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2011年03月25日

いやな事柄は心の胃袋に・幸せになれない理由

いやな事柄は心の胃袋に
幸せになれない理由

  きたやま・おさむ氏
1946年兵庫県生まれ。フォークソンググループ「ザ・フォーク・クルセダーズ」で活躍。解散後精神科医に。10年3月、勤務先の九州大を定年退職。著者に「最後の授業」など。




心というものは目に見えないものですから、何かに例えて話すしかありません。ここでは体と同じように心臓や脳、そして胃袋があるものだと例えましょう。面白いことに、英語の「ダイジェスト」には「消化する」という意味と「理解する」という意味があります。日本語に「咀嚼する」とか「こなす」という言葉があるのと同じです。





「消化する」ことと物事をたくみに操れるようになることを同じ消化の言葉で意味することができるのです。喉元につかえたり、奥歯に物がはさまったりたりしますが、腑に落ちるというのは、心の胃袋の中に納まることをいうのです。





逆に何かの事情で心の胃袋に物事をおいておけないと非常に不幸な思いをします。ですから、何か不愉快のことを言われたり、嫌な人物にあったり、不幸な出来事があったりしたときには、物事を心の胃袋においておけば、やがて消化され、こなされ、吸収されて栄養になっていくものなのかもしれません。





つまり、心に胃袋があってそこに嫌な事柄をおいておけるようになることが幸せと感じることの第一歩、つまりターニングポイントなのだというわけです。過去を思い出して、どこかに汚点があって気になるとか、壁にシミがあってそればかりが気になるようなときは、心の胃袋においておけるなら、やがて溶けてゆくかもしれません。





時間をかければ澄んだ空が見えてくるかもしれず、まっさらな白い壁が見えてくるはずです。しかし、心の胃袋にも限界がありスペースは狭くなるものですから、できれば普段は消化のいいものを食べていたいものですよね。







いやな事柄は心の胃袋に・幸せになれない理由








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