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2010年07月18日
認知症介護10か条 第2条 食事 ぼけ予防協会より
認知症介護 10か条
(一部ぼけ予防介護より)
第2条 食事
工夫して ゆっくり食べさせ 満足感
認知症老人は、自分で食べるという行為はできていても、必要な量をバランスよく、安全に摂取することが難しくなります。そこで、老人の好みに合った食事を規則正しく摂れるような援助が必要です。
激しい徘徊のある人と、自発的に身体を動かすことが出来ない人とでは、エネルギーの消費量が異なります。個人差を考えながら、エネルギーの摂取と消費のバランスを保つよう食事の量を調整しましょう。
食事の内容は歯がなくても、胃腸が悪くなければ家族と同じ物を柔らかく調整したり、細かく刻んだり、のどごしをよくするなど工夫をします。たとえばトンカツなど、薄切りの豚肉を2~3枚重ねて作り、食べやすい大きさに切って出します。食事は見た目が大切です。歯がない高齢者は粥と細かく刻んだお菜と決め付けないことです。粥食を毎回残す人でも、おむすびや好物のうな重などは残さないものです。
認知症老人は水が欲しくても訴えられません。食事の時の汁やお茶以外に1日1000ml~1200mlを目安に与えるようにしましょう。食事を美味しく食べるには、落ち着いてゆっくりと出来る環境が大切です。異臭のない明るい場づくり、小鳥の声や心の和むような音楽を静かに流すようにしましょう。
食事をこぼしたり、時間がかかってしまうような時でも、しかったり注意したり、お節介をし過ぎないようにしましょう。食事の前後はうがいを進めましょう。うがいが出来ない人には番茶を与えて口の中の清潔が保てるようにします。2人3脚では食事の前に必ず口腔体操をします。又食後の口腔ケアも重要で必ず行っています。
食事を食べようとしないときには、熱があるか、身体の調子が悪い、便秘、義歯が合わない、口内炎があるなど、口の中のトラブル、不安や落ち着かない気分、他のことに気を奪われている、食べ物であることが分からない、食べ方を忘れている、すでに食事をしたと思い込んでいる、介護者の食事の勧め方が適切でないなどが考えられます。また、食事中や食後にむせたり激しい咳き込みがあるときは誤嚥の危険が有りますので注意しましょう。
<脱水について>
脱水とは、身体から水分や塩分(電解質)が失われて、それまで正常に保ってきた体のバランスが崩れることです。お年寄りや子供には脱水になりやすい傾向にあります。
(観察ポイント)
・口渇(口が渇く)、口の中の粘膜の乾燥、口唇のひび割れ
・皮膚の乾燥、皮膚の弾力性の低下
・尿量の低下や尿の色が濃くなる
・顔面紅潮、発汗、発熱
<チェックポイント>
・お茶や水などの水分摂取量はどの程度か
・食欲低下の有無、食事摂取量の低下はないか
・排尿回数は減っていないか
・下痢はないか、下痢後の飲水は十分足りているか
・嘔吐はないか
・多尿はないか
・寝ダコからの多量の浸出液はないか
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(一部ぼけ予防介護より)
第2条 食事
工夫して ゆっくり食べさせ 満足感
認知症老人は、自分で食べるという行為はできていても、必要な量をバランスよく、安全に摂取することが難しくなります。そこで、老人の好みに合った食事を規則正しく摂れるような援助が必要です。
激しい徘徊のある人と、自発的に身体を動かすことが出来ない人とでは、エネルギーの消費量が異なります。個人差を考えながら、エネルギーの摂取と消費のバランスを保つよう食事の量を調整しましょう。
食事の内容は歯がなくても、胃腸が悪くなければ家族と同じ物を柔らかく調整したり、細かく刻んだり、のどごしをよくするなど工夫をします。たとえばトンカツなど、薄切りの豚肉を2~3枚重ねて作り、食べやすい大きさに切って出します。食事は見た目が大切です。歯がない高齢者は粥と細かく刻んだお菜と決め付けないことです。粥食を毎回残す人でも、おむすびや好物のうな重などは残さないものです。
認知症老人は水が欲しくても訴えられません。食事の時の汁やお茶以外に1日1000ml~1200mlを目安に与えるようにしましょう。食事を美味しく食べるには、落ち着いてゆっくりと出来る環境が大切です。異臭のない明るい場づくり、小鳥の声や心の和むような音楽を静かに流すようにしましょう。
食事をこぼしたり、時間がかかってしまうような時でも、しかったり注意したり、お節介をし過ぎないようにしましょう。食事の前後はうがいを進めましょう。うがいが出来ない人には番茶を与えて口の中の清潔が保てるようにします。2人3脚では食事の前に必ず口腔体操をします。又食後の口腔ケアも重要で必ず行っています。
食事を食べようとしないときには、熱があるか、身体の調子が悪い、便秘、義歯が合わない、口内炎があるなど、口の中のトラブル、不安や落ち着かない気分、他のことに気を奪われている、食べ物であることが分からない、食べ方を忘れている、すでに食事をしたと思い込んでいる、介護者の食事の勧め方が適切でないなどが考えられます。また、食事中や食後にむせたり激しい咳き込みがあるときは誤嚥の危険が有りますので注意しましょう。
<脱水について>
脱水とは、身体から水分や塩分(電解質)が失われて、それまで正常に保ってきた体のバランスが崩れることです。お年寄りや子供には脱水になりやすい傾向にあります。
(観察ポイント)
・口渇(口が渇く)、口の中の粘膜の乾燥、口唇のひび割れ
・皮膚の乾燥、皮膚の弾力性の低下
・尿量の低下や尿の色が濃くなる
・顔面紅潮、発汗、発熱
<チェックポイント>
・お茶や水などの水分摂取量はどの程度か
・食欲低下の有無、食事摂取量の低下はないか
・排尿回数は減っていないか
・下痢はないか、下痢後の飲水は十分足りているか
・嘔吐はないか
・多尿はないか
・寝ダコからの多量の浸出液はないか

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Posted by 2人3脚 at 08:00│Comments(0)
│認知症のケア・ポイント