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2011年01月30日

レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック パート17

レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブックパート17



アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護



「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
          (小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)




4 認知の変動
頭の状態の差が激しい





認知能力を維持するには


介護者は、認知の力が低下しているかどうか常に把握しておく必要があります。状態が把握できていれば、大事なことを伝えたい場合、認知レベルが高い(頭がはっきりしている)時に行なうことができます。




人によっては、認知能力の低下が起こる前に、何らかの身体的サインが見られる場合があります。例えば、とてもそわそわしたり、テーブルを何度もコツコツ叩いたりなどです。




認知能力が低下してしまうと、料理をしたりテレビのリモコンを操作したりといった、物事を手順どうりに段取りよく遂行することが難しくなりますが(これを実行機能障害といいます)、こうした能力を少しでも維持するには、折り紙などが良いといわれています。




新聞や雑誌を一回折る程度のことでも普段から続けることによって、効果が見られる場合があります。なお、認知の変動とパーキンソン症状は連動していることが多くあり、認知能力が低下すると、動きや歩行も悪くなるような例が見られます。







<ホーム長のつぶやき>


アルツハイマー型認知症の方でもレビー小体型認知症の方でも、意思の疎通がしっかりできる時と、できないときがあります。本人の苦しみや要望を認知レベルの高いときにお聴きしています。そうすると自分の意見をしっかりと述べられる場合があります。私たちは生活リハビリの一環として色々なことをしていただいています。頭を下げて仕事を依頼し、できたら感謝の言葉を全スタッフが言っているシーンをよく見かけます。




折り紙は実行機能障害に良いのですね。鶴の折り紙や花の折り紙はよくしています。先日ブログアップした新聞たたみはとっても助かります。感染予防のため、すぐに使えるサイズにたたんでいただいています。量が沢山ですが根気よくたたんでくれます。おやつを入れる箱はよくチラシで作ります。こういうことが認知能力を維持する上で役立つのですね。達成感で利用者様は笑顔が自然と出ています。






レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック パート17





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Posted by 2人3脚 at 11:20│Comments(0)医学講座
 
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