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2009年08月24日

認知症介護10か条 第6条活動

第6条 活動


できること 見つけて活かす 生きがいづくり
                                             (ぼけ予防協会より)


 認知症が始まると、ごく簡単なことでも新しいことを覚えるのは難しくなります。しかし、若いころからやっていた仕事や運動、趣味遊びなどは、多少不完全であっても介護者の適切な援助があれば出来ます。



活動はグループごとで行うことで、他者との交流が広がり孤立や不安などの改善につながります。プログラムとその内容は、高齢者の知っているもの、難しいルールのないもので、個々の高齢者が楽しめるものとします。


グループ活動が苦手な高齢者には個別のプログラムを作ります。例えば、さらしに麻の葉模様の線を引き、針に空き意図を棟して渡したところ、あっという間に花ふきんを縫い上げた人がいました。何事にも意欲がない高齢者も、得意なことを行なうときはいきいきと輝きます。




こうした活動を続けることが、精神症状や障害行動(BPSD)の予防や改善にもつながります。在宅での役割も単純な繰り返し
の作業のほうが効果的です。例えば、毎朝新聞の取り込み、食器洗い、洗濯物をたたむなど、分かりやすい時刻を設定して、毎日繰り返し、作業が出来るようにパターン化しておきます。一人で行なうのが困難な場合は、介護者と一緒に行なうようにします。




認知症老人は毎日行なっていることでも、間違えたり失敗したりしますが、叱ったり、注意したり、指導したりしても無意味です。寸前に行なったことを忘れているからです。




危険なことでなければ、「あら、良い方法ですね」と支持し、こんな方法はいかがでしょう」と正しい方法をやってあげると、正しい方法を思い出し行動できます。



認知症介護10か条 第6条活動



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