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2011年06月25日

認知症予防財団・新時代に認知症の人・家族等への支援

避難所でがんばっている認知症の人・家族等への支援ガイドパート2




認知症介護研究・研修東京センタがHPに支援ガイド


センター方式研修でお世話になっている認知症介護研究・研修東京センターが支援ガイドをホームページに載せました。




*避難所には、認知症の人や認知症様の症状が出始める人がいます。
*人一倍ストレスに弱い特徴をもつ認知症の人は、避難所で混乱しやすく、心身状態が増悪したり、家族や周囲の負担も増大しがちです。
*ちょっとした配慮で本人が安定し、周囲の負担軽減が、できることがあります。
*避難所で認知症の本人、家族、周囲の人が少しでも楽に過ごせるように。
以下の点を参考に、できる工夫を、どうぞ試してみてください。





4.飲食、排泄、睡眠の確保を


■声かけや見守りがないと一人で適切にできなくなり、認知症の症状や体調が増悪しがちです。
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どの位口にできているか、本人の飲食料の一日の総量を確認し、限られた飲食物を確実に本人が口にできるよう声かけをしましょう。ペットボトルなどを置くだけでは飲めない人もいます。なお、本人が飲食する際は、手指を拭いて、感染予防に配慮しましょう。
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避難所のトイレに行くまで手間取ったたり、行きついても慣れないトイレでスムーズに用を足せない場合、お手製トイレを作り、身近な場所に人目につかずに済ませられるようにする方法もあります。新聞紙、ビニール袋、空いたペットボトル、容器など、あるものを利用して。
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睡眠リズムが乱れやすいので、眠る・起きるタイミングをつかめるように声かけをしましょう。指示口調ではなく、「一日ぶじでよかった。ぐっすり寝て明日に備えよう」、「そばにいるよ」など、安心して寝起きできるよう声かけをしましょう






5.少しでも「快の刺激」を


■不快がつのると、落ち着きのなさや、苛立ちが高まり、抑えきれなくなりがちです。
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時折、一緒に窓の外を見る、玄関先など一緒に出て、空を眺めたり、戸外の空気を深呼吸するなどリフレッシュしましょう。
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手足・首筋・腰などを温める(暖めるものがない場合は、掌をこすって暖め、そっと手を当てる)、さするなどで、本人が落ち着くことがあります。
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触ったり、抱いて気持ちのいいものを本人に渡すのも一策です。例)やわらかいタオル、なでてて気持ちいいもの、膝や大腿の上に暖かいもの、抱き心地のいい毛布、など
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本人の好きな歌、なじみの歌、分かりそうな歌を口ずさんだり、一緒に歌ってみましょう。
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そばにいるときは、本人の目を見て、そっと微笑んで、・・・一瞬でも、とても大切です。








<ホーム長のつぶやき>


上記のことはそんなに難しいことではありません。本人の気持ちになってい居心地の良い場所作りや配慮が必要です。」これらのことはデイサービスでも同じことがいえます。空調が効いていますが、今年の夏は「節電対策」で色々工夫して、快適に過ごすことができるように配慮しなければなりません。我々2人3脚も常にスタッフは「快」の状態でいられるよう気を使っています。




特に、高齢者は体温調節ができなくなります。暑いのに寒いと言って服を重ね着したり、水分を摂りたがりません。少しでも水分を摂って頂く工夫をしましょう。我々が毎日作っている補水液は寒い冬であれば温めて、暑い夏は冷蔵庫で冷やして飲むことが出来ます。砂糖と塩の分量をしっかりと守っていただければ、体に優しい水分を体内に吸収させることができます。水道水1リットルに対して「砂糖大匙4杯半、塩小さじ1/2杯」です。後は飲みやすくするためにレモン汁、または、今が旬の梅ジュースなど少量落としてもいいでしょう。飲み残しのないように毎日容器はきれいに洗いましょう。ちょっと一言アドバイスでした。

次回は№6.7.8をアップしていきます。







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