レビー小体型認知症の介護が分かるガイドブック パート18

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2011年02月04日 07:00

レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブックパート18



アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護



「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
          (小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)




5 レム睡眠行動障害
    悪夢で大きな寝言




レビー小体型認知症に多い
レム睡眠行動障害



レビー小体型認知症では、睡眠中にうなされたり、大きな声で寝言をつぶやいたり、奇声をあげたり、怒ったり、怖がったり、暴れたりといった異常な行動をとることがあります。レム睡眠の最中にあらわれるため、これを「レム睡眠行動障害」といいます。原因は、前述した「認知の変動」と同様、「脳幹網様体」(脳幹の中にある網の目状のもので、呼吸や心拍、血圧などを調節する機能を持つ。視床を介して、覚醒と睡眠にも深く関わっている)が関与していると考えられています。





レビー小体型認知症の人には、このレム睡眠行動障害が最初にあらわれたというケースが少なくありません。振り返ってみると、発病(診断)の10年前あるいは20年前からこれらが見られるようになったりという場合があります。したがって、レム睡眠行動障害は、、やがてレビー小体型認知症を発症することを示唆していることもあるのです。なお、レビー小体型認知症の中期以降では、このレム睡眠行動障害は見られなくなる人がほとんどです。







<ホーム長のつぶやき>



レム睡眠行動障害が出ると家族は安眠を妨げられ、翌朝の仕事にさしさわりが出てきます。介護うつにもなりかねません。介護家族の苦しみは大変です。10年から20年も前に睡眠時に異常な行動をとっている人は要注意ですね。こういうことが早くわかっていれば早期診断や予防ができそうです。しっかり学びましょう。












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