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2010年09月12日

知らないと怖い口の中の汚れパート5・嚥下障害を早期発見

知らないと恐い!
口の中の汚れパート5
           監修 医療法人社団 高輪会
               理事長/医学博士 深井眞樹
               歯科衛生士室長 大塚博子



「口腔ケア」ガイドブックよりお届けします。2人3脚でも口腔ケアは特に重要視し食後の歯磨きや口腔体操を行っています。合わない義歯や歯が欠損しますとADL(日常生活自立度)が低下します。今回は口腔ケアの必要性について学んでみましょう!




摂食・嚥下障害を早期に発見して改善する



脳卒中などの脳の血管障害や認知症などがあると、脳の運動機能や認知機能、感覚機能といった機能がダメージを受けるため、先行期から口腔期において、さまざまな症状が現れます。厳密には、検査が必要ですが、次のような方法でわかることもあります。



●コップの水をストローでふくことができるかチェックする
●水を飲ませたときにむせるかどうかチェックする
●うがいができるかチェックする
●聴診器をのどぼとけにあて、飲み込むときの音を聞く
  


*ゴボゴボと泡立つような音、ヒューヒューという音はNG





咽頭期から食道期の障害は、見た目や症状だけで判断できません。疑わしいときは、すぐに歯科医に相談しましょう。ビデオ内視鏡検査(VE検査)嚥下ビデオレントゲン検査(VF)で専門的に調べます。早期に対処し、摂食・嚥下障害を改善することが大事です。





口腔ケアって、なあに?



健康でイキイキした人生を送るために必要な口腔ケア


口の中を清潔にするだけでなく、口の機能を維持改善し、全身的な感染症を防ぐために必要なのが口腔ケアです。口腔ケアによって食べ物を噛んだり、飲み込んだりできるようになると、体力や体の抵抗力がつき、全身の健康状態がよくなるのでQOL(クオリティ・オブ・ライフ生活の質)が向上します。




さらに、親しい仲間と楽しく会話をしながら食事をすると、脳の血流が増えて、脳の働きを活発にします。何かにチャレンジしようといういう意欲も出てくるので、閉じこもりや認知症の予防にもなります。


口腔ケアのおもな効果


●口の中を清潔に保ち、細菌の増殖を防ぐ
●唇やほお、舌の動きをよくする
●唾液の分泌を促し、口の乾燥を防ぐ
●自分の口で美味しく食べる喜びを持つ
●味覚を保ち、食欲を増進させる
●体力や体の抵抗力をつける
●会話などコミュニケーションをよくする
●虫歯や歯周病を予防・改善する
●誤嚥性肺炎をなど、全身的な感染症を防ぐ
●閉じこもりや認知症を防ぐ






知らないと怖い口の中の汚れパート5・嚥下障害を早期発見




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Posted by 2人3脚 at 09:48│Comments(0)医学講座
 
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