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2009年10月17日

認知症を理解するパート1

認知症を理解する パート1
                         (認知症サポーター養成講座標準教材より)

1.認知症とはどういうものですか?

脳は、私たちのほとんどがあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動もスムーズに運ばなくなります。認知症とは色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が得てくる状態(およそ6ヶ月以上継続)を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、最も多いのは、脳の神経細胞がゆっくり死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、レビー小体病等がこの「変性疾患」二あたります。



続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、能動脈硬化などのために、神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう脳血管性認知症です。




2.認知症の症状ー中核症状と周辺症状

脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下などちゅうかっく症状と呼ばれるものです。これらの中核症状のため周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。



本人がもともと持っている性格、環境、人間関係などさまざまな要因がからみ合って、うつ状態や妄想のような精神症状や、日常生活への適応を困難にする行動上の問題が起こってきます。。これらを周辺症状と呼ぶことがあります。



このほか認知症にはその原因となる病気によって多少の違いはあるものの、さまざまな身体的症状も出てきます。とくに血管性認知症の一部では、早い時期から麻痺などの身体症状が合併することがあります。アルツハイマー型認知症でも、振興すると』歩行がつたなくなり、終末期まで進行すれば寝たきりになってしまう人も少なくありません。



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