レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック・パート25
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブック パート25
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
6 自律神経症状
起立性低血圧・体温調節障害・頻尿・めまい
起立性低血圧を軽減するには
治すことが難しい起立性低血圧ですが、対性療法としてそれを軽減・改善できる方法がいくつかあります。起立性低血圧を起こす回数を少しでも減らすためには、食事や睡眠などの生活習慣を見直していくことが必要です。
起立性低血圧を軽減するための生活習慣
1.水分をこまめにとる
2.ミネラルやビタミンを含んだ栄養バランスのよい食事を取る
3.一回の食事量を少なめにし、数回に分ける
4..適度な塩分を摂取する
5.便秘をしないようにする
6.足の筋力を落とさないように、適度な運動をする
7.適度な休養と十分な睡眠をとる
8.眠る時は「枕」を高くする
9.ストレスを溜めないようにする
10.深呼吸を行なう
11.弾性タイツ「ストッキング」を着用する
12.自律訓練法を行なう
<ホーム長のつぶやき>
前回でも記載しましたが、レビー小体型認知症以外の方、特に高齢者の方は降圧剤、利尿剤、血管拡張剤、抗パーキンソン病薬を服用している方が2人3脚でも多くみられます。多分上記の薬を服用されている高齢者は多くいらっしゃることでしょう。立ちくらみ(起立性低血圧)が起こしやすいので注意しましょう。
上記の生活習慣は、病気をしていない高齢者にも役立つことばかりです。実行してみてください。足がむくみやすい方は弾性ソックスはおすすめです。エコノミー症候群を起こさずすみますし、むくみも取れ本人も楽になり転倒の予防にもつながります。腹7分が何事にも良いそうですよ。私も実行したいのですが意思が弱い。<笑い>
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