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2010年10月26日

心のきずな・私は母の「お母さん」の記事から

私は母の「お母さん」
             (埼玉県・越谷市・安部節子・主婦・53歳)


認知症の母を在宅介護して10年になります。93歳の母は要介護5.昼はヘルパーや意思、看護師などの方々が入れ替わりに訪問してくれ、夜は私が隣にマットを敷いて寝ています。





認知症が進み、母は私を「お母さん」と呼ぶようになりました。なぜなのか悩みましたが、介護カウンセラーの方によれば、認知症のお年寄りにとって大切なのは母性的なケア。介護する姿に、母の優しさが見えるかどうか。お母さんと呼べば、すぐ答えてくれる人が近くにいると安心できるそうです。





昔のように「節ちゃん、節ちゃん」の声は悲しいけれど聴けません。それでも「お母さん」とよばれれば「なーに」と戸私は答えます。カラオケで友だちと森昌子の「おかあさん」を歌ったら、途中から涙、涙で困った日もあったけ・・・。





お母さん、私は最後まで介護に頑張るよ。生きていてくれるだけで本当にうれしい。少しでも長生きして、大切な貴方を失う心の準備をさせてください。






<ホーム長のつぶやき>


2人3脚でもよく「お母さん」と大きな声で呼ぶ方がグループホームに3名ほどいます。「ハーイ」と返事をしてもまだ私は「おかあさん」にはなれません。寄り添う介護を目指して3年が経ちました。まだまだ介護の真髄には到達せず、本人の心の中まで入れない自分がそこにいるのです。





この記事の阿部さんはとってもいい介護をしていますね。自分ひとりでは介護は頑張れません。多くの支援を受けることによって介護に余裕が生まれてきます。「お母さん」と呼ばれるまでに信頼され、任せられる強い母の姿を、介護をしている姿を想像すると見えてきます。そんな「お母さん」に近づけるように私も頑張りたいと思います。常に利用者様本人の気持ちを大切にしながら、ご家族の苦労を思いながら介護していきたいと思います。






心のきずな・私は母の「お母さん」の記事から




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