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2010年07月17日
熱中症の備えを万全に・異常を感じたら早めに対処
熱中症の備えを万全に
小まめに水分・塩分・休憩を
そろそろ全国的に梅雨が明ける時期。真夏はそこまで来ています。そこで注意しなければならないのが熱中症です。予防や対処法を確認しておきましょう。
頭痛、吐き気、めまい、けいれん
人は暑いと、体に熱をためない為に汗をかき、熱を放出します。そのときに必要となるのが水分と塩分です。大量の汗をかき、体内に水分や塩分が不足してくると、熱を放出する機能も落ちてきて、体に熱がたまってしまいます。こうした水分や塩分の不足、体温の上昇などにより引き起こされる体や脳の異常のことを熱中症といいます。
熱中症は症状によっていくつかに分類されます。頭痛吐き気、めまいだるさなどが起こる「熱虚脱」、手足や胃などけいれんが起きる「熱けいれん」、体内に熱をたまった熱を放出する機能が低下して高熱に落ちる「熱射病」などです。
熱虚脱がもっともおこりやすく、熱射病までいくと命に危険が及びます。その場合、すぐに救急車を呼ぶ必要があリます。
梅雨明け時期は特に注意
体が暑さに慣れて発汗や体温調節などの機能が活発になることを「署熱順化」といます。梅雨明けを迎えるこの時期、体はまだまだ真夏の強い日差しにさらされていません。そのため体は熱中症を起こしやすい状態といえます。意識して予防を心がけることが大切です。まづ外出に際しては日傘や帽子で直射日光を避けましょう。
小まめな水分補給も大切です。時々塩分を補給することも忘れずに。汗と共に大量のナトリウムが体内に排出され、不足しがちになるからです。ただし、日頃から塩分や糖分を制限する必要のある人は、補給する飲料の種類について、あらかじめ医師に指導を受けておくようにしましょう。体が暑いと感じたら日陰に入ったり、エアコンが効いた室内に入ったりして、陽ざしを避け、体を冷やして、定期的に休憩を取りましょう。
室内にいても油断しない
また、以下のような人たちや状況においては、特に注意が必要です。
▼高齢者
自宅にいても熱中症になる場合があります。のどが渇く、頭がボートする、といった症状を自覚したら、水分や塩分の補給をし、無理をせずエアコンを使用して適切な環境を整えましょう。
▼子ども
舗装された路上では、道路からの照り返しや輻射熱が強く、路面からの高さが低ければ低いほど気温も高い状態に。大人の頭の高さで感じる以上に、子どもの体や頭付近の温度は高くなっていることを考慮しましょう。
運動・屋外労働スポーツをしているとき、特に学校の部活動の場合、練習の最後に行う軽いランニングの時心拍数と体温が上昇しやすく倒れてしまうことがよくあります。指導者の適切な配慮が求められます。また、屋外で働く人の管理者による備えが重要ですが、個人でも十分な備えを忘れずに。
▼車内
炎天下、自動車の中は、想像をはるかに超える高温状態になります。たとえエアコンをかけながらでも車内に子どもだけを残してその場を離れることは危険です。絶対に避けましょう。
異常を感じたら早めに対処
日陰に移動し体を冷やす
万一熱中症に陥ったら、以下のような点に注意し、速やかに対処しましょう。
▼室内・日陰に移動
室内に移動するか、それが無理な場合は日陰に移動し衣服を緩め、横になって回復を待ちます。
▼水分・塩分を補給
水分と塩分の補給も。緊急の場合スポーツドリンクがあれば便利です。必要な成分と共に適度な糖分も含まれていて、吸収されやすいような工夫がされているからです。
▼体を冷やす
水でぬらしたタオルが、氷枕、なければ冷たいペットボトル飲料を使って、首、脇の下、太ももの付け根の内側周辺(鼠径部)など、特に太い血管が通っている周りを冷やすと、血液の温度が下がります。タオルをぬらしてあおぐことも体の熱を奪うのに有効です。
▼救急車を呼びましょう
意識や返答がないなど熱射病が疑われたら一刻を争います。迷わず救急車を呼びましょう。熱中症の場合、事態が急転してしまうことも少なくありません。そうなる前に、こまめに休憩と水分補給、適度な塩分補給で、未然に防ぐことこそ大切です。

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小まめに水分・塩分・休憩を
そろそろ全国的に梅雨が明ける時期。真夏はそこまで来ています。そこで注意しなければならないのが熱中症です。予防や対処法を確認しておきましょう。
頭痛、吐き気、めまい、けいれん
人は暑いと、体に熱をためない為に汗をかき、熱を放出します。そのときに必要となるのが水分と塩分です。大量の汗をかき、体内に水分や塩分が不足してくると、熱を放出する機能も落ちてきて、体に熱がたまってしまいます。こうした水分や塩分の不足、体温の上昇などにより引き起こされる体や脳の異常のことを熱中症といいます。
熱中症は症状によっていくつかに分類されます。頭痛吐き気、めまいだるさなどが起こる「熱虚脱」、手足や胃などけいれんが起きる「熱けいれん」、体内に熱をたまった熱を放出する機能が低下して高熱に落ちる「熱射病」などです。
熱虚脱がもっともおこりやすく、熱射病までいくと命に危険が及びます。その場合、すぐに救急車を呼ぶ必要があリます。
梅雨明け時期は特に注意
体が暑さに慣れて発汗や体温調節などの機能が活発になることを「署熱順化」といます。梅雨明けを迎えるこの時期、体はまだまだ真夏の強い日差しにさらされていません。そのため体は熱中症を起こしやすい状態といえます。意識して予防を心がけることが大切です。まづ外出に際しては日傘や帽子で直射日光を避けましょう。
小まめな水分補給も大切です。時々塩分を補給することも忘れずに。汗と共に大量のナトリウムが体内に排出され、不足しがちになるからです。ただし、日頃から塩分や糖分を制限する必要のある人は、補給する飲料の種類について、あらかじめ医師に指導を受けておくようにしましょう。体が暑いと感じたら日陰に入ったり、エアコンが効いた室内に入ったりして、陽ざしを避け、体を冷やして、定期的に休憩を取りましょう。
室内にいても油断しない
また、以下のような人たちや状況においては、特に注意が必要です。
▼高齢者
自宅にいても熱中症になる場合があります。のどが渇く、頭がボートする、といった症状を自覚したら、水分や塩分の補給をし、無理をせずエアコンを使用して適切な環境を整えましょう。
▼子ども
舗装された路上では、道路からの照り返しや輻射熱が強く、路面からの高さが低ければ低いほど気温も高い状態に。大人の頭の高さで感じる以上に、子どもの体や頭付近の温度は高くなっていることを考慮しましょう。
運動・屋外労働スポーツをしているとき、特に学校の部活動の場合、練習の最後に行う軽いランニングの時心拍数と体温が上昇しやすく倒れてしまうことがよくあります。指導者の適切な配慮が求められます。また、屋外で働く人の管理者による備えが重要ですが、個人でも十分な備えを忘れずに。
▼車内
炎天下、自動車の中は、想像をはるかに超える高温状態になります。たとえエアコンをかけながらでも車内に子どもだけを残してその場を離れることは危険です。絶対に避けましょう。
異常を感じたら早めに対処
日陰に移動し体を冷やす
万一熱中症に陥ったら、以下のような点に注意し、速やかに対処しましょう。
▼室内・日陰に移動
室内に移動するか、それが無理な場合は日陰に移動し衣服を緩め、横になって回復を待ちます。
▼水分・塩分を補給
水分と塩分の補給も。緊急の場合スポーツドリンクがあれば便利です。必要な成分と共に適度な糖分も含まれていて、吸収されやすいような工夫がされているからです。
▼体を冷やす
水でぬらしたタオルが、氷枕、なければ冷たいペットボトル飲料を使って、首、脇の下、太ももの付け根の内側周辺(鼠径部)など、特に太い血管が通っている周りを冷やすと、血液の温度が下がります。タオルをぬらしてあおぐことも体の熱を奪うのに有効です。
▼救急車を呼びましょう
意識や返答がないなど熱射病が疑われたら一刻を争います。迷わず救急車を呼びましょう。熱中症の場合、事態が急転してしまうことも少なくありません。そうなる前に、こまめに休憩と水分補給、適度な塩分補給で、未然に防ぐことこそ大切です。

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Posted by 2人3脚 at 08:00│Comments(0)
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