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2009年09月08日

認知症予防・老後の生き方革命

認知予防・老後の生き方革命
                        (安保徹新潟大学大学院医歯学総合研究科教授より)

 せっかく長生きしても、認知症などで他人とコミュニケーションをとれないで生きるのは大変つらく残念なことです。なるべく物事を認知できる能力を生かしながら生きる工夫を考えてみたいと思います。



人間のからだも脳の働きを使わないと能力低下を起こします。ぼんやりして過ごして脳の働きを維持するのは無理なことです。
ぼんやりして過ごすことは、からだを使わない、頭を使わないことですから、やはり、お年寄りになってからでも体操したり、好奇心を持って行動する努力が必要だと思います。




ぼんやりしていて認知症になる流れは、低体温と血流障害によるものであろうと思います。血流が悪く代謝が低下すると脳の神経と、脳の老廃物を処理しているグリア細胞の働きが低下してしまいます。脳軟化症とかアルツハイマー病の一部はこのような経過を経て起こっていると思います。


一方若いときから働きずくめで無理した生き方も認知症と関係してくると思われます。それは自律神経のうちの交感神経が緊張した生き方です。先に述べたぼんやりした生き方が副交感神経過剰優位の生き方なのと対比できます。無理して生きるとある段階までは血流も増加し、代謝も亢進するので生き生きとして見えます。



しかし、疲れが残るような生き方まで進むと、今度は血管収縮が強くなり血流障害がきてしまうのです。若いときに無理をした人、頑固だった人、大酒を飲んだ人が意外と早く認知症になってしまうのは、このような原因によるものです。
わが身を振り返って無理な生き方から脱却しなければいけません。



では、積極的に血流を増やして認知症を防ぐ方策も述べてみましょう。先に述べた生き方の問題が基本ですが、他に心がけることもあるのです。第一は毎日体操することです。全身の全ての筋肉を使う位の気持でラジオ体操レベルのものをおこなうわけです。夏場は汗をかくと老廃物の排泄も進みます。次は入浴です。入浴は深部体温を上げることができるので若さを維持していくためにも大切です。後は食事です。よい便通が続くように食物繊維の豊富なものを食べましょう。栄養の過不足を防ぐには未精白米や発酵食品がいいです。また、小魚等も一物全体食なのでいいでしょう。



あまり熱心なのもやり過ぎになりますので、ストレスにならないようにしましょう。ほどほどに良いことをです。
くよくよしない心の持ち方も大切です。




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