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2011年07月09日
レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック パ-ト31
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブック パート31
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
7 抑うつ症状
意欲や気力が低下する
栄養にも注意が必要
抑うつ症状には、水分や栄養に似関する配慮も必要です。意欲の低下によって、自分で食べたり、飲んだりする機会が少なくなるため、第一に 脱水症状に気をつけます。水分量は、一日およそ1.500cc(食事に含まれる水分を除く)が目安です。幻視や妄想、認知症の低下は、水分摂取量の不足が原因になっていることも少なくありません。
抑うつ症状に関与している脳内の神経伝達物質には、セロトニンやノルアドレナリンなどがありますが、それらを活発化する(増やす)栄養素を摂ることも必要です。具体的には、大豆やアーモンド、チーズ、牛乳、バナナ、卵黄、赤身の肉などがそれに該当します。
セロトニン:トリプトファンという必須アミノ酸から成る化学物質で人体には小腸の粘膜細胞に多く存在するセロトニンは、わずかだが中枢神経系にも分布し、これらが精神活動(不安やストレスの軽減)に大きな影響を与えている。うつ病の発症は、このセロトニンが関与していると考えられている。
抑うつ症状にはさまざまなアプローチで
●必要な栄養素を摂る
●役割を持つ
●励まさない、強制しない
●会話を増やす
●本人の言うことを尊重・受容する
●外出、趣味、レクレーションなどを行なう
●脱水症状に気をつける
<ホーム長のつぶやき>
梅雨が明けたとのことです。例年より早いですね。抑うつ症状の方は特にこの夏脱水症状に注意しましょう。普段から食欲がないことで体重も減少気味。さらに水も飲みたくなくなると全身状態が悪化してしまうので、家族の方は注意が必要です。補水液の作り方をよくブログにアップしていますが、本当に体にいいですよ。お勧めです。麦茶を飲むより水分の吸収がいいのです。水1リットルに対して砂糖大匙4杯半、塩小さじ半分でOK。毎日ボトルは交換しましょう。飲みやすくするにはレモン汁など(ポッカレモン)落として飲むか、作ったものを寒天ゼリーにしてもこの暑い夏、いいかもしれません。少しでも食べれる工夫を図りましょう。そして、なるべく本人のそばにより添える時間をもちましょう。本人を尊重し受容共感が一番です。
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Posted by 2人3脚 at 09:56│Comments(0)
│医学講座