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2011年06月30日
レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブックパート30
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブック パート30
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
7 抑うつ症状
意欲や気力が低下する
抑うつ症状への対応
抑うつ症状に対しては普通抗うつ薬が用いられますが、レビー小体型認知症の場合、薬に対する過敏などの問題があり、薬物治療はあまり効果的とはいえません。コミュニケーションや関わりの上で大切なのは、本人の言うことを尊重・受容しつつ、負担にならない程度に意思決定を促していくことです。また、孤独な状態・環境にせず、安心感を与えることも必要です。会話を増やすことは必要ですが「頑張れ」「やる気をだせ」と言った励ましは好ましくありません。
計算問題や記憶を問うようなことも避けます。答えられないといっそう気分や自己評価が低下するからです。日常生活の中では、身体状況に応じて、台所仕事や植木の水やりなど、何らかの役割を持ってもらうのも良いでしょう。休養の必要なときもありますが、太陽の光を浴びる外出や趣味活動、レクレーションなども効果的です。
<ホーム長のつぶやき>
抑うつ状態の人の介護はとっても難しい。今出来ないことに悲観的になります。自然と自分が動ける体制、興味を示していただけるよう働きかけています。興味を示せばしめたもので輪の中に入っていただきます。脳トレーニングはやはり不向きです。生活リハビリがいいですね。野菜の皮むき、旬の採れたてのものを処理していただく。簡単なゲーム(大判2人3脚特性カルタ等)には興味を示すときがあります。
認知症発見へPET脳検診
今日の静岡新聞記事に県内初のPET脳検診記事が掲載されていました。浜松市浜北区の浜松ペット検診センター(西沢貞彦院長)は7月1日から、がん検診の「PET(陽電子放出断層撮像)総合コース」の追加検査として、認知症の早期発見につながるPETの脳検診を始める。PETを用いた脳検診は県内初という。
脳検診は、脳内のブドウ糖代謝画像から認知症患者特有の代謝低下がないかを解析する「脳PET」と、脳腫瘍や脳梗塞の検査を行う「脳MRI」などで構成し、軽度認知障害やアルツハイマー型認知症の兆候を探る。同センターは2003年から研究用検診や一般のがん検診を実施、健康な人の脳データをこれまでに約6000例得ている。性別・年齢別のデータベースの作成によって、脳検診が高精度で実施できるようになったという。
同センター担当者は「認知症の進行を遅らせる薬も出ている今、効果的な治療には早期発見が必要」と利用を呼びかけている。料金はPET総合ケースが13万5千円で脳検診を受けるには7万円の追加料金が必要。所要時間は総合コースも合わせて約4時間半。脳検診だけの利用は出来ない。問い合わせは浜松ポトニクス健康情報室(電 0120(584)722)へ
う~ん少し高いですねー。検診だからですね。
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Posted by 2人3脚 at 10:13│Comments(0)
│医学講座