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2011年11月06日

10月1日アルツハイマデー・片山先生の講演内容パート6

アルツハイマーデー記念講演会
片山禎夫ドクター講演内容パート6




10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。





認知症の症状の失行



高齢者の60歳以上の人は皆さん同じような体験があったのではないでしょうか。近所の方やぼうさんに育ててもらいました。「人に迷惑にならないように」と。美味しいものを食べたことを忘れます。「ごはん、まだ?」、満足間がありません。ほっといたら、大変です。努力が始まると忘れることが多くなり、分からなくなくなります。楽しく生きていないと分からなくなるのです。さらに、ほっておくと失行となります。動作が分からなくなります。「おばあちゃん、デイサービスの人が迎えにきたよ」服も着替えていないのでおじちゃんは怒ります。おばあちゃん、パジャマの上にセーター着て出かけようとします。「デイサービスにいかん、病院にもいかん、私はどこも悪くないのに、この人が行け行け言うからついてきた」。





若年性アルツハイマー病



若年期認知症の集まりが再来週と富山県であり、出席します。30~40人の人が寝泊りします。以前一緒に銭湯に入った時のことです。体をこする、シャンプーリンス、桶に湯をため隣に座っていたら、固まってしまった。妻を介護している方が向かいに座っていました。その方がボディシャンプーをつけたタオルを渡してくれました。潜在のついたタオルを桶の中でジャブジャブ洗っている。また、介護されているお父さんがタオルを渡してくれました。何気なく観ていると3回同じことを繰り返していました。胸をすらせてもらったら、洗い始めました。





トイレへ行きたいというのでおとうさんはトイレに行きました。スリッパのところで、便器の前でずーと立っています。僕は前のチャックを上げると真似をして上げてくれました。失認、失行がどんな時に出てくるか、観察してください。早期に発見して楽しく一緒に行なうことが大切です。それから、男の人を見るたびに「今日は有難うございました」と。若年期の人はこんな気持ちでいるのです。





デイサービスに8年くらい前から通っている方、おばあちゃんを見て暴言が始まりました。「先生大変でしたよ、この間レストランで注文したあと急に、帰る帰ると言い出して」と。レストランのウエイトレスさんが隣の人と話す言葉が分かりにくい、色々な人と話している。言葉が一杯ある所に行くと分からなくなります。失認から始まる人と失行から始まる人がいます。不安を覚えながら素敵ね病と呼んでいます。
                                    ―つづく―








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Posted by 2人3脚 at 07:00│Comments(0)医学講座
 
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