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2011年02月26日
レビー小体型認知症の介護が分かるガイドブック パート21
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブックパート21
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
5 レム睡眠行動障害
悪夢で大きな寝言
レム睡眠行動障害がみられた場合
上の図のように、最初のレム睡眠は、就寝してからノンレム睡眠を経て約90分後にやって来ます。このときに大きな寝言や奇声などの異常行動がみられることがあるわけですが、大体10分以内に治まるはずです。ですから暴れて危険なことがない限り、、そっと見守っていればあまり問題にはなりません。
朝方の場合はどうしたらいいのでしょうか。朝方のレム睡眠時間は長いため、10分以上待ってもレム睡眠行動障害が止まらないことがあります。したがってこの場合は起こすのも一つの方法です。ただし、体をゆすって急に起こしてはいけません。なぜなら悪夢と現実が混同してしまい、混乱や興奮が高じる場合があるからです。(稀に心筋梗塞などをきたすこともあります)。
具体的な対応方法としては、部屋の電気をつけて明るくしたり、懐中電灯を顔に当てたりして、自然に目を覚まさせるようにします。また、目覚まし時計やキッチンタイマーなどを用いて覚醒を促すのも手です。こうした音は、ダイレクトに脳内に届くため、「起きてください」「朝ですよ」と言った声かけよりも有効です。
<ホーム長のつぶやき>
いい勉強になりましたね。声掛けで起こすより脳内で感知して目覚める方がさわやかに起きられるのですね。色々な音色の目覚まし時計があります。声を掛ける目覚まし時計もあるので、レビー小体型認知症の方はそれは辞めたほうがよさそうです。寝入ったばかりの寝言や大きな声は様子をみましょう。2人3脚でも眠るまで大声を上げる方がおられます。その方は幻視とよくお話をしています。そのうち小声になり、眠りにつきます。目をつぶっているのに声を上げられますので、レム睡眠に入っているのでしょう。そっと職員は見守っています。
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Posted by 2人3脚 at 21:38│Comments(0)
│医学講座