レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック パト33
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブック パート33
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
8.薬に対する過敏性
薬で具合が悪くなることも
幻視や妄想などに対する薬
ドネベジル塩酸塩(アリセプト)は、認知機能の維持・改善だけでなく、幻視や妄想などに対しても効き目があります。また、最近では、抑肝散という漢方薬が効果的であることが知られています。抑肝散はもともと子どものかんしゃくや夜鳴きに対する薬として開発されたもので、その後、星人の不眠症や神経症に使われるようになり、今では、、レビー小体型認知症に最も多く使われています。
抑肝散は、幻視や妄想のほか、抑うつ症状、認知の変動、せん妄、レム睡眠行動障害などにも有効な場合があります。薬効の理論だけでは十分とはい終えませんが、漢方薬なので、副作用が少なく安心して使えることや、安価であることが支持されています。苦くて飲みにくいのが欠点といえなくもありません。1週間のみ続けることで少し効果がみられ、2週間で効き目があらわれてくる人が多いといわれています。
パーキンソン症状に対する薬
手足のこわばりふるえなどを抑えるには、レボトバ(L-ドーパ)やドーパミンアゴニストなどの抗パーキンソン病薬が一般的です。レボトバ(L-ドーパ)はファーストチョイス(第一選択)の薬としてもっともよく用いられています。一方ドーパミンアゴニストは、初期・軽度のパーキンソン症状や歩行障害に有効とされています。
<ホーム長のつぶやき>
2人3脚でも抑肝散を服葉されている方がおります。やはり飲みはじめてあきらかにせん妄が活発になったり、易怒性になる方は中止されましたが、穏かに推移していれば効果があると判断しています。少々飲みづらく食事の前に服用させなければならないので、飲んでいただくのに苦労する方がおられます。薬をやめると症状(せん妄や不安感)が出るので効果があると考えています。量が多いので、少量でも効果が得られるようになればいいのですが・・・・。薬は副作用を伴いますので人によって副作用の出方はまちまちです。微量でも効果が出る方もいると思います。
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