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2009年11月25日

認知症介護 家族の接し方10か条 第8条過去の体験は

家族の接し方10か条
                          (認知症予防協会より)

第8条 過去の体験は心のよりどころ
本人の 過去の体験 大切に



毎日の生活は、過去からの連続です。一人ひとりの過去は違いますが、現在はその線上にいます。目の前のことや、今自分のしていること、いまどこにいるかは理解できませんが、遠い過去のことは覚えています。また瞬間、瞬間は覚えているが線でつながった理解は出来ません。点での理解なので、次にすることがわからないため、チグハグな行動になってしまいます。



介護する側から見るとその行動がどうして起こるのか予測できないため、問題行動と捉えてしまいがちです。しかし、本人は今ではなく、過去の生活体験から行動していることが多く、行動を責められると戸惑いが大きくなり、なお一層適切な行動からかけ離れてしまいます。




このような場合、その人の過去の生活体験が分かっていれば、言葉の端々や何気ない表情は、残された記憶の断片から生じていることが理解でき、本人於意思が伝わることで心の安定が図れます。





また、誰もが社会の一構成員であり社会的な存在として生活しています。それぞれには家族があり、夫や妻、親としての役割、仕事、生活等があります。生活は多様であり、個別性の高いもので、生活の歩みはその人の人生そのもので、現在の祖人らしさを形成しています。歩みの中からその人の生き方を知り、その体験にあわせていくと生きいきして来ることが多いものです。




このことはその人の過去の生活を把握することからあわせることが出来ます。その人の過去を知ることにより適切な対応が出来るのです。それぞれの生活は様々ですが、どのような生活であっても本人には掛け替えのない体験です。過去の体験を大切にすることが認知症老人を穏かにする第一歩です。



認知症介護 家族の接し方10か条 第8条過去の体験は



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