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2009年11月15日

長谷川和夫先生の医学的知識パート4

長谷川和夫先生の医学的知識パート4
          (静岡県認知症の人と家族の会  コールセンター相談員研修会の1部より)

パート4

私の分からなくなったことをそのまま受け入れてしまうパーソンセンタード方式。こちらの都合でやることと違うのです。認知症の人が家に帰りたい!。実家に帰りたい!。そういう体験をしているわけですから、「こっちへいらっしゃい」はだめです。その人の物語を理解して対応しましょう。




少人数の患者さんを今診察しています。前の大学病院と今の診療から、ちょっと変わってきました。奥が深くて富士山のふもとに着いたようです。認知症の予防はベーター蛋白を起こさないようにすることです。予防法はありません。自分の認知機能を高めて一定以上に保つことが大切です。レベルが高ければいいですね。



高血圧、高脂血欠症、糖尿病、肥満(メタボ)が脳血管性認知症の原因でもあります。そのための食生活に注意し、脂っこいものは控えましょう。運動不足をしていると肥満、高血圧が出てきます。ジョギング、水泳、テニス、歩くことがとても大切です。歩幅を一歩半としかかとからつくように歩きましょう。胸を張って少し前を見て、手を振って毎日ではなくても週に3日くらいは続けましょう。



タバコはいけません。ヘビースモーカーの方タバコを吸う方はエビデンスがあって、オランダのアムステルダムでの調査では認知症になる確率は1.9倍。アメリカ、ブルックリンも1.9倍、中国、タイはヘビースモーカーの方は1.8倍と高いデーターが出ています。



引きこもり、うつ状態を治療し運動不足を解消し、一日一回はは外出しましょう。魚は豊富に摂りましょう。ゲームは認知予防にいいです。囲碁、将棋、マージャン、トランプなどは良いです。読み書きとして日記をつけることは良い。私は1987年から日記をつけています。ここ15~16年はびっしり書いています。夜寝る前に毎日書くことにし、回想法にしている。家にいるときはごろごろしていて会うのは家内だけ(笑い)である。「聞いているの?」と言われる。努めて、何か観察します。朝すずめがこちらに向けて話しかけているようにと思う。10行くらい書きます。昨日のこと、おとといのこと、手帳を見て参考にして書くようにこころがけています。以上で医学的知識のお話を終わります。



長谷川和夫先生の医学的知識パート4




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