の低下の具体例


記憶 →→→思い出すことができない、
         覚えることができない



言葉 →→→言葉の意味が分からない、
         やり取りができない



理解 →→→理解ができない


認識 →→→それが何かわからない


判断 →→→判断することができない


注意 →→→複数のことに注意を向けられない


計画 →→→計画が立てられない、準備ができない


手順 →→→物事の手順が分からない



使用 →→→道具や物の使い方がわからない


計算 →→→計算ができない



時間 →→→時間・日にち・曜日・季節などがわからない



場所 →→→ここがどこかわからない



人物 →→→相手が誰なのかわからない







<ホーム長のつぶやき>


アルツハイマー型認知症にも上記の中核症状が当てはまります。認知の能力の低下、じっくりと考えてみてください。例えば記憶については思い出すことができないのです。20代から90代のことがすっぽりと抜けおちてしまい10代や20代のことしか覚えていません。いま、まさにその世界にタイムスリップして話しています。否定はできません。真剣にリアルにお話します。そして新しいことを覚えられません。昔のことにヒントを与えながら覚えていただく方法を探し、支援すると難なくできたりします。手順は一度に色々言われると分かりません。物事の手順が分かりませんがヒントを与えると手順どうりに行かなくてもできることがあります。













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