ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/

スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  

Posted by スポンサーサイト at

2011年11月26日

介護予防講習会・認知症に強い脳をつろう パート4

介護予防講習会
      講演内容よりパート4

                       H23年11月9日(水) ロゼシアター中ホール


認知症に強い脳を作ろう!


~認知症を防ぐために今日からできること~
 東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富 直美先生





最近、物忘れやうっかりミスが気になりませんか。認知症は、こうした症状がひどくなって自立した生活が難しくなっていく病気です。研究の進歩から、食べ物に気をつけたり、運動をしたり、頭を使う生活をすると、認知症にならずにすんだり、認知症になる時期を遅らせることができる可能性があることが分かってきました。





不眠症の方の3つの勧め


1.朝太陽の光を浴びる(午前中に浴びる。午後はよいっぱりになります)
2.夕方運動する(寝る5時間前。運動の種類は何でも良いです)
3.昼寝を30分程度とる(脳のリズムがしっかり出て、夜中目覚めることが減り、睡眠薬の量も減る)





アミロイドベーターができにくい脳



・魚を良く食べている方、DHA、EPAを摂取していると認知症の発症が1/5となる
・野菜や果物、抗酸化力の高いものはアルツハイマー病になりにくい
・ビタミンEやビタミンCを一緒に摂るとなお良い
・野菜一日350gを摂ると良いといわれていますが、摂るのはとっても大変です。幸いのことに野菜ジュースで同じ効果が得られます。うたっている成分の半分しか栄養はないので一日2本一人暮らしの方は、野菜ジュースで補いいましょう。
・サプリメント、どの調査も効果はありませんでした
・合成の錠剤、ビタミンEは若返りのビタミンといわれています。老化防止
・ワインは毎食ごとに。ワインを飲んでいる人1/5に減ります
・カレー、インド人はアメリカ、日本の1/4とアミロイドベーターができにくい
・マリナーズの一郎選手朝カレーを食べています
・運動している人有酸素運動、歩幅を7センチ余計に広げて歩くのが良い(10%から20%広げて歩く)
・一日30分早足で5回/週歩きましょう。アミロイドベーターの沈着力40%減り認知症発症を先送りとなる
















にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 07:00Comments(0)認知症を防止する

2011年11月16日

介護予防講習会・認知症に強い脳を作ろう パート3

介護予防講習会
      講演内容よりパート3

                       H23年11月9日(水) ロゼシアター中ホール


認知症に強い脳を作ろう!


~認知症を防ぐために今日からできること~
 東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富 直美先生





最近、物忘れやうっかりミスが気になりませんか。認知症は、こうした症状がひどくなって自立した生活が難しくなっていく病気です。研究の進歩から、食べ物に気をつけたり、運動をしたり、頭を使う生活をすると、認知症にならずにすんだり、認知症になる時期を遅らせることができる可能性があることが分かってきました。

アルツハイマー病



アルツハイマー病になると臭いが一番最初に鈍感になります。臭いを感じる部位に一番最初にアミロイドベーターが溜まります。主観的なのでそとめに解からず気付きません。家族が気付くのは、同じ質問を15分たったらまたしてくる。これはおかしいと家族は気付きます。アルツハイマー病の方は時計が書けません。12から3,6,9と書けず、同じ物を書いてと言っても書けません。





アルツハイマー病かどうか、たった1問で見分ける方法を教えます。「最近気になるニュースはありますか?」「最近目が悪くテレビや新聞を見ないので気になるニュースと言われてもねー」と、ごまかします。認知症の人はごまかしがとても上手でプロ級です。素人はごまかされてしまいます。(8割~9割)周りの人にあまり質問しないで下さいね。(笑い)と、言うことはどういうことなのでしょうか。認知症の方は自分の記憶力が悪いことを自覚しています。何故こんなにおかしいのか、多くの人は解かっています。自分の人生何でこんなになったのか、8割~9割の人が自覚があります。





多くのアルツハイマー病の人たちはノー天気で大変です。また、孤独死が多い。家族はそういう気持ちをわかってあげてください。その人の味方になってあげましょう。その人の徘徊、家を出ようと、スーパーに行きます。ビール売り場で足が止まっています。喉が渇いています。「一緒にビールを買いに行きませんか」と、誘うとよい。自分の味方か敵か判断しながら生活をしています。自分の味方を本能的にかぎ分けています。このことを解かっていると、介護が変わってきます。認知症の人は辛い思いでいるのです。





睡眠について



人間は13時から15時の間に眠くなります。このリズムがはっきりある人は、健康な脳です。他の人はメリハリのない脳です。アルツハイマー病になるとメリハリがつかなくなります。朝まぶしい光にあたると夜眠れるようになります。光療法です。75歳の人を15年追って研究したことがあります。一晩に4回以上目が覚めると早く死にます。将来の死亡率が上がります。 

                          ―つづく―















にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ




  


Posted by 2人3脚 at 07:00Comments(0)認知症を防止する

2011年11月10日

介護予防講習会・認知症に強い脳を作ろう 講演内容パート1

介護予防講習会
      講演内容よりパート1

                       H23年11月9日(水) ロゼシアター中ホール


認知症に強い脳を作ろう!


~認知症を防ぐために今日からできること~
 東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富 直美先生





最近、物忘れやうっかりミスが気になりませんか。認知症は、こうした症状がひどくなって自立した生活が難しくなっていく病気です。研究の進歩から、食べ物に気をつけたり、運動をしたり、頭を使う生活をすると、認知症にならずにすんだり、認知症になる時期を遅らせることができる可能性があることが分かってきました。






皆さんこんにちは。矢富です。下の名前が直美というので女性が出てくるかと期待したと思いますが。東京都老人総合研究所におります。世界で3つしかありません。2つ目がアメリカ国立老化研究所、3つ目はロシア国立老化研究所です。老化の研究で、長寿遺伝子が急速に進んでいます。人間の寿命は125歳。皆さんに質問です。125歳まで生きてみたい人。パンフレットを挙げてください。それでもいらっしゃるんですね。<笑い>100歳までの方、10人くらい、90歳までの方、会場の1/2くらいですね。85歳までの方、1/3くらいですね。いま会場内をお見うけすると60代、70代の人多い。その方が80代90代で死にたいといってもその望みは叶えられません。<笑い>






その時間をどう生きるか。ピンピンコロリを望んでいらっしゃると思います。東京大学の研究所で分かってきた90代の男性の1割、65歳からはだらだらと低空飛行で落ちます。75歳からもだらだらと落ちます。しかし女性は不思議なことに男性のように元気な人は一人もいません。大部分は75歳から人のお世話になります。それは多分これからのお話に関わってきます。<笑い>






脳卒中予防には肥らない、運動不足を解消



脳血管性の認知症は(脳梗塞、脳卒中)片麻痺、言葉が出ない方が人のお世話になります。では予防はどうしたらよいでしょうか。2つのことをすればいいのです。1つ目は、肥り過ぎない、(やや小肥りや大肥りの人は駄目です)2つ目は、運動不足にならない。(歩いたり、水泳したり)脳卒中のリスクが高いです。いまタニタの食堂が低カロリーで、レシピが人気を集めています。たくさん食べても肥りません。






運動は1日1万歩ほかに例えれば、女性の人のリスクとして、お酒やタバコを飲みすぎると脳卒中のリスクが高くなります。生活習慣病を持っていると脳卒中を起こしやすい。予防は人のお世話にならないことです。①としては転倒骨折、関節疾患(膝腰が痛くてあるけない、立ち上がれない)が挙げられます。日ごろからの4種類の筋トレをご紹介しましょう。





スクワットをしてみましょう。不安な人は後ろに椅子を置いてふらついたらすぐに座ればいいのです。1,2,3,4、ゆっくり膝を曲げ沈みます。そして1,2,3,4、ゆっくりと上げます。全部上げきらなくても結構です。この運動は大腿四頭筋や内転筋を鍛えます。内転筋はボールを膝ではさみ、圧力をかけます。内転筋、スクワットは膝の軟骨のスベリを予防します。日本人方はO脚の方が多く、着地した時膝頭がギュットずれます。被っている筋肉、大腿四頭筋、内転筋を鍛えましょう。





ももを横に開くことは中臀筋をきたえます。もも上げは大腰筋を鍛えます。これは大腿骨と背骨ささえています。老化が進むとこの筋力が落ちます。下腹が出てガニ股隣スリ足歩行となります。(水戸黄門歩き、笑い)黒人の人たちは大腰筋が太くお尻がふっくらしています。筋肉は引っ張る力が出てきます。大腰筋がテコの原理で大きく突き出ます。こういうお尻を作りだせればいいですね。股挙げ、階段の昇り降りがよい。黒人の人たちは腰痛がありません。負荷をかけないでやる方法を紹介しました。効果的にやる場合は、1ヶ月負荷をかける。(10㎏)筋肉痛(収縮するために太くなる)を起こすために負荷をかけます。毎日やらず2回/週、72時間たってから次の筋トレをします。月、木というように間を空けてやりましょう。いまやってみようという人は来週になったらやっていませんよ。<笑い>老人同士で集まって学習の前にやる。それ以外のときは家でやりましょう。人と一緒にやると長続きします。

次回はこの続き、認知症予防についてアップしていきます。
















にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 10:11Comments(0)認知症を防止する

2011年07月31日

ひとりジャンケンで認知症を予防しましょう ♪♪

手間いらず、お金いらずの
「ひとりジャンケン」

両手と頭を使ってボケ・
認知症を予防する

              日本大学文理学部教授 森 昭雄




ひとりジャンケンのやり方


①右手は、グー、チョキ、パーの順に出し、左手はそれに対して必ず勝つようにして出す。
②グー、チョキ、パーを1回として10回行なったら、今度は①と反対に負けるように出すのを続けて10回行なう。慣れたら徐々にスピードアップしていく。





【ひとりジャンケン】は、両手を使って一人でジャンケンをするという、単純そうに見えて、ものすごく脳を使う動作です。両手を意識的に使うことで、脳の広い部分を働かせることができます。





現代人は歩く機会が減って足を使わなくなったといわれますが、実は手も余り使っていません。携帯メールやパソコンで手をよく使っているイメージがありますが、私は脳の活性化にはよくないと考えています。手の動きが小さいからなのか、反応が早すぎるからなのか、前頭葉も活性化しないし、脳の活動も低下してしまうのです。それはともかく、両手をよく使えば、脳の血流がアップし脳が若返ります。





予断ですが、ボケや認知症だけでなく脳梗塞の予防にも大変効果的です。統計的にも手を抑使う人は、脳梗塞になりにくいといわれていることからもうなずけます。【ひとりジャンケン】は血流アップだけではありません。ある一定のルールに従った働きをしている脳に対し、逆の指令を出すと、脳は軽い混乱を招き、戸惑いをみせます。その混乱を修正しようとするとき、前頭葉の特にイメージをつかさどる右側の部分が強く働くことが最近わかっています。つまり頭をよく使いながら、両手で色々な動作をするのが、脳の活性化に驚くほど役に立つということです。





【ひとりジャンケン】は年をとって動きがギクシャクする「加齢性不器用」の改善にも効果的です。これは前頭葉と、体の動きに関わる小脳の動きが低下して起こるものです。【ひとりジャンケン】は前頭葉と小脳の活性化を促すため、加齢性不器用を治すにはもってこいの動作です。毎日両手を合わせて20回ずつ、一日2セット行なえば脳は鍛えられ、若返ります。







<ホーム長のつぶやき>



皆さんやってみていかがでしたか。多分脳が混乱を起しできなかったのではないでしょうか。これも「反復練習」でできるようになるはずです。ちょっと暇になった時、頭の体操として両手を動かしてみましょう。もちろん私もできません。^混乱して勝つことはできても、負ける動作になるとさらに混乱してしまいました。頑張ってやってみましょう!















にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 10:18Comments(29)認知症を防止する

2011年06月12日

生活ワイド・高血圧は生活改善で下げよう!何故血圧上がるの

高血圧は生活改善で下げよう


何故血圧が上がるのか


日本には高血圧の人が多く、その数は4000万人とも推計されています。50歳以上では5割以上の人が該当するといわれる高血圧について、有楽橋クリニック林泰院長に聞きました。





正常な血圧は上が130未満、下が85未満(単位はmmHg)とされています。どちらかの値が上回ると、高血圧の治療対象となります。これは昼間病院の診察室で測定した場合で、病院意外で図ると低く出る傾向があるので、家庭など自分で図ったときは、それぞれ5づつ低い値が基準になります。




高血圧の原因は複合的で特定しづらいものがほとんどで、本態性(ほんたいせい)高血圧と呼ばれます。全体の9割以上が本態性高血圧と言われます。原因がはっきりしないものの、高血圧になる人は、食事などの生活習慣と、遺伝的な要因があることは分かっています。血圧が高くなる要素は、「血液の量が増える」「血液が流れにくくなる」の二つ。





血液量は、血液中の塩分が増えたときに増加します。塩分が高いと、体の他の組織から水分をおびき寄せるためです。単に水分を多くとっただけであれば、尿や汗などによって排出して調整するので、血液量は増えません。また、ストレスや睡眠不足によって交感神経が興奮し、血管が収縮すると血液が流れにくくなり、血圧が上昇します。食生活のほか、血圧を上げるきっかけとなるものには、起床、激しい運動、急に寒いところに出る、仕事、喫煙、いさかい(イライラ)、睡眠不足などが挙げられます。





怖いのは深刻な合併症


脳出血などを引き起こす


高血圧が怖いのは、高い確立で深刻な合併症を引き起こすためです。心臓は血液を通常よりも高い圧力で送り続けるため、負担が大きくなります。欠陥の壁にも高い圧力がかかって傷がつきやすくなり、その傷から血管が詰まったり、血液が流れにくくなったりすることがあります。さらに、傷が広がったり血管壁が弾力性をなくしたりして血管が裂け、出血することもあります。これが原因となりさまざまな合併症を引き起こすのです。





まず、脳出血を起こす危険性が高くなります。脳は動脈から細い動脈までの距離が非常に短く、血圧が細い動脈に直接影響しやすい部位です。くも膜下出血などは、命を落とす確立が高い症状と言えます。動脈の内皮細胞にひびが入り、動脈硬化が起こることもあります。脳動脈、冠状動脈、腎動脈など゙は高血圧によって動脈硬化を起こしやすい場所であり、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症(高血圧による腎血管病変)などにつながります。その他、心臓の壁が分厚くなる心肥大を起こすこともあります。





暑い季節の留意点


血圧は、朝目覚める少し前から、徐々に上昇し、高血圧の人は、起床と同時に急上昇します。心筋梗塞や脳卒中の発作は早朝のトイレで起きることが多いので注意すべき時間帯です。昼間は血圧が高くても、夕方から夜にかけて下降し、睡眠中が最も低くなります。





高血圧は一人一人の状況に合わせた指導が必要なため、ずっと見てもらえる主治医をもつことをお勧めします。加えて、家庭で同じ時刻に血圧を測るなど、自分で確認する習慣も必要です。





気温が高くなるこれからの季節は、通常血圧はいつもより下がります。ただし、汗をかくと血液中の水分が、失われて血液が濃くなって固まりやすく、脳血栓などを起こす可能性があります。十分に水分を補給しましょう。冷房の効いた屋内と暑い屋外のように、温度差の大きい場所の出入りは、急激な血圧の上昇・低下を招きます。エアコンの温度設定は、無理のない範囲で、外気温との差をできるだけ小さくしてください。





風呂について一言。ぬるめのお湯は血圧を下げます。ただし、冬場は脱衣場と浴室を暖めておくなど、温度差が激しくならないようにします。熱いサウナでは、最初に血圧が上昇し、やがて発汗によって血液が濃縮し固まりやすくなるので、高血圧の人には危険が伴います。







<ホーム長のつぶやき>


私も血圧が少々高めになってきましたので、食い入るようにこの記事を読んでしまいました。2人3脚でも血圧の高い人がいるので学んでみましょう。朝方、血圧が上昇する人が多いので起床時注意しなければいけません。高い確立で深刻な合併症に陥りやすいので注意しましょう。昨日のラジオで昨年熱中症で死亡した人は2000人と聞きました。今年は特に高齢で高血圧の人は水分不足による脱水によって心筋梗塞、脳卒中などに陥りやすくなる可能性が強いです。節電対策のため、扇風機やクーラーなど使わない人も増える可能性があり、今から、心配しています。高血圧は生活を改善するだけで下がるので私も注意して改善したいと思います。以前にもお話しましたが、体に良い水分補給の方法は水1リットルに対し大さじ3杯半の砂糖と小さじ1/2杯の塩、これだけで体に良い補水液の出来上がり。それにレモン汁など少々入れると飲みやすくなります。夜補水液が残っていたら思い切って捨て容器をきれに洗っておきましょう。節電対策の今年の夏、頑張って乗り切りましょう。












にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 08:00Comments(0)認知症を防止する

2010年06月08日

インフルエンザには梅干し

インフルエンザには梅干し
ウィルスの増殖を90%抑制





和歌山県立医大は1日、HIN1型のインフルエンザウィルスの増殖を抑える物質を、梅干しから発見したと発表した。世界で始めて見つかった物質で、ポリフェノールの一種という。エポキシリオニレシノールと名づけた。新型インフルエンザ(HIN1型)にも効果が期待される。




同医大の宇都宮洋才准教授(病理学)らは、梅干のエキスを、HIN1型のインフルエンザウィルスを感染させた細胞に加える実験を繰り返し、有効成分のエポキシリオニレシノールを特定。ウィルスを感染させた細胞にエポキシリオニレシロールを加えると、約7時間後にウィルスの増量を約90%抑えられたという。




宇都宮准教授は梅干しを1日に5粒ほど食べればウィルスの抑制が期待できる。昔ながらの日本食を見直すきっかけになれば」と話している。研究は、梅の産地である和歌山県の南部町と田辺市にある梅加工会社計5社が資金提供し、2006年から行われてきた。





マウスのがん治療で効果


理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの古関明彦グループディレクターらが、がんを攻撃する免疫細胞の一種「ナチュラルキラーT細胞(NKI細胞)から人工多能性幹細胞(Iips細胞)を作製、このips細胞からNKT細胞を多量に作るマウス実験に成功したと発表した。




NKT細胞はがん細胞を直接殺すほか、免疫に関わるほかの細胞を活性化させ、がん治療に有効とされるが数を増やすのが難しかった。同センターの渡会浩志上級研究員は「人への応用を目指したい」と話している。








にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 11:29Comments(0)認知症を防止する

2010年06月07日

予防のためのストレス学

予防のためのストレス学
                      (畔柳修 ・ライフデザイン研究所所長)


周囲による支え
相手の立場に立って



ストレスの原因となるすとれっサーガ存在すれば、誰でも必ずストレス反応が出るとは限りません。ストレスの衝撃を和らげるクッションと成るものがあります。このクッションとなるのが周囲の人々による支え{サポート)です。




ストレスに強い人とは、自分ひとりでストレスに耐え、じっと我慢する人ではありません。一人で黙々とストレスを抱え込むのでなく悩みをオープンにすることによって、周囲から情報やサポートを得ようとする人なのです。




支えてくれる人(サポーター)が複数いると、一人では対処が難しい悩みも受け止めてもらいやすくなります。ですからお互いに支えあえるような相手を選ぶことがコツです。例えばどんなに親しくしても自分で事業を起こして興奮している友人に、「会社のボーナスが低かった」と不平不満を言っても、分かりあえないかもしれません。




子供が中々出来ない人に子育ての大変さを愚痴るのも無神経でしょう。最も大切なことは、「相手の立場」に立とうとすることです。それによってサポートしてくれる人があなたの心の支えとなるばかりでなく、あなたもこの人たちのサポーターになることが出来るようになります。




そのためには、GIVE&GIVEN(与えれば与えられる)のスタンスに立つことですサポートしたのだからサポートしてもらえるはずだ」と言う打算的な関係ではなく、「結果としてサポートしてもらえるのだ」という姿勢です。ストレスがたまっていると、支えることよりも支えてもらうことになりがちです。だからこそ日ごろから、「サポートすることを優先するようにしたいものです。周囲の人たちからの支えは、「人と共に」「お互いに」というスタンスで付き合いことで生まれるのです。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 19:35Comments(0)認知症を防止する

2010年05月15日

予防のためのストレス学

予防のためのストレス学
                       (畔柳修・ライフデザイン研究所所長より)

「悩みタイム」だけ悩む


私はメンタルヘルスに関する講演でよく「悩みタイムの設定」と「心の線引き」を勧めています。「悩みタイム」とは、毎日同じ時刻、同じ場所だけで悩むことにするというアイディアです。悩みやフラストレーションを感じたら、悩みの内容を紙などにメモしておいて、悩みタイムになるまでは、そのことを忘れてしまいます。設定した時間になったら、自分の悩みに全神経を集中させ、終了したらその場を離れ、悩みのことはきれいさっぱり忘れます。






このアイディアは、先延ばしするだけのテクニックですが、悩みの大半はこの時間を迎えるまでに大きな悩みではなくなっています。私たちは職場のストレスを家庭に持ち込み、家族に八つ当たりするなど、一つのストレスが次のストレスを誘発させてしまうことがしばしばですが、そういった悪循環を断ち切るアイディアとして勧めているのが、「心の線引き」です。





例えば、夫婦などで旅行に出掛けるときには、日常の出来事は自宅においていきます。玄関を1歩出たら、我が家のことは振り返らないようにします。いくら気がかりなことがあっても、それはわが家に帰宅してから思い出せばいいことですから、旅行を楽しむためにも日ごろの生活の延長を持ち込まず、新鮮な感動や体験を満喫しましょう。もしあせって考えても仕方がない、考えがまとまらず堂々巡りをしていると感じたら読書や料理など自分の好きな何かに一点集中してみましょう。





特に何かを制作する行為は、その結果を具体的に目の前で実感することができるので、達成感や満足感も味わうことができます。あなたのライフスタイルや状況に合わせて、取り入れていただけたら幸いです。





納得です。私もこの方法を取り入れて実践しています。神経を集中させるのにとっても役立ちます。いいアイディアが浮かばないときは違う仕事に熱中したり自分の好きなことに熱中するように自分自信の気持ちの持ち方を替えています。是非皆さん「心の線引き」を実践して見たらいかがでしょうか。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 09:17Comments(4)認知症を防止する

2010年05月10日

アルツハイマー型認知症の治療薬が相次ぎ販売に

アルツハイマー型認知症
治療薬相次ぎ販売へ



以前から望まれていた待望の薬がようやく日本でも服用できることになりました。
その方に合った薬が選択できるようになりました。嬉しいことです。今までアリセプトだけでしたから、アリセプト3㎎、5㎎、7.5㎎、10mgと服用されている方が多いです。




高齢化の進行に伴いアルツハイマー型認知症が増加して需要像が見込まれることから、製薬会社は治療薬を2011年にも相次いで国内で発売する。国内では現在、エーザイの「アリセプト」しか販売されていない。各社はアリセプトとは異なるタイプや貼り薬型を発売してシェア獲得を目指す。



第一三共は、アリセプトと作用仕組みが違う「メマンチン」の販売承諾を申請中。米ジョンソン・エンド・ジョンソングループのヤンセンファーマ(東京)は、認知機能に重要な役割を果たす物質の分泌を促すという「ガランタミン」を販売する。武田薬品工業と共同で販売する。




貼り薬型「リバスチグミン」を販売すのは、ノバルティスファーマ(東京)と小野薬品工業。背中などに張って使う。「認知症患者は薬を飲んだことを忘れてしまうことがあるが、貼るタイプなら使用を確認できる」(ノバルティス)という。



エーザイは国内のアルツハイマー型認知症患者数を約130万人と推計。「増加の一途をたどるだろう」と予測している。これらの薬は進行を遅らせるだけで、根本的に治療できる薬は実用化されていない。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ




  


Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(3)認知症を防止する

2010年05月09日

予防のためのストレス学

予防のためのストレス学
                       (畔柳修・ライフデザイン研究所所長より)


コントロールできない他人
間違ったら引き返す



大リーガーの松井秀喜選手は著書「不動心」の中で「野球は失敗のスポーツ」という趣旨のことを書いています。バッターは3割打てば一流ですが、別の言い方をすれば、7割が失敗。この失敗と上手に付き合うには、過去はもうどうにもならないので、今、自分にできることに集中するしかないとも書いています。




ライバルの成績も自分ではコントロールできません。逆にコントロールが可能な自分のことを考えると集中力が増すわけです。タイトル争いという周囲からの余計なプレッシャーを振りほどき、自分にとって最高のパフォーマンスを出せるように自身のことだけに集中してプレーすることで、結果がついてきます。



自分以外はコントロールできないことばかりです。時間、他人、世の中、どれも思いどうりなりません。コントロールできるのは、自分の行動や態度、考え方などだけです。だからこそ、自分にコントロールできないことは悩まないでおきましょう。



私は余り決断することに悩むことはありません。もし間違っていたら、引き返せばいいと思っているからです。長い時間をかけて考えても結果はそう大きく変わりません。だったら早く歩きだした方が、引き返す時間がたっぷり取れます。そしてそれが私のゆとりとなります。



多くの人は自分が投げたボールがどこへ飛んでいくか(結果)ばかりを気にしているように思えます。私は納得してボールを投げたらあとはあまり気にしません。結果ばかり気にすることよりも、歩み出した自分の納得感を大切にしているからです。



人生、全戦全勝なんてありえません。人生は5勝4敗1分けくらいがちょうどいいと思うのです。そうすると4敗1分けできるというゆとりが生まれます。また、その分、人に優しくなれるような気がします。



この記事を読んだ時、安堵感を抱いてる自分がそこにいました。  納得です。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ




  


Posted by 2人3脚 at 09:35Comments(6)認知症を防止する

2010年04月23日

予防のためのストレス学・自分の価値観を読み取る

予防のためのストレス学
                             (畔柳修・ライフデザイン研究所所長)



自分の価値観を読み取る


人間関係は個人の価値観と関連していることが多いものです。同じ出来事であっても、人によって感じ方が異なるのはこのためでもあります。人間関係を大切にしたい人にとって、ギクシャクした職場の人間関係は、ストレスをためますが、人間関係に関係のない人はさほど気になりません。




もしいまあなたが強いストレスを感じているとしたら、それはあなたにとって重要な事柄です。どのように重要なのか考えることによって、ストレスを乗り越える“気づき”が得られるかもしれません。大事にしたい価値を把握してもらうために私が使っているワークシートがあります。




企業ですと、「入社してから今日まで記憶に残ることを書き出してみましょう」と持ち掛けます。時系列に横に列挙してもらった後は、そのときの自分の感情を曲線で表現してもらいます。充実(満足)していた時期は山に、落ち込んだことは谷にします。




書き上げた後、シートの読み解きをするのですが、山は自分が大切にしていることが満たされた時であり、谷は満たされていなかったときといえ、そこから自分の価値観を読み取ることができます。「人事異動がプラスになる人もいるんだ」などと、自分と違う価値観をもっている人の存在にも気づき、自分の心の理解につながることがあります。




価値観は、私たちの感情の動きを察知するアンテナのような役割は果たしてくれ、価値観も理解しておくことでストレスのコントロール感が高まります。「なぜこれくらいのことで悩んでいるのだろう」と思わせる仲間が周りりにいたとしても、その事柄はその人にとって重要なことなのです。





悩んでいる本人がその重要性に気づかず「こんなことくらいで」と自分を責めているかもしれません。その重要性の意味を一緒に考えてあげられる存在でいてください。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ




  


Posted by 2人3脚 at 23:25Comments(0)認知症を防止する

2010年04月17日

予防のためのストレス学・気分日記

予防のためのストレス学
                         (畔柳修・ライフデザイン研究所所長)



「気分日記」の勧め
自分の気持ちの整理


「こころと体の健康」を保つための第一歩は、いつもと違う自分に気付くことです。自分の心がどのような場面で、どんな刺激(ストレス)」を感じると、自分がどのような状態になるのかを理解しておくこと、意識的に気持ちをコントロールすることができます。方策として、その日の気分を天気に変える「気分日記」をつけることをお勧めします。



例えば、晴れ=気分良好活気あり、曇り=やや抑うつ、雨=憂うつで最悪な気分、晴れ時々曇り=気分は穏やか・活動意欲はイマイチ。など主観で書きつづってください。気分の原因を無理に突き止めようとせずに結構です。気分を比喩にして書き出すという作業は、自分の気持ちを整理することに役く立ちます。




私が担当するある企業の新入社員研修では、各人がつける業務日誌に「気分日記」を書き込むコーナーを設けてもらっています。あめなどの天候、のマークが書いてあり、どれかを○で囲んでもらい、負担にならない程度にコメントを添えるスペースを設けています。




新入社員は学生から社会人に移行する大きな転機にあり、かなりのプレッシャーを感じているからですn。会社の健康管理部門がメモの経過を見守り、早期のサポートに生かしています。




自分の感情を文字に変える家庭で、私たちは無意識に「外の目」を使っています。「外の目」で自分を捕らえると客観的に物事が判断でき、距離を置いたところから自分を見つめ直すチャンスが生まれます。悩んでいる自分をただ厳しく裁いたりせず、ありのまま受け入れて大切にする姿勢も芽生えてきます。





その結果、何をすべきかが明確になり、解決への糸口を発見できることがあります。自分のスランプには周期があると分かれば、気分が落ち込んだときも「いつものスランプ」と考え、悲観的にならずに済みます。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ



  


Posted by 2人3脚 at 09:37Comments(0)認知症を防止する

2010年04月13日

ストレスとは上手に付き合おう

ストレスとは上手に付き合おう
                           (大阪人科学大学・山田冨美雄教授より)



遠回りも豊かな経験



気候と同様に、年度の始まりは何かと暮らし向きが不安定になりがちなもの。思いがけないストレスを感じ、体調を悪くする場合もあります。今回は、こうしたストレスと上手に付き合うコツなどについて、大阪人間科学大学・健康心理学科長の山田冨美雄教授に聞く。




「木の芽時」と言われる春は、身辺変化や、新しい観光のミスマッチ(不適合)などから、ストレスを感じやすい時節でもあります。新入生や新入社員が“こんなはずじゃなかった”と落ち込んだりする姿も、5月頃よく目にします。こうした時期に、ゴールセッティングと旅の話。端的に言えば、“ゴールを設定し、道草を楽しもう”と言うことです。




夏目漱石の作品に『道草』と言う小説があります。振り返って、人生こんなはずじゃなかった。主人公の大学教員・健三ならずとも、誰れもが思いがちですが、しかし、現実の人生とはそういうものであると、人は経験を重ねながら分かってきます。自分が本当にやりたいことはなんだったのかと思い起こせば、それらは少ししか達成できず、遠回りばかりしているように見える。




しかしながら、自分の思い描いた目的の道筋があるなら、道草しても、ゴールヘ向かって歩いていけばよいのです。これが漱石のいうところの、「自己確立への道」ではないかと思います。道草と言うものを徹底してやってみるのが旅でしょう。日常から離れ、見知らぬ所へ足を踏み入れ、未知の事柄やトラブルとも遭遇する。旅は意外とストレス要因に満ちていますが、帰宅してみると、やはり“行ってみてよかった”と感じるものです。



人生もまた同じく、道草をしながらたどり着く“心の旅路”ではないでしょうか。そして道草があるから、人生の旅路も豊かな経験になるのです。身辺の変化に体調を崩してしまいがちな春は、こうした自分本来の目的観や願望に立ち返った上で、道草をしながら進んでいけばよい、と思い直すことが大切です。



先手を打ち、楽観的に

道草を楽しむためにも、先を見据えたゴール設定が大切です。自分の将来をイメージした道筋が明確にあるからこそ、途上を柔軟に歩んでいけるのです。学生であれば4年後に卒業し、望む職業に就き、20年後には家を建て、60歳には子供を社会に送り出して悠々自適の生活を送る。こうした長期のことを思い描きながら、10年、5年、3年、一年、半年、3ヶ月、1ヶ月・・・と、期間ごとの課題を設定します。



こうしたスケジュールや時間の管理ができるというのは、ストレスと上手に付き合っていくということに深く関係しています。先が読めるというのは、まさに“先手を打つ”という予防的な対処ができ、突然の事態によるストレスを軽減できます。また、長短両法の尺度で自分の課題がみえるということは、それだけ自分を客観視でき、コントロールが出来ることにつながります。



その上で、思うにまかせないで遭遇するのは、現実的に避けられないと予測しておく。こうしたポジティブサイコロジー、つまり楽観的な心の持ちようが大切です。ストレスに強くなるのは「あまりきまじめにならない」ことも重要です。どんな事態もユーモアあふれる受け止め方をし、“笑い飛ばして交わす”ことは大変有効です。









にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ



  


Posted by 2人3脚 at 12:11Comments(6)認知症を防止する

2010年04月10日

予防のためのストレス学

予防のためのストレス学

能力発揮に欠かせない
                          (畔柳修・ライフデザイン研究所所長)


ストレスを簡単に言うと「刺激を受けたとき生じる心や体のゆがみ」のことです。専門用語ではこの刺激のことをストレスッサーといい、心身のゆがみはストレス反応といいます。ゴムホースを指で押した場合と同じように、私たちの心や体にもゆがみが生じてきます。そしてその圧力が強すぎたり、あまりにも長く続いたりするとゴムホースが破裂するように、私たちの心や体も悲鳴を上げ、病気になってしまうのです。



「ストレスはないほうが良いもの、悪いもの」と一般的に思われていますが、「ストレスは人生のスパイス」ともいわれます。料理にスパイスが欠かせないように、私たちの人生にもストレスは欠かせません。もしも、仕事は楽で暇、周りの人はみな自分の思い通りに動いてくれる・・・という状況になったら、楽しいでしょうか?



はじめは「楽でいい」と思うかもしれませんが、徐々に退屈でやりがいを感じず、働く気力も衰えてくるでしょう。普段忙しく働いているからこそ、骨休めの休日が楽しみになり、リフレッシュ効果が現れるのです。



自分の能力を十分発揮するには、ストレスはむしろ必要といえます。それを端的に示しているのが、競技前のスポーツ選手です。ストレスによって心身の状態が最高潮に達していれば、それだけ素晴らしい成績を残せる可能性が高くなるからです。スポーツ選手ならずともビジネスマンがよい成績を残そうと思ったら同じことがいえます。



体内でストレス反応が起こり、それが最適なレベルに達したとき、高い能力が引き出されます。これは生物学的には「ストレス」ですが、むしろ「チャレンジ」と呼ぶほうが正確かもしれません。台風や北風が木の根を育てるように、ストレスは困難な状況を乗り越え、私たちを成長させ、満足をもたらしてくれるものなのです。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 08:28Comments(4)認知症を防止する

2010年03月21日

認知症の予防と備え パート2

認知症の予防と備え パート2

“どんな人でも”との心構えを
(『認知症ケア新常識伊刈弘之著・日綜腱、『スーパー図解 認知症・アルツハイマー病』伊藤英喜・栗田圭一監修)


認知症は初期の頃から薬を使用すれば、ある程度、進行を抑えることができるといわれています。そのためにも、多くの病気と同じく、早期発見が大切です。前回に続き、認知症の備えについてまとめてみました。



「中核症状」と「周辺症状」

認知症の症状は2つに大別されます。脳の認知機能の直接的な症状としての「中核症状」とそれが原因となって日常生活に支障となる「周辺症状」です。主なものは以下の通りです。

●中核症状
・記憶障害・判断力障害・日付や居場所が分からない(見当識障害)・道具の使い方や物の名前、それが何であるかが分からないなど(失効、失語、失認)

●周辺症状
・徘徊・暴言や暴力・多弁多動・幻覚や妄想・失禁や不潔行為




いずれも、日常生活に少なからず支障をきたすことになり、本人はもちろん、一緒に生活する家族の負担も増えることになります。



新たな薬の承認申請も


現在、残念ながら完治させる薬はありませんが、中核症状の進行を遅らせる薬は、すでに開発され、治療の現場でも使われています。国内で唯一、認可されている『ドネベジル」(製品名アリセプト)は、軽度から中度に対し、効果があるとされています。さらに今月、欧米で広く使用されている「メマンチン」と「ガランタミン」が製造する製薬会社によって薬事法に基づく承認申請が出されたと報道されました。



メマンチンは、中度から重度の患者に対して効果が期待できるといわれています。承認されれば国内患者に対して薬物療法の選択肢が、より一層増えることになります。




生活支援は知恵を借りて



認知症患者の生活支援をスムーズに行なうポイントとして、周囲の家族が理解しておくべき点がいくつかあります。以下のような点はあくまで例であり、実際には個人によって異なります。専門家の知恵を借りると、良い解決方法が見つかる場合があります。




●食事


認知症では自らの体調を性格に表現できないことがあります。急に食事の量が減ったり、なかなか食べなかったりする場合、循環器や感染症など、他の病気の可能性もあります。




●入浴

入浴を断られた場合、いったんは引き下がり、数分後に再び進めて見ましょう。これを繰り返しているうちに、成功することがあると思います。また、寒い脱衣場では暖房を効かせておくこと。自ら脱ごうとすることもあります。




●住居

必要に迫られて家を新築したり転居したりすることがあります。このような場合、急な住環境の変化が患者の生活全般に影響を及ぼすことがあります。生活用品や室内配置を、できるだけ以前と同じようにすることが、早くなれるコツだといわれています。




●こだわり

ケアする家族やスタッフ、方法について、こだわりを見せることがあります。これらを観察し理解して対処するとスムーズにいくともあります。



初期症状を見逃さない

他の病気と同様、認知症の場合も、早期に発見して、早期に治療を開始することが、症状の進行を抑えるカギとなります。進行を少しでも抑えられれば、周囲で支援する家族等の負担も、それだけ軽くなる可能性があります。ちなみに認知症の初期症状には、以下のようなものがあります。

●何度も同じことを言う

●日付や時間、人の名前が分からなくなる

●金銭管理ができなくなる

●不安から落ち込んだりイライラしたりする




これらの症状を感じたら、自発的に診断を受けることが、早期治療、ひいては認知症の進行を遅らせることにつながります。初期の頃は自分で気付くこともあるはずです。しかし、そのときは誰もが不安を感じ、受診をためらってしまうでしょう。



認知症は決して特別な人が発症するものではなく、誰にでも起こりうるのだという心構えが必要かも知れません。そして、重症化する前に、早めの受診を心がけたいものです。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ





  


Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(0)認知症を防止する

2010年03月20日

認知症の予防と備え パート1

脳細胞と血管を守る食生活


認知症の予防と備え 
気づいたときから始めよう!

                     (法研、「ぼけない食べ方」伊藤晴夫書グラフ社など参照)


認知症は、急に発症するものではなく、何年も積み重ねられた生活習慣と、体質など遺伝的な要素が深く関係していると考えられています。ある意味で、誰の身にも起こりうる加齢現象の一つといえます。認知症予防と備えについて2回に分けて掲載します。




アルツハイマー型が半数


認知症は脳の神経に障害が生じ、記憶や思考、行動をつかさどる脳の機能が徐々に失われていく病態のことです。脳の神経細胞が破壊されて減少する「アルツハイマー型」が約半数を、残りの半数以上を脳卒中などの脳血管障害を機に発症する「脳血管性」が占めています。そのほか「レビー小体型」などがあります。



アルツハイマー型患者の脳を調べてみると、ベーターアミロイドという異常蛋白質が多く蓄積されていることが分かっています。これが神経細胞を圧迫し、認知症を発症すると考えられています。一方脳血管性の発症には、食生活や運動といった生活習慣が深く関係しています。高血圧、脂質異常症、高血糖、肥満、といったメタボリックシンドロームの要素が脳血管障害を引き起こしやすくするからです。なお、中には、慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症による認知症など、手術で症状が軽減、または、治るものもあります。



魚、野菜などをバランス良く

認知症を防ぐには、食生活が重要です。以下のような食材や栄養素が有効とされています。しかし、どれか一つを極端に多く摂っても効果は低く、むしろ毎日少量ずつでもバランスよく摂ることこそ、大切だといわれています。

◎魚

魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が多く、含まれ、中性脂肪を低下させる働きがあります。



◎緑黄色野菜


色の濃い緑黄色野菜はベーターカロチンなど、脳細胞を活性酸素から守る抗酸化成分が豊富です。



◎オリーブ油


主に「地中海食」で多く使われるオリーブ油には、身体にいいオレイン酸が多く含まれ、抗酸化作用もあります。




◎ポリフェノール

食物の色素成分のことで、抗酸化作用があります。赤ワイン、ブルーベリー、緑茶、サツマイモなどに豊富



◎カレー

インド人はアルツハイマー型認知症の発症率が低いことで知られています。これはカレーの中のターメリックというスパイスに含まれるグルクミンという成分が、ベーターアミロイドの沈着を防ぐといわれています。



◎アルファーリノレン酸


クルミなどのナッツ、しそ油、ホウレン草などに多く含まれるアルファーリノレン酸は、中性脂肪や、炎症、血栓を抑える作用があります。



甘いもの、塩分、酒、タバコは控える

一方注意したい食べ物や習慣には、以下のようなものが挙げられます。

▼甘いもの

甘い物の食べすぎは肥満を増長し、高血糖を招きます。糖尿病は血管や神経が傷つきやすくなる、代表的な病気の一つです。



▼塩分

日本人が多く摂りやすいのが塩分です。特に高血圧の人は、十分に注意する必要があります。



▼酒



脳はアルコールの影響を受けやすく、多量のアルコールは脳を萎縮させ、認知症を引き起こしやすくするといわれています。



▼たばこ


たばこは、まさに百害あって一利なしです。一酸化炭素をはじめ、有害物質が脳の神経に影響します。これは受動喫煙であっても同様です。



人とのかかわりで活性化

頭を使うためにも外出する



認知症予防のためには、食生活以外にも、適度な運動が欠かせません。。運動は肥満を防ぎ、メタボリックシンドロームを改善します。また、地域の集まりに参加したり、友達と会って趣味を楽しんだりといった、他人と関わるような活動も、認知症を予防し、進行を遅らせるのに大変有効だといわれています。






例えば外出のために準備をし、服を選び、道順を確認するといった行動は、それ自体、脳の活性化につながります。また、待ち合わせ場所まで、足を運ぶことは、自然と脳を活発に働かせると同時に、十分な身体の運動にもなります。こうした習慣は、すぐに身につくものではありません。しかし、決して遅すぎるということもありません。気がついたときから心がけていきたいものです。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 08:16Comments(4)認知症を防止する

2009年12月25日

年末年始を事故無く過ごすために

寒さが厳しくなってきました。各地で記録的な雪が降るなど、いよいよ冬本番です。健康に過ごすためにいくつかのポイントを確認しておきましょう。


起床時、トイレ、風呂場は特に注意を

この時期、特に注意したのが、脳卒中や心筋梗塞といった、血液循環や血管に起因する発作です。急激な温度変化が、これらの引き金になることがあるからです。体の状態や温度が急に変わるような状況では、注意が必要です。



例えば早朝や、起床時は、布団の上で状態だけお越し、しばらく時間をおいてから立ち上がるなどの動作を心がけるようにしましょう。就寝中の夜中、トイレに立つときは、衣類を1枚多く羽織り、廊下を歩くときもスリッパや靴下をはいて出られるよう、あらかじめ準備しておきたいものです。


風呂場の脱衣所での事故も少なくありません。湯船にゆっくりつかった後は、血液の循環が良くなり、体もホカホカと温まっています。そうした状態で急に寒い脱衣所を出るのは大変危険です。出る直前だけでも簡単な暖房器具で脱衣所を暖める工夫をしましょう。勿論温かい室内から寒い戸外に出る時も同様です。防寒具の備え方も 万全にしておきたいものです。



もしも家族や知り合いが自分の周りで倒れてしまった場合は、落ち着いて大きな声で呼びかけ意識と呼吸、脈等を確認します。そして意識も無く呼吸も無いか、あってもおかしな呼吸をしているときは、すでに心臓が止まっていることも考えられます。そのような場合はすぐに救急車を呼び、あればAED(自動対外式除細動器)を探します。



それらが到着するまでの間、心臓マッサージを行います。心臓マッサージは倒れた人を仰向けに寝かせて、両手の付け根を重ねるように胸の中心付近に置き、上体を預けるようにして1分間に100回程度のペースでおこないます。なお国内外の報告や専門家によると、必ずしも人工呼吸は行わなくても心臓マッサージだけでも効果は十分だといいます。



また最近AEDの電極や電源の使用期限が過ぎていて気がつかなかったために、いざと言うときに作動しなかったと言う事故も起こっています。管理者は今一度それらの点検を望みたいものです。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 12:14Comments(2)認知症を防止する

2009年10月21日

認知症予防10か条 第10条くよくよしない

認知症予防10か条
                                      (認知症予防協会より)

第10条 くよくよしないで 明るい気分で生活を


人との付き合いで起こる些細なトラブルや気持ちの行き違い。毎日の生活で起こる出来事などにとらわれて、いつまでもくよくよと考え込まないこと。ストレスをため込まずに現実的に物事を処理していく心構えが大切です。



気分の落ち込むうつ病は感情の病気です。認知症とはまったく違った心の病ですが、年をとってからのうつ病は、気力の低下、注意力の衰えのために頭の回転が遅くなったり、物忘れがひどくなるので、一見して認知様の症状になることがあります。これは仮性認知症といって、真の認知症ではありませんうつ病が治れば、また正常に戻ります。



しかし、何度もうつ病を繰り返していると、高齢になるほど脳の神経細胞は障害を受けやすいので、やがて本物の認知症になってしまう可能性があります。高齢者では、親近者との死別や定年による退職、身体の健康を失うなど、喪失体験が続いて起こることが多く、これらを契機にしてうつ病や気分の落ち込みを起こしやすいといわれています。



うつ病は身体の免疫機能を低下させ、気力の低下や食欲の低下を伴うので、体力も消耗して、寝たきり状態になることがあります。寝たきり状態は認知症に通ずる近道です。不幸にしてうつ病になったら、早期に治療をすることです。何よりも大切なことは、普段から明るい気持ちで過ごすことに努めて、心の健康を高めることは、認知症予防として大切なことです。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 08:00Comments(0)認知症を防止する

2009年10月19日

認知症予防10か条 第9条 いつも若々しくおしゃれを

認知症予防10か条
                                (認知症予防協会より)

第9条 いつも若々しく おしゃれ心を忘れずに


気持ちが老け込むと何をするにもおっくうになります」。おっくうになると外出するのも面倒になり。つい、家に閉じこもって、愚痴ばかり言っている。ということになりかねません。生き生きした感じがなくなります。これでは若い人たちも敬遠してしか寄ってきません。




心をいつも若々しく保つためには、いつでも考えを柔軟にもつことです。何かにこだわってくよくよ悩むことは』、ほどほどにしておきましょう。そしてここはひとつ、気分を一新して、思い切って、若い人たちと一緒に、何か新しいことに取り組んでみましょう。



どんな些細のことでも結構です。若い人たちも、あなたの人生経験がいかに貴重なものであるか分かれば、あなたをみる目が変わってくるでしょう。生き生きした態度や表情は、あなたをさらに魅力的なものにします。いつも輝いていましょう。




身だしなみにも気をつけて、ちょっとしたおしゃれ心も必要です。ユーモアの心も忘れずに、楽しいときには、遠慮することはありません。鼻歌のひとつも歌ってみましょう。認知症はこのような心に最も近づきにくいものですから。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(0)認知症を防止する

2009年10月15日

認知症予防10か条 第8条こまやかな気配り

認知症予防10か条

第8条 こまやかな気配りをしたよい付き合いを


相手の心に添い、細かい点まで優しい心づかいをして(理解と受容)、情緒的なゆるやかな信頼と平和な人間関係(なじみの心の結びつき)をもつことは、安心・安住の生き方に最も必要なものです。



そうでなく、自分本位で一方的、頑固で偏屈な態度での人への対応は、上下的な力関係の厳しい対人関係となり、対立的な支配・服従のような中で極端化すると、独りよがりや孤独(閉じこもり)となり、不安、不満、不信が多く、柔らかな人間関係が失いやすくなります。これによる心の困惑・混乱は、生き生きとした自主的な生き方を失わせ、知的な人柄や、活動の減弱、まとまりを欠き(解体)認知症化を促進したりします。



生きる頼りのよりどころ(生きがい)、特にその人との付き合い(コミュニケーション)は、好ましい人間性をはぐくみ、自由に知的能力を発揮できてぼけに対抗する健全な精神生活が維持できます。よく言われるように、「自分のまわりに、いつもよく話せる人が20人以上いるか」ということは、自らに振り返ってみる必要があります。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ











りの拠り所  


Posted by 2人3脚 at 11:13Comments(0)認知症を防止する

2009年10月12日

認知症予防10か条 第7条 考えをまとめて表現する習慣を

認知症予防10か条
                                    (認知症予防協会より)

第7条 考えをまとめて表現する習慣を




少しでも頭の衰えを防ぐためには、積極的に頭を使うことが必要です。しかし、その場合漠然と頭を使うのでは、あまり脳への刺激とはならず、活性化をもたらしません。



例えば、テレビのドラマや映画を見ても刺激を受けることになりますが、ただし字を追うだけではあまり頭を使うことにはなりません。その内容や感想、批評を自分で考え、まとめて表現することが、あれこれと頭を使うことになり、脳の活性化に役立つことになります。書物を読んで考えをまとめることはさらに良いです。


仕事を離れ、趣味として短歌や」俳句ををしているお年寄りは、自分で見たこと、感じたことを適切な短い言葉で表現していますが、上手に頭を使っていることになります。また、将棋や碁も頭を使うことでは脳の活性化に役立ちます。



認知症予防には、頭を使い、脳の神経細胞を刺激し活性を与えておくことであり、それには日ごろから何事も考え、それをまとめ表現する習慣を身につけておくことが大切です。例えば、毎日日記を書く、それも1日の出来事と感想をまとめて表現する、親戚や親しい友人に自分の近況を手紙に書いて出したり、読書の後には感想を書くことは誰にでも出来る認知症予防の1つです







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 13:17Comments(2)認知症を防止する

2009年10月09日

認知症予防10か条 第6条 興味と好奇心をもつように

認知症予防10か条
                            (財団法人認知症予防協会)

第6条 興味と好奇心をもつように

きおくのっ前段階には、除法の登録がまず行われます。この際に注意の集中と持続が必要になります。注意が散漫になっていると、新しいことを見聞しても、いわば上の空という状態で、情報が神経細胞に入ってこないことになります。そして情報の登録が正しくなされなければ判断も適切に行われませんので、ぼけの発症につながることになります。



興味というのは、楽しい、おもしろいということが背景にあります。また好奇心は未知のものを知りたい、あるいは探りたいという意欲があります。そして、興味も好奇心も前向きの積極的な注意の持続を必要とします。したがって、自分のライフスタイルに興味と好奇心をもっていることはぼけの防止につながるといってよいのです。



私達の心の体験として、没頭体験と見通し体験があります。
没頭体験とは、一つのことに熱中していく体験で、新しい技術を習得するときなどに経験します。
見通し体験とは、自分の現在の作業や行為がどのような結果を生むのかを推測するもので、これによって私たちは自分を客観視、必要ならば軌道の修正を行います。




しかし、見通し体験ばかり多くなって、没頭体験がなくなるのは考えものです。没頭体験には、なんといっても興味と好奇心がが必要な条件になります。興味やボランティア活動、あるいは社会参加は脳の活性化につながり、ぼけの予防に大切な役割を果たすことになるでしょう。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ  


Posted by 2人3脚 at 16:33Comments(2)認知症を防止する

2009年10月03日

認知症予防10か条 第5条転倒に気をつけよう

第5条 転倒に気をつけよう
     頭の打撲はぼけ招く

                          (ぼけ予防協会より)


アルツハイマー病の危険因子として、内外の疫学的調査で共通し、第一番に挙げられるのは頭部外傷に既往です。頭部外傷といっても、脳震盪のように脳の組織に特に損傷を与えないもの、また、脳挫傷といい脳組織に損傷を与えるものもあります。
また、臨床的には意識喪失にあった場合、なかった場合などその重症度にはいろいろさがあります。



もう一つは“挙闘家痴呆”という言葉です。反復して東部に外相を受けたために挙闘家に出現する地方です。つまり頭部外傷と痴呆の関連をずばり示す病名です。



アルツハイマー病の脳の変化として、老人斑及びアルツハイマー原繊維変化というものが出現し、これが診断の基準となっています。挙闘家、特にノックアウトが多かった例では、年が若いにも関わらず、これらアルツハイマー病と同じ変化が出現することが観察されています。


転倒を避け得る方法はありませんが、普段から運動をして、身軽に体を動かせるようにしておくことが望まれます。つまり、転倒に際し、できるだけ頭部を打たないように身をかわすなど、機敏に反応できるように、普段から鍛えておくことが大切です。



また、家庭内では段差を少なくし、滑りやすいところには滑りにくいものを敷くなどの工夫をする。薄暗いところでつまずかないように適切な証明をつけるなどが望まれます。また、必要に応じて早めに杖を使うこともよいことです。



「老人斑」とアルツハイマー原繊維変化

アルツハイマー型認知症になった人の脳には、普通の人にはかなり少ない二つの組織学的変化が出現する。一つは老人斑という脳のシミ、もう一つは神経細胞の中にできる「とぐろ」状(アルツハイマー原繊維変化)のものが見られる。これが代表的な変化。これが脳の組織を少しずつ壊し、死滅させると考えられている。老人斑はベータ、とぐろ繊維はタウというたんぱくがそれぞれの主成分で、なぜ、こんなたんぱくが作られて脳にたまるのか、また、人によってたまり方が違うのか、今のところ解明されていない。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(0)認知症を防止する

2009年09月16日

認知症予防・認知症にならないための10か条

認知症にならないための10か条

認知症の予防については、いくつかの提案が公表されています。なかでも、アメリカ・アルツハイマー病協会が提唱する「脳を守る10か条」は分かりやすくまとめられています。

脳を守る10か条


第1条 頭が第一

 健康は脳からです。最も大切な身体の一部である脳を大切にしましょう。

第2条 脳の健康は心臓から 

心臓によいことは、脳にもよろしい。心臓病、高血圧、糖尿病、脳血管障害にならないように、できることを毎日続けましょう。これらの病気があると、アルツハイマー病にもなりやすいのです。

第3条 自分の値を知ろう

体重、血圧、血中コレステロール、血糖が望ましい値であるか知り、よい値に保ちましょう。

第4条 脳に栄養を

脂肪が少なく、酸化を抑える抗酸化物(ビタミンEなど)が多く含まれる食品をとりましょう。

第5条 身体を動かす

運動は脳の血液の流れをよくし、脳細胞を刺激するそうです。一日に30分歩くなど、こころと身体を生き生きとさせましょう。

第6条 こころのジョギング

脳を生き生きとさせるため、物事に関心を持ち、脳の活力を高め、脳の細胞と細胞ののつながりを強めると余力が生まれます。読む、書く、ゲームをする、新しいことを学ぶ、クロスワードパズルをするなどして見ましょう。

第7条 ほかの人とのつながりをもつ

身体とこころと社会の3つの要素を組み合わせた社会的活動は、認知症を防ぐもっともよい方法です。他人と付き合って語り合い、ボランティア活動や趣味のクラブに参加して学習するのもよいでしょう。

第8条 頭のけがを防ぐ

頭のけがをしないように注意しましょう。自動車に乗ったらシートベルトをし、自転車に乗るときはヘルメットをかぶります。家の中では転ばないように注意しましょう。

第9条 健康な習慣を

不健康な習慣を避け、タバコをやめ、お酒を飲み過ぎないようにしましょう。

第10条 前向きに考えて、今日から始めよう

あなたの明日を守るために、今日からできることを始めてみましょう。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ




  

Posted by 2人3脚 at 11:30Comments(0)認知症を防止する

2009年09月14日

認知症予防・認知症になりにくい状態、なりやすい状態

認知症予防・認知症になりやすい状態、なりにくい状態


最近の10年で、認知症の予防に関する科学的調査や研究報告が相次いでおり、どのような状態の人がアルツハイマー病などの認知症になりやすいかがわかってきました。アメリカ、ヨーロッパ、日本で、数百人から数千人の住民を対象に、長期にわたる追跡調査が行なわれています。こうした調査から分かってきたことは以下のとおりです。



<認知症になりやすい状態(危険因子)>

高血圧:フィンランドで地域住民2,300人を26年間追跡した調査によると、最高血圧が160mmHg以上の人は、140mmHg以下の正常血圧の人より2.3倍アルツハイマー病になりやすいことがわかりました。脳血管性認知症についても同じような結果が出ています。



脂質異常症(高脂血症):ホノルルの日系アメリカ人役3000人について1960年半ばから約35年間追跡した調査によると、脂質異常症(高脂血症)の人ほど脳血管性認知症になりやすいことがわかりました。そのほか、脂質異常症(高脂血症)の人はアルツハイマー病になりやすいという報告もあります。



糖尿病:九州大学が福岡県久山町で1985年から20年間行った追跡調査によると、糖尿病の人は糖尿病でない人の約3倍アルツハイマー病になりやすいことがわかりました。



そのほか:肥満、メタボリックシンドローム、喫煙、頭部外傷も、認知症の危険因子であるといくつかの調査報告があります。



<認知症になりにくい状態(保護因子)>

適量の飲酒:オランダで1990年から55歳以上の地域住民約5,000人を対象に、飲酒と認知症の関係について追跡調査したところ、少量の飲酒をする人は、まったく飲酒しない人より認知症になりにくいことがわかりました。少量の飲酒とは、ビール350ml程度のことです。ただし、多量の飲酒はアルコール性認知症になる危険があります。



魚:フランスのある地域住民役2000人の食事内容を、1991年から7年間かけて追跡調査をしたところ、1週間に1回以上、魚または海産物を食べる人のほうがアルツハイマー病になりにくいことがわかりました。



そのほか:地中海風の食事(オリーブオイルを多用)、カレー、野菜や果物のジュース、緑茶、運動、趣味、教育、社会活動などが、認知症になりにくい状態に関係するとの調査報告があります。



ただし、認知症になりやすい状態(危険因子)をすべてなくし、なりにくい状態(保護因子)を守ったとしても、認知症を完全に防げるわけではありません。しかし、これらを意識した生活に改めることで、認知症になる危険因子を減らせるかもしれません。これらは、日々の生活に生かされる予防法といえるでしょう。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 13:40Comments(0)認知症を防止する

2009年09月11日

認知症予防・軽度認知症が注目されています

「軽度認知障害」が注目されています


診断技術が進歩する中で、「軽度認知症障害」という言葉が使われるようになってきました。認知症の予防との関連で注目されています。

                          (認知症の正しい知識・NHK厚生文化事業団より)


▲認知症ではありません

軽度認知障害は認知症ではありません。しかし、まったく健康な状態でもありません。認知症になる前の段階、つまり、健康な状態と認知症の間の段階とお考えください。「老化に伴う物忘れ」よりは記憶障害は進んでいますが、それ以外の脳の機能は保たれおり、日常生活は何の問題もなく送れています。




▲何もしないと半数が認知症に

認知症の前段階と言っても、軽度認知症障害の人が、将来、必ず、認知症になるとは限りません。そのまま治療を受けなくても、半数は認知症にならないと言われています。しかし、逆に言えば何もしなければ半数の人が認知症になるか可能性があるのです。



最近の研究では軽度認知障害の人が適切な治療を受ければ、認知症の発症を防げたり発症を遅らせたりできることがわかってきています。早期診断で軽度認知障害が発見できれば一生、認知症にならなくてもすむかもしれないのです。早めに専門の医師に相談することの大切さをあらためてご理解いただけるかと思います。



▲対処法

趣味を楽しんだり人と話したりして、脳を活性化することが有効だといわれています。また、食生活の改善や運動不足の解消など、ライフスタイルを見直すことも大切です。場合によっては脳の代謝をよくする薬やアルツハイマー病の治療薬を使うこともあります。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(2)認知症を防止する

2009年09月08日

認知症予防・老後の生き方革命

認知予防・老後の生き方革命
                        (安保徹新潟大学大学院医歯学総合研究科教授より)

 せっかく長生きしても、認知症などで他人とコミュニケーションをとれないで生きるのは大変つらく残念なことです。なるべく物事を認知できる能力を生かしながら生きる工夫を考えてみたいと思います。



人間のからだも脳の働きを使わないと能力低下を起こします。ぼんやりして過ごして脳の働きを維持するのは無理なことです。
ぼんやりして過ごすことは、からだを使わない、頭を使わないことですから、やはり、お年寄りになってからでも体操したり、好奇心を持って行動する努力が必要だと思います。




ぼんやりしていて認知症になる流れは、低体温と血流障害によるものであろうと思います。血流が悪く代謝が低下すると脳の神経と、脳の老廃物を処理しているグリア細胞の働きが低下してしまいます。脳軟化症とかアルツハイマー病の一部はこのような経過を経て起こっていると思います。


一方若いときから働きずくめで無理した生き方も認知症と関係してくると思われます。それは自律神経のうちの交感神経が緊張した生き方です。先に述べたぼんやりした生き方が副交感神経過剰優位の生き方なのと対比できます。無理して生きるとある段階までは血流も増加し、代謝も亢進するので生き生きとして見えます。



しかし、疲れが残るような生き方まで進むと、今度は血管収縮が強くなり血流障害がきてしまうのです。若いときに無理をした人、頑固だった人、大酒を飲んだ人が意外と早く認知症になってしまうのは、このような原因によるものです。
わが身を振り返って無理な生き方から脱却しなければいけません。



では、積極的に血流を増やして認知症を防ぐ方策も述べてみましょう。先に述べた生き方の問題が基本ですが、他に心がけることもあるのです。第一は毎日体操することです。全身の全ての筋肉を使う位の気持でラジオ体操レベルのものをおこなうわけです。夏場は汗をかくと老廃物の排泄も進みます。次は入浴です。入浴は深部体温を上げることができるので若さを維持していくためにも大切です。後は食事です。よい便通が続くように食物繊維の豊富なものを食べましょう。栄養の過不足を防ぐには未精白米や発酵食品がいいです。また、小魚等も一物全体食なのでいいでしょう。



あまり熱心なのもやり過ぎになりますので、ストレスにならないようにしましょう。ほどほどに良いことをです。
くよくよしない心の持ち方も大切です。









にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ

  


Posted by 2人3脚 at 12:51Comments(0)認知症を防止する

2009年08月28日

認知症を防止する・メタボと口腔状態

メタボリック症候群と口腔状態

 近年、メタボリック症候群と口の中の健康、特に歯周病との関連が指摘されている歯周病はそれ自体、生活習慣病の一つととらえられるとともに、同症候群の合併症であるとの報告もある。歯周病菌などが血液を通じて全身に運ばれ、動脈硬化や心臓病起こすリスクもある。



歯周病予防が動脈硬化のリスク軽減

08年度の結果では、ウエスト周囲径が男性85センチ、女性80センチ以上の日地はほとんどの人が糖代謝や高血圧、脂質代謝異常などメタボリック症候群の他のリスクを併せ持っていることが裏付けられた。


また、高血圧の男性、糖代謝、脂質代謝異常の女性ほど歯周病との間に関連が認められた。この結果、メタボリック症候群の各種診断基準項目及びメタボリックシンドロームそのものと歯周病との間に関連が見られたといえる。
また、弱いながらも血液中の炎症性マーカーや動脈硬化と歯周病との間に関連が認められた。


こうした結果に加え、前半の「高血圧やHDLコレステロールに異常のある男性、肥満の女性ほど歯周病の症状が重い」との結果も合わせて考えると、メタボリック症候群と歯周病との間には、関連があり歯周病が重症化しないような生活習慣を日常、続けることがメタボリック症候群や動脈硬化性疾患のリスク軽減につながるとも言えそうだ。


また、慢性炎症である歯周病が、全身に及ぼす悪影響を回避するという観点から、メタボリック症候群や動脈硬化性疾患の歯科的介入が出来る可能性を残したといえるのではないだろうか。






にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  
タグ :認知症予防


Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(0)認知症を防止する

2009年08月26日

認知症予防・ぼけを促進する「食の偏り」

ぼけを促進する「食の偏り」                                 
(須貝佑一・認知症介護研究・研修東京センター副センター長)


頭を使わないでいるとよくぼけると言われている。そのためか高齢者向けのドリルや音読の本がよく売れている 。しかし、ぼけを促進するのは頭を使わないということだけではない。食生活の偏りもぼけを促進する要因になっていることが最近わかってきた。

食べ過ぎや栄養過多
      ↓
余計な活性酸素の増加
      ↓
ベーターたんぱく蓄積
      ↓
ぼけになりやすく・・・・


ぼけの原因となるアルツハイマー病は脳内にベーターたんぱくという異物がたまりだし、それが神経毒となって神経細胞が脱落していく病気である。高齢になればなるほどベーターたんぱくはたまりやすくなる。ぼけ予防にはベーターたんぱくを脳にためないことが大事だ。



ベーターたんぱくが脳内にたまりやすくなる原因の一つに老化にによる活性酸素の増加がある活性酸素が増えるとベーターたんぱくを作りだし、さらには神経細胞を脱落させていく。この結果ぼけを誘発し、促進させる。もともと活性酸素は体内で栄養素がエネルギーとして消費されるときにできる副産物だ。その為食べ過ぎによる栄養過多は余計な活性酸素を増やす。つまりはぼけやすいということだ。




このことを立証した疫学調査がある。故郷が同じ黒人でも米国で育った黒人とアフリカ原住の黒人では、米国育ちの黒人のほうがよりアルツハイマー病にかかりやすいという事実だ。地域差を詳しく調べていくとカロリーの過剰摂取にいきつく。カロリーの過剰摂取が日常的に続くと余分な活性酸素を脳内に増やす結果となる。特に高脂肪食と肉食過剰が拍車をかける。これが動脈硬化を促進し、その一方でアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドベーターたんぱくを蓄積させてしまうらしい。



活性酸素を増やさないためには活性酸素を余計に生み出す食品を過剰にとらないことも必要である。砂糖等の甘いものの取り過ぎ、肉や動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸のとりすぎはべけを促進させる。健康にいいといわれるサラダ油もとりすぎは禁物だ。



これと反対に活性酸素を追い出す効果のある食品はぼけ予防できる可能性がある。その代表的なものが魚である。毎日魚を食べている人ほどアルツハイマー病にかかりにくい。魚の成分のうち魚の油にあたるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が効いている。



これらはオメガ3不飽和脂肪酸と呼ばれ、私達の体の中では合成できない必須脂肪酸である。
不足すると神経細胞の膜の働きを弱めアルツハイマー病への抵抗力を落とす。


やさい、果物にも活性酸素を追い出す効果がある。やさいや果物のビタミンCには、活性酸素を追い出す作用がある。野菜、果物の効用はビタミンCにi限らない。色鮮やかな野菜や果物の皮や、発破に含まれるフラポノイドはビタミンC以上に強力な活性酸素追い出し効果を持っている。



とりすぎが認知症を増やすものに、お酒がある。お酒には不思議な効果があってとりすぎは害だが、適量は血液をさらさらにし、認知症も防ぐ。まったく飲まない人より適量お酒を飲む人のほうが、認知症になる割合が半分になるという。同じお酒でも認知症予防効果に差が出ている。もっとも効果的なのは赤ワインだ。ブドウの皮に含まれている多数のポリフェノール類がアルコールと相乗効果を発揮する。ただし、あくまでも適量。赤ワインでも認知症を促進させる。多くてもグラス3杯以内に限る。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ
  


Posted by 2人3脚 at 13:24Comments(4)認知症を防止する

2009年08月22日

認知症予防10か条 第4条生活習慣病について

第 4条 生活習慣病(高血圧、肥満など)
      の予防・早期発見・治療を

                                             (ぼけ予防協会より)

 動脈硬化は、脳、心臓、その他を問わず、生活の習慣(高血圧、高コレステロール血症、肥満など)に基づく生活習慣病といえるものです。したがって生活上のちょっとした心がけをするか、しないかにより後に大きな影響がもたらされるものです。このようなことから若いときから、良い習慣をつけておくことが望まれます。


脳の動脈硬化には最大血圧、最小血圧とも大きい影響をあたえますが、最大血圧が高いことより最小血圧が高いことがより大きい影響をあたえます。

動脈硬化はいずれの臓器においても若いときから徐々に出現し始めており、若いときからこれらの進展を抑えることが望まれます。


そのためには早く見つけることが大切です。現在各種職場などで定期健診、成人病検診、老齢者検診などが行なわれております。まず、これをきちんと受け、病気を早く見つけることです。そして早く手を打てばそれだけ能率がよいことになります。



肥満は高血圧と並び生活習慣病の代表的なものです。肥満は体質もありますが、摂生はこれを乗り越えて望ましい状態へ導いてくれます。まず、標準体重を割り出しこれに近づくように努力します。カロリーの摂りすぎのみではなく、運動不足も関係しますので、運動を行なうことです。







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ


  


Posted by 2人3脚 at 08:00Comments(0)認知症を防止する