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2011年01月16日

2009年度版提言私たちが期待する介護保険基本的な考え方

提言・私たちが期待する介護保険2009年度版
                 (認知症の人と亜族の会より)

2012年の介護保険改正に向けて認知症の人と家族の会は2009年の介護保険制度改定の結果を踏まえて、以下のように提言をだしました。この提言が次の改正に向けての足がかりとなり前回1月6日付けでブログアップした「五つの危惧」につながっています。






基本的な考え方

1.認知症があっても一人暮らしでも希望する自宅で、また施設でも安心して暮らせる制度へ

2.早期から終末期まで、切れ目ない支援体制を整備すること

3.認知症であっても、“笑顔”で生きられる支援体制を整備すること

4.介護に従事する人材の育成と確保のために待遇改善を継続的に図ること

5.暮らしを支え、生活を保障する社会保障制度へ

6.高福祉応分の負担で






具体的な改善提案




1.在宅で要介護4、5の人が支援限度額を超えて利用する場合は、全額自己負担ではなく介護給付を認める

2.必要な訪問介護の利用は同居家族の有無にかかわらず認める

3.認知症があると認められる場合には、要介護1以上の認定をする

4.若年期認知症の人が仕事を続けられるよう支援する体制を作り、採用する事業体へは補助金を支給する

5.地域包括支援センターの全てに「認知症連携担当者」を配置するなど、地域のコーディネート機関として充実させ、介護保険給付業務は業務からはずす

6.介護保険専門員が中立、公平を保つことができ、質を高め、専門性が発揮できる体制とする。サービス利用に至るまでの相談支援にも報酬を認める

7.介護従事者の賃金、労働条件の改善を継続的に図るために、利用者の負担を増やすことなく、必要な対策を講ずる

8.要支援1、要支援2も介護保険給付の対象とし予防事業は一般財源で行なう

9.療養病床の利用には、制度の推移にかかわらず、現状と同等の必要な医療と介護を保障する

10.認知症の人の一般病院入院時に、ホームヘルパーの付き添いを認めるなど対応の改善を図る

11.全ての都道府県、政令市に「認知症コールセンター」が速やかに設置されるよう必要な措置を講ずる

12.小規模多機能型サービスが安定して運営できるよう、必要な措置を継続的に講ずる

13.地域の家族の会など当事者組織の活動への支援を強化する








<ホーム長のつぶやき>



以上のことを提言し厚生労働省に働きかけ、静岡県支部(すぎなの会)は色々なヶ所に提言書を配り理解を深めてきました。その結果改善できた点が多々あったことは大きく評価したいと思います。これからも認知症の人と家族の会の集いの場においても、いま、苦しんでいる本人、家族、そして我々のような介護に携わる人たちの声を届けていきたい!






2009年度版提言私たちが期待する介護保険基本的な考え方













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