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2010年05月17日

認知症介護1000人規模アンケート・認知症長寿社会パート3

認知症長寿社会パート3
                                 (信濃毎日新聞より)



認知症介護1000人規模アンケート



信濃毎日新聞が社がまとめた認知症介護の1000人規模「全国家族アンケート」は、本人と家族が置かれている厳しい環境を物語っている県内外の966人から寄せられた回答を分分析するとともに、臨床心理士として認知症の人や家族と向き合ってきた上智大の黒川由紀子教授らに話を聞いた。




長期化する介護 負担に


アンケートに回答した人は60代が最多で35.7%、60歳以上は6割近くに上った。介護されている人は80歳以上が約7割、70歳以上で9割近くを占めており、お年寄りがお年寄りをみる「老老介護」の実態が浮かびあがる。一方で、回答者は50代が3割、40代以下も1割近くいる働き盛りで介護をしている人も少なくない。、




介護期間は5年以上が55.6%。約2割の人は10年以上の介護を続けている。家族の高齢か、介護の長期化を背景に、介護に疲れを「かなり感じている」「感じている」と答えた人は79.1%に上がった。将来について「かなり不安がある」「不安がある」とした人は合計で8割強。「自分の体力の限界が訪れるか」「施設入所になったとき費用が負担しきれるか」との声が多かった。




介護費用が月額5万円以上が60.4%を占めた。10万円以上は30.8%。年金世代から「本人の年金だけで介護できるようにしてほしい」との訴えが目立った。家族の負担が大きい認知症の症状(複数回答)60.8%が「記憶障害」を挙げ、「時間や場所などの意識障害」(43.0%)、「徘徊」(26.7%)、「妄想」(24.7%)。「暴力的な言動」(20.4%)。便をいじる「ろう便」(16.5%)と続く。




本人の心情を「理解できている」とした人は「かなり」「ある程度」を合わせて(70.7%)。「笑顔に出会うとき、気持ちが通じたと思う」(上田市50代女性)。「ありがとうの言葉が出るとき、(介護者の対応が)あっ良かったんだと感じる」(安曇野市、60歳男性)などの記入があった。




一方、「余り」「ほとんど」理解できていない、とした人は合わせて25.3%。上田市の60代女性は「義母との良い思い出が薄れ素直に見ることができない」と打ち明けている。9割が悩みを相談する相手が「いる」と回答。相談相手(複数回答)は60.9%が介護関係者、59.1%が親族を挙げた。同じ悩みを持つ友人・知人は44.1%だった。




認知症介護1000人規模アンケート・認知症長寿社会パート3







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