ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/

2010年04月03日

ほがらか介護 互いの理解のために向き合う 

わが家流でいい!
ほがらか介護
                                (介護カウンセラー羽成 幸子氏より)

互いの理解のために向き合う


どんなにお金があって地位が高くても、どんな生き方をしてきても、人生の最後、多くの人が“下の世話”になって死を迎えます。これは、病院で2日間かもしれませんし、寝たきりで何年間かもしれません。いずれにせよ、私たちは誰かの世話にならなければ、死ねないのです。




死にたどり着くまで、必ず誰かの世話になるのです。つまり、それが介護です。「老いる」ということは、体が不自由になることです。思い通りに体が動かなくなることです。ですが、これは当り前です。そう自覚して現実を受け入れることで、人からのサポートを当たり前のように受け入れることができるようになります。



といっても、私たちはサポートしてくれる人を選べません。ヘルパーさんといっても、さまざまです。さらに相性の問題もあるでしょう。これはサポートする側にも言えることです。中には“あの利用者さんの家に行くと思っただけで、頭が痛くなるわ”と思っているヘルパーさんもいるでしょう。そこで、それらの問題を乗り越えるコツは“介護する側”と”される側”の意識を変え、人間同士として向き合うことです。




ヘルパーさんはサービスを提供するのですから、お金をもらうのは当たり前。利用者はサービスを受けるのですから、お金を払うのは当然。この当たり前を踏まえて、人間同士として向き合うのです。好き嫌いという次元ではなく、老いた体をいかに支えるかをお互いに考える。つまり、二人三脚です。お互いに理解するために向き合うことです。コミュニケーションを重ねることです。



そうすることで、介護の質は上がってきます。介護内容をよりよくするのは、介護する側と、される側の、お互いの努力しかありません。こうした点からも、老いに向かう人は、、どんな人のサポートでも笑顔で受けられる、しなやかで強い自分自身をつくっておくことをお勧めします。




ほがらか介護 互いの理解のために向き合う 







にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ




同じカテゴリー(認知症のケア・ポイント)の記事画像
医師の目・人の目 第43条 服薬拒否・要求には工夫
長谷川和夫先生の医学的知識パート3
長谷川和夫先生の医学的知識パート2
長谷川和夫先生の講演より 認知症について パート1
医師の目・人の目 第42条 薬で進行穏かに
医師の目・人の目 第41条 専門的診断を受け改善も
同じカテゴリー(認知症のケア・ポイント)の記事
 医師の目・人の目 第43条 服薬拒否・要求には工夫 (2011-12-03 11:26)
 長谷川和夫先生の医学的知識パート3 (2011-12-01 11:42)
 長谷川和夫先生の医学的知識パート2 (2011-11-30 14:53)
 長谷川和夫先生の講演より 認知症について パート1 (2011-11-25 19:27)
 医師の目・人の目 第42条 薬で進行穏かに (2011-11-07 20:31)
 医師の目・人の目 第41条 専門的診断を受け改善も (2011-10-23 07:00)

この記事へのコメント
表題を見て「我が家流でいい!!ほがらか介護」なんて、朗らかに出来る筈

ないじゃないか!と言う気持ちで読み進みました。10年余り前、介護の辛さを

口にした時、ある友人が『病気なんだから我慢しなきゃァ』と言いました。

「そうだよな…」と思う反面、(でも何時まで我慢すればいいの?)といやァな

気分になりました。そこでこの種の話をする時は、「相手を選んでやらないと

反って落ち込んでしまうな」と覚りました。介護つきマンションに転居して間も

なく2年、入居者は全員『分かっている方』ばかり、マンションのスタッフも全員

入居者に快適に過ごしてもらう為…と言う目的意識の確りした方ばかりで、今

は安心して日々を送っております。

昨年でしたか、認知症の人と家族の会の機関誌『ぽ~れぽ~れ』」に、『色の

付いた汚れ物を始末したことのない奴に言われたくない』と言う投書があった

ような気がしましたが、これを読んでほっとしました。

私は戦後間もなく聴いた講演会で、論語には【己の欲せざるところ他に施す

なかれ】とあり、西洋の格言に"Do to others as you would be done by"(自

分が他人からして欲しいと思うことを人にしてあげなさい)という言葉がある。

と聴いて、これだ!と思い、以後座右の銘にしています。西洋の格言の方は

聖書(マタイ伝とルカ伝)にも類似の言葉が出ていました。この気持ちでほが

らか介護を続けたいと思います。
Posted by 久保田 稔 78歳 at 2010年04月03日 11:30
久保田稔様

いつもコメント有難うございます。 m(^O^)m

西洋の格言に"Do to others as you would be done by"
(自分が他人からして欲しいと思うことを人にしてあげなさい)という言葉がある。

この格言はすばらしいですね。特に認知症に自分がなった場合、どのような支援をしてほしいか、常に念頭におきながら介護したいと思っています。
Posted by 2人3脚2人3脚 at 2010年04月03日 16:32
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ほがらか介護 互いの理解のために向き合う 
    コメント(2)