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2009年08月16日

認知症介護10か条 第4条 入浴

第4条 入浴                           (ぼけ予防協会より)

機嫌みて 誘うお風呂で さっぱりと

 身体の清潔保持は誰にとっても健康保持のために欠かせないことですが、認知症老人は特に清潔観念が乏しいところもあるので、身体を清潔にすることはとても大切なことです。


 もともと入浴は心理的にも爽快感をもたらすうえ、国民性もあって喜ばれるものですが、認知症老人の場合には嫌がる場合もあり,手こずることも少なくありません。



 認知症老人が入浴を嫌がる理由の1つには、裸になることを警戒する心理が考えられます。
いわゆる、理由なく身ぐるみをはがされてしまうことへの抵抗です。また、入浴が億劫に思えることもあります。ですから入浴をスムーズにしてもらうためには強制してもうまくいきません。入浴への動機づけを考えてその時、その状況の中で上手に誘ってみることです。機嫌の良いときに、「温泉に入りましょう」というように、心地よい思いをもたせたり、場合によっては、「一緒に入りましょう」といった誘い方が効果を上げることもあります。



介護する側の都合(早く入浴を済ませたい)を前面に出せば、抵抗感を強めてしまうだけです。誘う側も余裕を持ってどのようなタイミングで、どのような言葉をかけていこうかを工夫してみる姿勢が求められます。



<入浴について>


・ざわざわした雰囲気が認知症のお年寄りを不安にさせます。一人の職員が一人のお年寄りを脱衣場まで誘導し、ッ服を脱ぐ  のを手伝い、お風呂に入るのを援助することが理想です。

・お風呂は体を清潔にするために入るものでもありますが、楽しむためやリラックスするために入る目的もあります。

・ベルトコンベアー方式や物のように脱衣場から浴槽に手渡しリレーされては、のんびりとした気持ちは味わえません。

・人前で裸になるのは恥ずかしいものです。なじみの関係が出来ていない人に服を脱がされたり、風呂に入れられたり、体を洗 われたりすることは、楽しいわけがありません逃げ出したり、大声をを挙げたり、暴れだす人も出たりします。知った人であるこ と、顔馴染みの人がずっと付き合ってくれることで、安心して落ち着いて入ることが出来ます。




認知症介護10か条 第4条 入浴






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