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2010年04月24日

石田孜郎ドクターの講話より

昨日認知症の人と家族の会
(すぎなの会)の総会がありました。
石田孜郎ドクターの講話ありましたのでアップいたします。




3つの介護の心得

大変天気が不安定で体調を合わせにくい季節ですね。K・Y空気を読めない。今は気候が読めないですね<笑い>最近ですね、京都に遊びに行ってきました。このくらいの年齢になると抵抗感なく神社・仏閣へ行きます。大徳寺に行ってきました。敷居が高くなくいつでも参観できます。従寺さんがお出迎いして下さるんです。お寺には本、色紙、葉書きなど置いてあります。この頃は商売上手でサインしてくださる。
<笑い>




介護の仕事というのは、在宅、施設、病院そこに関わる人たちは大仕事です。次の3つの点をやっていられるようになるはずです。1つは介護するその方に自分が世話になった。二つ目はやがて自分もその立場になる。三つ目は今、自分が介護できるということはすごく幸せ!この3つのことを頭に入れておかないと、とうていやっていられません。小さいときから、心からそういう状況の中で育つということがない限りは、3つの思いを描くことは大変なことです。



認知症の予防に脳を刺激しましょう


介護できる喜びがあっても、自分がそういうふうにならないように!認知症にならないように!遺伝的に認知症になられる方もおれれますが、認知症にならないために脳を刺激しましょう。脳を刺激すると、今はスペクトやペットで頭の前や脇、左や右側が活発になることが証明されています。



脳の刺激には読み・書き・そろばん・散歩

読むこと!特に声に出して読むこと。書くこと!計算すること!大先輩の方から読み書きそろばんはやることが大事と言われてきました。これらのことはいとも簡単にやることが出きます。新聞、雑誌など声に出して読むことです。最近やり始めたことは、皆がいる所は迷惑なのでトイレの中で朝声に出して呼んでいます。<笑い>東北大学の川島先生の話だと秒針のついた時計で読むスピードを早くして読むのがいいと言っています。



それから読んだことを書くことです。最近は書くことをパソコンに委ねてしまいがちです。漢字の変換が分からなくなります。公文書の中でもあります。パソコンの変換機能に委ねないで、書いてみましょう。書かないと能力は落ちいきます。次はそろばんですが、買い物に行ったとき、計算してみましょう。スーパーレジでレシートを見ましょう。女性の方で、よくレシートじっと見ている方を見かけます。頭の中で計算するのです。野球では打率やホームランの数を新聞に出たら、ある選手について、たし算するのは良いと書いてありました。何でもやってみましょう!



認知症の予防にはコミュニケーション

おしゃべりをすることで情報が交換ができます。近所の親しい人、学生時代の友、情報交換の中でも男女入り混じっているのはいいですね。私は中学時代の友としょっちゅう飲みます。1~3ヶ月に一度集まります。最初は1~2名程度しかいなかった女性が今では半数の14~15名が集まります。女性の中に男性が入ると、うざったくなります。<笑い>コミュニケーションの中に男も女もおり話が飛び交うのはいいのです。



体を動かす


あと1つは体を動かすことです。運動領野、感覚領野の中で顔の筋肉はとても広いのです。おかしくなくても笑うのです。大きな声で笑っていると、そういう自分がおかしい。微笑みだけの笑いより、声に出して笑うのが良いのです。そして腹筋にもいいんです。手足を動かすにはウォーキングをすることが大事です。ある程度エネルギーを費やすことができるウォーキングは、時速4キロ程度で1時間ちょっとで汗ばんでくる程度が良いですね。



読み書きそろばん、おしゃべりに散歩は日々の生活の中に取り入れましょう。そうすることによって認知症を遅らせることができます。自分ができる範囲でさらに困っている人を助けてあげてください!



趣味をもちましょう

趣味をもちましょう。自分には趣味はないという方や趣味的なことをやりましょう。若いときから今も60~70歳代まで続けてやっている方もいます。中断した人は再開してください。やっていたことを再開しましょう。何も趣味がない人は作ってください!定年後俳句を始めた人もいます。楽器、バイオリン、ギター、フルートなどをすると仲間ができます。ウクレレなんて手っ取り早くできますね。ハーモニカかは時間やお金がかからない。是非やって見てください!



道元の教え

“学び始めることに遅すぎることはない”だから私自身戒め、忘れないようにしています。60~70歳代になっても遅すぎることはありません。読み書きそろばん散歩新しいことを始めましょう!最近思ったことは以上です。


いい忘れたことがありました。<笑い>


困ったときどうすればいいか。意外と助けてくれる人がそばにいますよ。そばにいるんですねー。その方の真似をすることが大切です。私たち人間は欠点だらけです。欠点だけの人が教わる。自分にないものをもっているものです。マネをすることは大切です。実は中学時代の友達に真似をさせてもらいました。中学のホームルームで新聞に出ていたことをゆっくり喋ってくれる友。ゆっくりなんだけれど明確なんです。頭の中で喋りたいことをゆっくり喋る真似を中学から高校にかけて行ないました。僕は喋べっているとき、途切れるが真似ていると喋れるようになり、今に至っています。<拍手喝采、笑いあり>




石田孜郎ドクターの講話より




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