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2009年11月21日

我が家流でいい!ほがらか介護

我が家流でいい!ほがらか介護

評価もされない地味な行為
みえない優しさ

                                  (介護カウンセラー 羽成 幸子氏より)

とにかく人間は、自分の目に映る事柄から、優しさを判断したり、評価したりするものです。介護される人に美味しいお菓子や花束を持っていけば、一般的に優しいと評価されます。もちろん持っていく方も、もらった方も嬉しいでしょう。贈り物には心も含まれているので、優しさは見えやすいと思います。



水を差すようですが、その後のことをすこし考えてみてください。おいしいお菓子も、食べて消化すれば便になります。きれいな花も枯れてしおれます。それらの処理をしているのが介護者です。



先ほどの優しさと比べたとき、この優しさは目に見えにくいものです。評価もされない地味な行為です。ですが、これ以上の優しさはないでしょう。多くの人はこの優しさを分かっていないと思います。介護される人の中にも、分からない人は多いものです。



私は物」を持っていくのは表面的な優しさであり、便やかれた花の処理をするのは深い優しさであると評価しています。例えば親の好物を持ってきて、沢山進める人がいます。しかしその後は考えていないのでしょう。しかしその人たちが帰った後に粗相が始まり、介護者の戦いも始まります。



やがて介護者の体の悲鳴は心の悲鳴につながります。それはうつになったり、時には虐待につながったりする場合があるのです。しかし、外野はそこでも、目に見える物事で判断します。原因がどこにあるかなど、知る由もありません。分からないまま介護者を非難することさえあるのです。




介護者にとってこれほど不条理と感じることはありません。多くの介護者はさまざまな矛盾を抱えながら、それを吐き出すすべもなく、介護者と向き合っているのです。入り口があれば出口もあります。介護はきれいごとではすまされません。人間が生きるということは、極論、「食べて出す」の繰り返しです。この基本的なリズムを維持する大切さや大変さを多くの人に知ってもらいたいと思います。


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この記事へのコメント
2人3脚さん、いつもありがとうございます。ほんとうにそうです。
Posted by 小野由美子小野由美子 at 2009年11月21日 13:27
小野由美子様

思いやりの着気持ちを皆それぞれ持っていれば長つづきする介護を

頑張ることができますね。感謝の気持ちを心から伝えたいものです。
Posted by 2人3脚 at 2009年11月21日 16:55
 
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    コメント(2)