ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2009年08月26日
認知症予防・ぼけを促進する「食の偏り」
ぼけを促進する「食の偏り」
(須貝佑一・認知症介護研究・研修東京センター副センター長)
頭を使わないでいるとよくぼけると言われている。そのためか高齢者向けのドリルや音読の本がよく売れている 。しかし、ぼけを促進するのは頭を使わないということだけではない。食生活の偏りもぼけを促進する要因になっていることが最近わかってきた。
食べ過ぎや栄養過多
↓
余計な活性酸素の増加
↓
ベーターたんぱく蓄積
↓
ぼけになりやすく・・・・
ぼけの原因となるアルツハイマー病は脳内にベーターたんぱくという異物がたまりだし、それが神経毒となって神経細胞が脱落していく病気である。高齢になればなるほどベーターたんぱくはたまりやすくなる。ぼけ予防にはベーターたんぱくを脳にためないことが大事だ。
ベーターたんぱくが脳内にたまりやすくなる原因の一つに老化にによる活性酸素の増加がある活性酸素が増えるとベーターたんぱくを作りだし、さらには神経細胞を脱落させていく。この結果ぼけを誘発し、促進させる。もともと活性酸素は体内で栄養素がエネルギーとして消費されるときにできる副産物だ。その為食べ過ぎによる栄養過多は余計な活性酸素を増やす。つまりはぼけやすいということだ。
このことを立証した疫学調査がある。故郷が同じ黒人でも米国で育った黒人とアフリカ原住の黒人では、米国育ちの黒人のほうがよりアルツハイマー病にかかりやすいという事実だ。地域差を詳しく調べていくとカロリーの過剰摂取にいきつく。カロリーの過剰摂取が日常的に続くと余分な活性酸素を脳内に増やす結果となる。特に高脂肪食と肉食過剰が拍車をかける。これが動脈硬化を促進し、その一方でアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドベーターたんぱくを蓄積させてしまうらしい。
活性酸素を増やさないためには活性酸素を余計に生み出す食品を過剰にとらないことも必要である。砂糖等の甘いものの取り過ぎ、肉や動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸のとりすぎはべけを促進させる。健康にいいといわれるサラダ油もとりすぎは禁物だ。
これと反対に活性酸素を追い出す効果のある食品はぼけ予防できる可能性がある。その代表的なものが魚である。毎日魚を食べている人ほどアルツハイマー病にかかりにくい。魚の成分のうち魚の油にあたるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が効いている。
これらはオメガ3不飽和脂肪酸と呼ばれ、私達の体の中では合成できない必須脂肪酸である。
不足すると神経細胞の膜の働きを弱めアルツハイマー病への抵抗力を落とす。
やさい、果物にも活性酸素を追い出す効果がある。やさいや果物のビタミンCには、活性酸素を追い出す作用がある。野菜、果物の効用はビタミンCにi限らない。色鮮やかな野菜や果物の皮や、発破に含まれるフラポノイドはビタミンC以上に強力な活性酸素追い出し効果を持っている。
とりすぎが認知症を増やすものに、お酒がある。お酒には不思議な効果があってとりすぎは害だが、適量は血液をさらさらにし、認知症も防ぐ。まったく飲まない人より適量お酒を飲む人のほうが、認知症になる割合が半分になるという。同じお酒でも認知症予防効果に差が出ている。もっとも効果的なのは赤ワインだ。ブドウの皮に含まれている多数のポリフェノール類がアルコールと相乗効果を発揮する。ただし、あくまでも適量。赤ワインでも認知症を促進させる。多くてもグラス3杯以内に限る。

にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ
(須貝佑一・認知症介護研究・研修東京センター副センター長)
頭を使わないでいるとよくぼけると言われている。そのためか高齢者向けのドリルや音読の本がよく売れている 。しかし、ぼけを促進するのは頭を使わないということだけではない。食生活の偏りもぼけを促進する要因になっていることが最近わかってきた。
食べ過ぎや栄養過多
↓
余計な活性酸素の増加
↓
ベーターたんぱく蓄積
↓
ぼけになりやすく・・・・
ぼけの原因となるアルツハイマー病は脳内にベーターたんぱくという異物がたまりだし、それが神経毒となって神経細胞が脱落していく病気である。高齢になればなるほどベーターたんぱくはたまりやすくなる。ぼけ予防にはベーターたんぱくを脳にためないことが大事だ。
ベーターたんぱくが脳内にたまりやすくなる原因の一つに老化にによる活性酸素の増加がある活性酸素が増えるとベーターたんぱくを作りだし、さらには神経細胞を脱落させていく。この結果ぼけを誘発し、促進させる。もともと活性酸素は体内で栄養素がエネルギーとして消費されるときにできる副産物だ。その為食べ過ぎによる栄養過多は余計な活性酸素を増やす。つまりはぼけやすいということだ。
このことを立証した疫学調査がある。故郷が同じ黒人でも米国で育った黒人とアフリカ原住の黒人では、米国育ちの黒人のほうがよりアルツハイマー病にかかりやすいという事実だ。地域差を詳しく調べていくとカロリーの過剰摂取にいきつく。カロリーの過剰摂取が日常的に続くと余分な活性酸素を脳内に増やす結果となる。特に高脂肪食と肉食過剰が拍車をかける。これが動脈硬化を促進し、その一方でアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドベーターたんぱくを蓄積させてしまうらしい。
活性酸素を増やさないためには活性酸素を余計に生み出す食品を過剰にとらないことも必要である。砂糖等の甘いものの取り過ぎ、肉や動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸のとりすぎはべけを促進させる。健康にいいといわれるサラダ油もとりすぎは禁物だ。
これと反対に活性酸素を追い出す効果のある食品はぼけ予防できる可能性がある。その代表的なものが魚である。毎日魚を食べている人ほどアルツハイマー病にかかりにくい。魚の成分のうち魚の油にあたるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が効いている。
これらはオメガ3不飽和脂肪酸と呼ばれ、私達の体の中では合成できない必須脂肪酸である。
不足すると神経細胞の膜の働きを弱めアルツハイマー病への抵抗力を落とす。
やさい、果物にも活性酸素を追い出す効果がある。やさいや果物のビタミンCには、活性酸素を追い出す作用がある。野菜、果物の効用はビタミンCにi限らない。色鮮やかな野菜や果物の皮や、発破に含まれるフラポノイドはビタミンC以上に強力な活性酸素追い出し効果を持っている。
とりすぎが認知症を増やすものに、お酒がある。お酒には不思議な効果があってとりすぎは害だが、適量は血液をさらさらにし、認知症も防ぐ。まったく飲まない人より適量お酒を飲む人のほうが、認知症になる割合が半分になるという。同じお酒でも認知症予防効果に差が出ている。もっとも効果的なのは赤ワインだ。ブドウの皮に含まれている多数のポリフェノール類がアルコールと相乗効果を発揮する。ただし、あくまでも適量。赤ワインでも認知症を促進させる。多くてもグラス3杯以内に限る。

にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ
Posted by 2人3脚 at 13:24│Comments(4)
│認知症を防止する
この記事へのコメント
赤ワイン♪♪・・買ってこよ♫♫
Posted by キネシオテーピング療法士 長島 at 2009年08月26日 16:58
キネシオ・テーピング療法士長島様
お酒の飲める人が羨ましい
実は私、飲めそうで飲めないんです
お酒のつまみ、カラオケは好きですけど
認知症にならないように予防しなくては・・・
お酒の飲める人が羨ましい
実は私、飲めそうで飲めないんです
お酒のつまみ、カラオケは好きですけど
認知症にならないように予防しなくては・・・
Posted by 2人3脚
at 2009年08月26日 17:51

ホーム長様はいつまでも頭脳明晰なままで
ございましょう。
本日の静岡新聞様には小出センター長様が
お写真付きで載っておられましたね。
本まで出版されたとか。
才知に優れた方々は得ですね。
うらやましい・・・。
ございましょう。
本日の静岡新聞様には小出センター長様が
お写真付きで載っておられましたね。
本まで出版されたとか。
才知に優れた方々は得ですね。
うらやましい・・・。
Posted by キネシオテーピング療法士 長島 at 2009年08月27日 07:58
キネシオ・テーピング長島様
小出宗昭センター長の出版物を戸田書店で購入できるそうです
早速 f-Bizに問い合わせたところ教えていただきました
9月の第1週の土日には入荷されるそうです。
小出宗昭センター長の出版物を戸田書店で購入できるそうです
早速 f-Bizに問い合わせたところ教えていただきました
9月の第1週の土日には入荷されるそうです。
Posted by 2人3脚 at 2009年08月27日 15:59