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2011年07月17日

薬のマメ知識・一緒に飲んではいけないもの

健康・知っておきたい
薬のマメ知識パート1



一緒に飲んではいけないもの
           東京ミッドタウンクリニック平石貴久と区別外来 医師平石貴久


漢方薬に代表される生薬のほか、抗生物質や降圧剤など、ほとんどの薬には化学製品が入っています。食材によって薬の効能を増強することもあれば、逆に減らしたり、なくしたりすることもあります。薬を正しく生かす薬のお話をします。まず薬を服用するときにジュースや牛乳で飲むことは避けましょう。





グレープフルーツ(ジュースを含む)血圧を下げる降圧剤との相性がよくありません。降圧剤は、商品名は様々でもカルシウム拮抗剤であることが多いですね。グレープフルーツに含まれるナリンジン等の成分は、カルシウム拮抗楽の効き目を強くし、血圧を下げる作用が強くなり過ぎて、気分が悪くなることがあります。同じ果実ジュースでもオレンジジュースやイチゴジュースなど酸度の強いものは、抗生物質のビクシリン、エリスロマイシン、リカミシンの成分を分解するので、効果をなくしてしまいます。抗生物質のドライシロップに多い、フロモックス、クラリス、クラリシッドも、薬剤のコーティングが分解され、苦い薬に変身します。





また、牛乳や乳製品との禁忌はよく有ります。抗生物質のテトラサイクリン系、ニューキノロン系は、牛乳のカルシウムと結合して胃から吸収が低下するので作用は弱まります。





皮膚角化治療剤(ケラチナミン)などはビタミンAを服用中の方には、吸収作用が増加し、効きすぎるので要注意です。アルミニュウム塩の主成分の制酸剤は、牛乳と一緒に飲むとミルクーアルカリ症候群が出現し結石などを作ります。基本的に、抗生物質の入った風邪薬の服用中は、牛乳を避けましょう。抗生物質は、原則、食事2時間後の食間が良いとされています。「胃が弱いので、何か胃に入れてから」と牛乳を飲むと逆効果です。抗生剤は、空腹に多めの白湯がお勧めです。





あなたの体を守るためのお薬です。医師や薬剤師さんに、注意事項を細かく聞いて守りましょう。







<ホーム長のつぶやき>


とっても参考になりました。特に2人3脚では朝の便通を促すために牛乳をよく飲んでいただいています。もちろん薬を服用する時は白湯ですが。起床時牛乳を飲んでいただいています。抗生剤を服用している時には牛乳は中止しようと思います。グレープフルーツは血圧を下げすぎてしまうので要注意は聞いていました。早速、朝のミーティングや勉強会のとき、スタッフに報告しましす。








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Posted by 2人3脚 at 08:54│Comments(0)医学講座
 
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