ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2011年10月17日
2011年10月17日
今日はグループホーム交流会で楽しみました
グループホーム交流会(10施設)をふじさんメッセで行いました。
富士市では20施設のグループホームがあり本日は前半が
あさって(10/19)は後半の10施設が交流を深めます。
夢こいチャッキリの皆さんが銭太鼓など披露してくれました。

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2011年10月17日
10月1日アルツハイマデー・片山先生の講演内容 パート4
アルツハイマーデー記念講演会
片山禎夫ドクター講演内容パート4
10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。
若年期認知症の人と家族への理念
大丈夫?なんて思われたくない。頑張ってなんて言わないで。決してかわいそうなんて思わないで下さい。もし、良かったら、一緒に笑顔で暮らせる方法を探して、実行してください。私たちは、今日まで生きてきました。子どもの頃、学生の頃、仕事、結婚、子ども、知り合った人々と共に。自信も誇りも築いてきました。病気しても失うものは、何もありません。でも、できないこともあります。そこばかりを指摘されると、自信も誇りも失ってしまいます。あなたの笑顔が、励みです。自分達と共に、健やかな人と居ると心地よいのです。
アルツハイマー型認知症
高齢者が年をとる。今年1月2人の同じような方が外来に来られました。近所に住む娘さんが、一人暮らしの母を訪ねると、冷蔵庫にヨーグルトが溜まっており、おかしいなーと思っていた頃事件が起きました。賞味期限が切れたヨーグルトを持っており、ヨーグルトの陳列棚にスーと置きヨーグルトを新しいものとすり替えましたと店員が娘さんに告げました。
車椅子のお父さんと娘さんが外来へやってきました。泣きながら、父母二人暮らしです。母はリウマチを患っており、父が買い物をします。大好物はビールです。最近物忘れが進んできました。ある日、レジで並んでいる際、大好きなビールを忘れないようにビール缶を握っていました。その日、ふと自分のポケットに入れました。1回目だからイイヤと思っていたら再び、2回目がおきてしまいました。店員は常習犯といいました。大好きなビールを買い忘れないようにしっかりと手に握っている。多くの認知症の人は忘れないようにするために努力が始まるのです。
内科当直のある日の夜、救急車で何人か来ました。そのうちの一人、夕方6時頃救急外来に降りると看護師長さんが「この人おかしい。先生、この方毎日救急車で来ているとカルテ書いてあります」と、過去6日間、毎日胸が苦しい、しんどい、点滴したら回復と書いてありました。「お母さんここの病院来たことがありますか?」「私ね、こんな病院来るかね」「おかあさん、すいませんね、こんな病院で、この丸椅子に腰掛けて、朝一番に診察をしますから」。60歳前後の長男と孫3人で来てくれました。「先生よく呼んでくれました。家の中は大変なんです。冷蔵庫に34パックの玉子があるんです」「長男の嫁が死んだので私が夕食を作らないといけない」「いや作ってない、作ってない」母は1ヶ月前から玉子を買うようになって「毎日夕方になると、馬鹿なことをするなよ!いい加減にしろと怒っています」「おばあちゃんは玉子を買っちゃいけないことを忘れる。苦しくなってもスーパーに行く。倒れこんで自分で救急車を呼んでしまうのです。怒られたことを忘れます。おばあちゃんは頑張ろうとして、夕方6時頃になるとドキドキして倒れてしまうのです。一人ぼっちで寂しいのですよ」半年後孫と一緒に外来に来ました。診察後「先生お味噌いりますか?」玉子からお味噌に替わったのです。<笑い>
―つづく―

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片山禎夫ドクター講演内容パート4
10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。
若年期認知症の人と家族への理念
大丈夫?なんて思われたくない。頑張ってなんて言わないで。決してかわいそうなんて思わないで下さい。もし、良かったら、一緒に笑顔で暮らせる方法を探して、実行してください。私たちは、今日まで生きてきました。子どもの頃、学生の頃、仕事、結婚、子ども、知り合った人々と共に。自信も誇りも築いてきました。病気しても失うものは、何もありません。でも、できないこともあります。そこばかりを指摘されると、自信も誇りも失ってしまいます。あなたの笑顔が、励みです。自分達と共に、健やかな人と居ると心地よいのです。
アルツハイマー型認知症
高齢者が年をとる。今年1月2人の同じような方が外来に来られました。近所に住む娘さんが、一人暮らしの母を訪ねると、冷蔵庫にヨーグルトが溜まっており、おかしいなーと思っていた頃事件が起きました。賞味期限が切れたヨーグルトを持っており、ヨーグルトの陳列棚にスーと置きヨーグルトを新しいものとすり替えましたと店員が娘さんに告げました。
車椅子のお父さんと娘さんが外来へやってきました。泣きながら、父母二人暮らしです。母はリウマチを患っており、父が買い物をします。大好物はビールです。最近物忘れが進んできました。ある日、レジで並んでいる際、大好きなビールを忘れないようにビール缶を握っていました。その日、ふと自分のポケットに入れました。1回目だからイイヤと思っていたら再び、2回目がおきてしまいました。店員は常習犯といいました。大好きなビールを買い忘れないようにしっかりと手に握っている。多くの認知症の人は忘れないようにするために努力が始まるのです。
内科当直のある日の夜、救急車で何人か来ました。そのうちの一人、夕方6時頃救急外来に降りると看護師長さんが「この人おかしい。先生、この方毎日救急車で来ているとカルテ書いてあります」と、過去6日間、毎日胸が苦しい、しんどい、点滴したら回復と書いてありました。「お母さんここの病院来たことがありますか?」「私ね、こんな病院来るかね」「おかあさん、すいませんね、こんな病院で、この丸椅子に腰掛けて、朝一番に診察をしますから」。60歳前後の長男と孫3人で来てくれました。「先生よく呼んでくれました。家の中は大変なんです。冷蔵庫に34パックの玉子があるんです」「長男の嫁が死んだので私が夕食を作らないといけない」「いや作ってない、作ってない」母は1ヶ月前から玉子を買うようになって「毎日夕方になると、馬鹿なことをするなよ!いい加減にしろと怒っています」「おばあちゃんは玉子を買っちゃいけないことを忘れる。苦しくなってもスーパーに行く。倒れこんで自分で救急車を呼んでしまうのです。怒られたことを忘れます。おばあちゃんは頑張ろうとして、夕方6時頃になるとドキドキして倒れてしまうのです。一人ぼっちで寂しいのですよ」半年後孫と一緒に外来に来ました。診察後「先生お味噌いりますか?」玉子からお味噌に替わったのです。<笑い>
―つづく―

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