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2011年10月13日
10月1日アルツハイマーデー・片山先生の講演内容パート3
アルツハイマーデー記念講演会
片山禎夫ドクター講演内容パート3
10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。
若年期認知症の人と家族への理念
大丈夫?なんて思われたくない。頑張ってなんて言わないで。決してかわいそうなんて思わないで下さい。もし、良かったら、一緒に笑顔で暮らせる方法を探して、実行してください。私たちは、今日まで生きてきました。子どもの頃、学生の頃、仕事、結婚、子ども、知り合った人々と共に。自信も誇りも築いてきました。病気しても失うものは、何もありません。でも、できないこともあります。そこばかりを指摘されると、自信も誇りも失ってしまいます。あなたの笑顔が、励みです。自分達と共に、健やかな人と居ると心地よいのです。
アルツハイマー型認知症
前回のつづき
物忘れの軽い時期を軽度認知障害(MCI)といいます。若年期の人は物忘れから始まることは少ない。他の症状からはじまり徐々に物忘れがきます。二重苦、三重苦となり進行が早い。若くして発症した女性から教わったことがあります。(遺伝子診断で家族性は数パーセントいます)認知症は歳のせいではなかった。長谷川式スケールは満点だった方が「先生どうしたらよいか分からなくなる。緊張したりすると、分からなくなる。デパートに行った時、それは起きました。トイレからざわめきが聞こえ、子どもの声を聞いた途端、何も思い出すことが出来ず、歯がゆく恥ずかしい感じがしました。そして帰ろうと思いました。自分の身だしなみがきちんとできていないことが恥ずかしい、思い出せない。服は替えたのか、髪の毛は乱れていないか、恥ずかしい思いが次から次へと繰り返す。そのことについて途中で気がついた。3ヶ月、1カ月、1週間いろんなことを忘れる。
会社は普通に行っていましたが、パスワードが思い出せなくなり、入浴ではシャンプーとリンスが分からなくなり紙に書き始めたが、何かわからなくなり、失認がみらるようになった。いずれにしても分からなくなることが多くなり生活していても楽しくない。入浴しても左半身だけ擦り、右半身を擦ることを忘れる。思い出そうとしても思い出せない。何か恥ずかしい。お湯だけかけてシャップー付けずに風呂から出てしまう。「ちーとはシャンプーつけろよ」それを繰り返す。笑顔で楽しく生きて生きたい!
3人兄弟が診察に訪れ、「先生私たちどうしたらいいでしょうか」MMSでチェックしても異常がない、長谷川式スケール27点/30点でうつ病かなと思われました。母は毎日台所で泣いています。自分が今何を作っているのかわからなくなると言う。私がアドバイスしたのは、大学生、高校生、中学生の弁当を作っているというヒントを得て「一緒に作ろうと言えばいい」と、忘れてしまうポイント点をお話しました。88歳のおばあさんが何を作っていいかで泣くというのは聞いたことがありません。
―つづく―

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片山禎夫ドクター講演内容パート3
10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。
若年期認知症の人と家族への理念
大丈夫?なんて思われたくない。頑張ってなんて言わないで。決してかわいそうなんて思わないで下さい。もし、良かったら、一緒に笑顔で暮らせる方法を探して、実行してください。私たちは、今日まで生きてきました。子どもの頃、学生の頃、仕事、結婚、子ども、知り合った人々と共に。自信も誇りも築いてきました。病気しても失うものは、何もありません。でも、できないこともあります。そこばかりを指摘されると、自信も誇りも失ってしまいます。あなたの笑顔が、励みです。自分達と共に、健やかな人と居ると心地よいのです。
アルツハイマー型認知症
前回のつづき
物忘れの軽い時期を軽度認知障害(MCI)といいます。若年期の人は物忘れから始まることは少ない。他の症状からはじまり徐々に物忘れがきます。二重苦、三重苦となり進行が早い。若くして発症した女性から教わったことがあります。(遺伝子診断で家族性は数パーセントいます)認知症は歳のせいではなかった。長谷川式スケールは満点だった方が「先生どうしたらよいか分からなくなる。緊張したりすると、分からなくなる。デパートに行った時、それは起きました。トイレからざわめきが聞こえ、子どもの声を聞いた途端、何も思い出すことが出来ず、歯がゆく恥ずかしい感じがしました。そして帰ろうと思いました。自分の身だしなみがきちんとできていないことが恥ずかしい、思い出せない。服は替えたのか、髪の毛は乱れていないか、恥ずかしい思いが次から次へと繰り返す。そのことについて途中で気がついた。3ヶ月、1カ月、1週間いろんなことを忘れる。
会社は普通に行っていましたが、パスワードが思い出せなくなり、入浴ではシャンプーとリンスが分からなくなり紙に書き始めたが、何かわからなくなり、失認がみらるようになった。いずれにしても分からなくなることが多くなり生活していても楽しくない。入浴しても左半身だけ擦り、右半身を擦ることを忘れる。思い出そうとしても思い出せない。何か恥ずかしい。お湯だけかけてシャップー付けずに風呂から出てしまう。「ちーとはシャンプーつけろよ」それを繰り返す。笑顔で楽しく生きて生きたい!
3人兄弟が診察に訪れ、「先生私たちどうしたらいいでしょうか」MMSでチェックしても異常がない、長谷川式スケール27点/30点でうつ病かなと思われました。母は毎日台所で泣いています。自分が今何を作っているのかわからなくなると言う。私がアドバイスしたのは、大学生、高校生、中学生の弁当を作っているというヒントを得て「一緒に作ろうと言えばいい」と、忘れてしまうポイント点をお話しました。88歳のおばあさんが何を作っていいかで泣くというのは聞いたことがありません。
―つづく―

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Posted by 2人3脚 at 12:27│Comments(0)
│医学講座