ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2010年12月13日
レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブックパート12
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブックパート12
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
パーキンソン症状
歩行などに障害が現れる
パーキンソン症状があらわれる
歩行障害の特徴とそれに応じた介護
パーキンソン症状においては、歩行に顕著な障害があらわれます。段差のない平らな床面で、なぜかつまづくことが多くなったことから受診し、病気が見つかるケースもあります。障害の特徴をあげれば、足首が伸びてしまう、すり足になる、小股で歩く(歩幅が小さくなる)、腕の振りが少なくなる、一歩目の足が出にくい、歩き出すと止まれない、曲がれないなどです。
最初の一歩がでない「すくみ足」には、床に介護者が足を置いたり、一歩先に目印をつけたりすることで改善することがあります。これは、パーキンソン症状をもつ人が、なんでもない平坦な場所で歩行に支障をきたす一方、階段を上ったり障害物をまたいだりできることにヒントを得た、視角利用した一例です。
歩行の介助を行なう場合、本人は恐怖感を持っているため、介護者への信頼感や安心感が必要になります。一般に、介護者は正面から手を引こうとしがちですが、一歩踏み出すのが難しいにもかかわらず、腕だけ引っ張られれば、腰が突き出た格好になってしまいます。したがって、介護者は横からサポートするのが望ましいでしょう。
また、歩行を促すには、聴覚を利用して、「いち、に、いち、に・・・・」と声を掛けたり、リズム感のある・テンポのいい音楽(たとえば、ワルツ行進曲、フォークダンスの曲など)かけたりすのも有効です。音楽に伴って、手の振りや足の踏み出しが大きくなったり、姿勢や歩調が安定したりすることがあります。歩けないと思われていた人が、ワルツの音楽をかけたらダンスができたというような例もあります。
<ホーム長のつぶやき>
日常的にどう利用者様と向き合ってリハビリ訓練をしていくか、ということのヒントをいただけました。上手に歩けない人も、音楽に合わせてエアロビクス体操ができたりします。音楽をとりいれることはいい刺激になりますね。ゲームも夢中になり立ち上がれない人が立ちあがったり、手を上に上げれない人がゲームに夢中になり手を上に(バンザイ)上げているのです。驚きでした。また、すり足歩行や、小股歩行の方の一歩先に目印をつけることは取り入れたいと思います。以前勤めていた病院の診察室で先生が床にテープを{目立つ黄色のテープ)を貼って歩かせていたことを思い出しました。診察時や先生が手が空いたとき歩かせていたのです。今後、障害者の気持ちをくみ取りながら、アイディアを出していきたいと思います。

にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ
わかるガイドブックパート12
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
パーキンソン症状
歩行などに障害が現れる
パーキンソン症状があらわれる
歩行障害の特徴とそれに応じた介護
パーキンソン症状においては、歩行に顕著な障害があらわれます。段差のない平らな床面で、なぜかつまづくことが多くなったことから受診し、病気が見つかるケースもあります。障害の特徴をあげれば、足首が伸びてしまう、すり足になる、小股で歩く(歩幅が小さくなる)、腕の振りが少なくなる、一歩目の足が出にくい、歩き出すと止まれない、曲がれないなどです。
最初の一歩がでない「すくみ足」には、床に介護者が足を置いたり、一歩先に目印をつけたりすることで改善することがあります。これは、パーキンソン症状をもつ人が、なんでもない平坦な場所で歩行に支障をきたす一方、階段を上ったり障害物をまたいだりできることにヒントを得た、視角利用した一例です。
歩行の介助を行なう場合、本人は恐怖感を持っているため、介護者への信頼感や安心感が必要になります。一般に、介護者は正面から手を引こうとしがちですが、一歩踏み出すのが難しいにもかかわらず、腕だけ引っ張られれば、腰が突き出た格好になってしまいます。したがって、介護者は横からサポートするのが望ましいでしょう。
また、歩行を促すには、聴覚を利用して、「いち、に、いち、に・・・・」と声を掛けたり、リズム感のある・テンポのいい音楽(たとえば、ワルツ行進曲、フォークダンスの曲など)かけたりすのも有効です。音楽に伴って、手の振りや足の踏み出しが大きくなったり、姿勢や歩調が安定したりすることがあります。歩けないと思われていた人が、ワルツの音楽をかけたらダンスができたというような例もあります。
<ホーム長のつぶやき>
日常的にどう利用者様と向き合ってリハビリ訓練をしていくか、ということのヒントをいただけました。上手に歩けない人も、音楽に合わせてエアロビクス体操ができたりします。音楽をとりいれることはいい刺激になりますね。ゲームも夢中になり立ち上がれない人が立ちあがったり、手を上に上げれない人がゲームに夢中になり手を上に(バンザイ)上げているのです。驚きでした。また、すり足歩行や、小股歩行の方の一歩先に目印をつけることは取り入れたいと思います。以前勤めていた病院の診察室で先生が床にテープを{目立つ黄色のテープ)を貼って歩かせていたことを思い出しました。診察時や先生が手が空いたとき歩かせていたのです。今後、障害者の気持ちをくみ取りながら、アイディアを出していきたいと思います。
にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ
Posted by 2人3脚 at 09:38│Comments(0)
│医学講座