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2010年02月21日

朗らか介護 頼み事ははっきりと具体的に

近所の助けを得るために
頼み事はハッキリと具体的に

                                   (介護カウンセラー羽成幸子氏より)

最近、「地域の力」や「ご近所の力」という言葉がマスコミなどに登場しています。確かに、人は一人では生きていけません。「遠くの親戚より、近くの他人」といわれるように、周囲の協力は大きな力になります。ですが、介護に関しては、助ける方も、助けられる方にも配慮が必要です。“頼めること”と“頼めないこと”があるという認識が必要なのです。



私が寝たきりの義母を介護していたときのことです。昼間いつもより長い時間、家を空ける用事ができました。当時、義母としっかりコミュニケーションが取れていたので、、義母に子供が帰ってくるまでの留守番を頼みました。ですが、やはり気がかりです。そこで同じように介護している近所の方に、義母の様子を見てほしいと頼みました。




私は安否確認だけを頼み、留守中の水分補給までは頼みませんでした。介護者同士とはいえ、日ごろの義母の状態を熟知しているわけではありません。「水を飲ませてほしいと」と頼んでも、もし、むせるようなことがあれば、頼んだ人に思いもよらない迷惑をかけることになるからです。



そこで水分補給は、学校から帰ってきた子供に頼みました。近所の方に声を掛けないでそっと様子を見てほしいと頼んだのは、義母に留守番という役割を任せたからです。遠くから見守りだけを頼んだことで、我が家の家事リズムも崩れずにすみました。頼みごとをする際には、内容をはっきり伝えることがコツです。また、頼まれた側も頼まれたこと意外はしないという配慮が必要です。







介護で周囲のサポートは不可欠ですが、優しさの裏には怖さも隠れています。せっかくの好意が結果的に「余計なお世話」にならないためにも、具体的なことをハッキリり頼みましょう。曖昧さは、時に事態を悪化させ、良好な関係を険悪にすることもあるのです。



朗らか介護 頼み事ははっきりと具体的に







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