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2010年10月23日

死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集より

認知症の人と家族の会

死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集より




いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。





変わる  何度も涙しながら自分を変える



「これは病気なのだ。
本人の尊厳を守るのは私だけだ」と自分を変えて

                        (神奈川県・女性・78歳)


主人の発病後11年余りが経過しました。8年目以降、腸閉塞で手術。入退院を繰り返し、そのたびに認知症が進行しました。現在は要介護4、昨年5月に特養に入所、ただいまは日によりますが、大体落ち着いています。初期には、発病前と変わらぬように見えるときが多いのに、言うことなすことに時折異常が見え、本人は正当性を主張します。説明、説得を無理にせずに上手に接していても、どう対応してよいか分からなくなり、病気の進行やその後のことを考えると不安が大きく、一緒に死にたいと何度も思いました。





そのとき、頭をよぎったのは、「これは病気なのだ。本人の尊厳を守るのは私だけだ。私の勝手だけで、行動してはいけない・・・」ということでした。そう思いながら悔やみ、何度も涙しながら、自分を変えることに努めました。発病後三年、保健所の紹介で入会した地域の「家族の会」のおかげで、心が軽くなり、もっと苦労している方が多いことを知って、現状に対して感謝の気持ちがもてました。







<ホーム長のつぶやき>




11年もの介護生活大変でしたね。入退院のたびに身体的病気はよくなっても認知症という病気が変わりに進行してしてしまうことは、さぞ大変だったろうと思います。どうしてもわがままになり自分の不安感を妻にぶつけてしまい、そちらの対応のほうが大変であったろうと思います。そしてご主人、本人の尊厳の大切さをいち早く気付かれたこと、素晴らしいことです。奥様の感性の豊かさと優しさがこの文面から伝わってきます。介護家族は自分に余裕がなく尊厳までなかなか目が向かないものです。「家族の会」に入会されたとのこと。是非今まで培ってきた介護経験を活かし、多くの方の手助けをしてください。







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