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2011年07月22日
知っておきたい薬のマメ知識・一緒に飲んではいけないもの
薬のマメ知識パート2
一緒に飲んではいけないもの
東京ミッドタウンクリニック平石貴久特別外来
薬との相性について、前回に引き続いてお話します。最近脳梗塞や狭心症などの大きな病気を経験し、再発予防の血栓を溶かす抗凝固剤(ワーファrン)を服用している方が増えています。納豆、クロレラ、緑黄色野菜などビタミンKの含有食品は、ワーファリンの効果をなくし、再び血液を凝固させます。なお、甘納豆には納豆菌がないので大丈夫です。
前回の薬のマメ知識パート1の内容
コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインには、ちょっとした興奮作用があります。抗不安剤(ジアゼパム)や、喘息を抑える気管支拡張剤(テオドール)と一緒に取ると、中枢神経興奮作用の増強を引き起こし、頭痛などの原因となります。多量のカフェインには気を付けましょう。ブラジルやイタリアには、朝から濃いコーヒーを飲む人が多く、その興奮作用のため、スポーツのトリーミング検査をクリアーできない可能性もあります。私の担当したサッカー・Jリーグのチームでは、「一日15杯以上飲むのは危険」と選手にコーヒーを制限しました。
肉類などの高タンパク食は、薬と相性が良くないものが多いですね。ペニシリン系やテトラサイクリン系の抗生物質の血中濃度を低下させ、効力を弱めます。抗パーキンソン剤(ドパストン)も、腸管からの吸収を阻害するため効果は減弱。さらに気管支拡張剤(テオドール、ネオフィリン)の代謝を促進し、効き目が短くなります。逆に高血圧治療薬(インデラル)の血中濃度は上昇させ、効きすぎてしまいます。
また、消炎鎮痛剤(インドメタシン)、高脂血症治療薬(シンレスタール)、止血剤、骨粗しょう症のビタミンK2製剤(ケイツー、グラケー)は脂肪とくっついて吸収が増強するため、肉類を含めた高脂肪食と一緒に取ると、効きすぎます。抗結核剤(ネオイスコチン)は、マグロなどの赤身の魚と一緒に取ると、頭痛、紅斑、嘔吐、蕁麻疹などのヒスタミン中毒を起こすことがあります。ワインやチーズと一緒に取っても、動機、頭痛、高血圧発作、顔面紅潮、多汗などの症状が出る可能性があります。
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薬との相性について、前回に引き続いてお話します。最近脳梗塞や狭心症などの大きな病気を経験し、再発予防の血栓を溶かす抗凝固剤(ワーファrン)を服用している方が増えています。納豆、クロレラ、緑黄色野菜などビタミンKの含有食品は、ワーファリンの効果をなくし、再び血液を凝固させます。なお、甘納豆には納豆菌がないので大丈夫です。
前回の薬のマメ知識パート1の内容
コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインには、ちょっとした興奮作用があります。抗不安剤(ジアゼパム)や、喘息を抑える気管支拡張剤(テオドール)と一緒に取ると、中枢神経興奮作用の増強を引き起こし、頭痛などの原因となります。多量のカフェインには気を付けましょう。ブラジルやイタリアには、朝から濃いコーヒーを飲む人が多く、その興奮作用のため、スポーツのトリーミング検査をクリアーできない可能性もあります。私の担当したサッカー・Jリーグのチームでは、「一日15杯以上飲むのは危険」と選手にコーヒーを制限しました。
肉類などの高タンパク食は、薬と相性が良くないものが多いですね。ペニシリン系やテトラサイクリン系の抗生物質の血中濃度を低下させ、効力を弱めます。抗パーキンソン剤(ドパストン)も、腸管からの吸収を阻害するため効果は減弱。さらに気管支拡張剤(テオドール、ネオフィリン)の代謝を促進し、効き目が短くなります。逆に高血圧治療薬(インデラル)の血中濃度は上昇させ、効きすぎてしまいます。
また、消炎鎮痛剤(インドメタシン)、高脂血症治療薬(シンレスタール)、止血剤、骨粗しょう症のビタミンK2製剤(ケイツー、グラケー)は脂肪とくっついて吸収が増強するため、肉類を含めた高脂肪食と一緒に取ると、効きすぎます。抗結核剤(ネオイスコチン)は、マグロなどの赤身の魚と一緒に取ると、頭痛、紅斑、嘔吐、蕁麻疹などのヒスタミン中毒を起こすことがあります。ワインやチーズと一緒に取っても、動機、頭痛、高血圧発作、顔面紅潮、多汗などの症状が出る可能性があります。

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Posted by 2人3脚 at 11:26│Comments(0)
│医学講座