ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2011年11月30日
「あったかおおぶち」から焼きいも大会のお誘いに6名参加

小規模多機能型居宅介護のあったかおおぶちの施設長から焼き芋大会のお誘い
グループホーム3名、小規模多機能型居宅介護3名の利用者様が参加しました。





皆さんいい思い出ができたようです。

有難うございました。
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2011年11月30日
今日のレクレーションは影絵クイズで楽しました ♪♪
2011年11月30日
長谷川和夫先生の医学的知識パート2
長谷川和夫先生の医学的知識
(静岡県認知症の人と家族の会 コールセンター相談員研修会の1部より)
パート2
アルツハイマー病の進行を止めるアリセプト。進行を止めるのがアルツハイマー病の本質です。自然現象、子供の発育、年をとるのを止める薬。アルツハイマー病は老いと背中合わせです。老化の進行を抑制する、薬の効果を限定する薬。自然現象を止める薬はアリセプト。何の変化もなく非常にせつないため、試しに中止してみると、ガクッと進行する。今のところ唯一適応する薬で副作用が少なく胃腸障害位で重篤な副作用はありません。
若年認知症は64歳以下、40代50代の人たちがアルツハイマー病、脳血管性認知症、ピック病等にかかると大変、経済的に大変です。就労の道が問題となります。①.家族の奥様はパートに行くことができません。②.若年性認知症専門のデイサービス、グループホームがありません。物忘れがひどいだけで高齢者の人たちと一緒にデイサービスで過ごせない。③.もし私が認知症になったらNHKに報道するか、誰が長谷川式認知症を僕にするか(笑い)宜しくお願いします。
若い人が認知機能障害になると周りの人は、奇異な感じがする。厚労省は緊急プロジェクトを立ち上げました。厚労省のホームページをご覧下さい。若年性性認知症コールセンター TEL 0800-1000-2707
若年認知症は数が少なく10万人に対して4000人位で、専門のデイサービスを創ったとしても、大きな町でも人が集まらないし、送迎が難しい。実際問題として来てもらうしかなく対応は難しい。電話相談が突破口となりました。
ピック病の対応は難しい。アルツハイマー病は側頭葉・海馬が侵され、もの忘れが最初に起こってきます。ピックは前頭葉から起こってきます。前頭葉は指揮者のような総合判断を行うところです。抑制が効かなくなり、人と会話していても衝動的に立ちあがってしまいます。スーパーのレジでは、人が見ているのに小銭を持っていってしまい、直ちに拘束されますが、多動でじっとしていません。また、決まった道を散歩します。10時になると決まったコースを散歩し毎日それをやります。デイサービスへいったん行くとちゃんと待っています。決まった時間帯できっちりできます。日曜日も待っています。多動の他は何もしない。トントンと窓際に座りながら手すりをたたいています。手すりはへこんでしまっています。常同行為といいます。抗精神薬を使わざるを得ません。
<ホーム長のつぶやき>
2009年11月の講演内容の過去記事です。今年の4月認知症の新薬が3種類出始め、使い始めています。各々副作用を観ながら段階的に薬のミリ数を上げていきます。選択肢が広がってきました。メマリー(内服薬)やリバスタッチ(貼り薬)はアリセプトと併用ができます。すこしでも認知症が進行しないようにブロックするための薬で治癒するわけではありませんが、2人3脚では新薬を使用している利用者さんは認知症の症状が改善し、本人の混乱を抑えるのに役立っています。

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(静岡県認知症の人と家族の会 コールセンター相談員研修会の1部より)
パート2
アルツハイマー病の進行を止めるアリセプト。進行を止めるのがアルツハイマー病の本質です。自然現象、子供の発育、年をとるのを止める薬。アルツハイマー病は老いと背中合わせです。老化の進行を抑制する、薬の効果を限定する薬。自然現象を止める薬はアリセプト。何の変化もなく非常にせつないため、試しに中止してみると、ガクッと進行する。今のところ唯一適応する薬で副作用が少なく胃腸障害位で重篤な副作用はありません。
若年認知症は64歳以下、40代50代の人たちがアルツハイマー病、脳血管性認知症、ピック病等にかかると大変、経済的に大変です。就労の道が問題となります。①.家族の奥様はパートに行くことができません。②.若年性認知症専門のデイサービス、グループホームがありません。物忘れがひどいだけで高齢者の人たちと一緒にデイサービスで過ごせない。③.もし私が認知症になったらNHKに報道するか、誰が長谷川式認知症を僕にするか(笑い)宜しくお願いします。
若い人が認知機能障害になると周りの人は、奇異な感じがする。厚労省は緊急プロジェクトを立ち上げました。厚労省のホームページをご覧下さい。若年性性認知症コールセンター TEL 0800-1000-2707
若年認知症は数が少なく10万人に対して4000人位で、専門のデイサービスを創ったとしても、大きな町でも人が集まらないし、送迎が難しい。実際問題として来てもらうしかなく対応は難しい。電話相談が突破口となりました。
ピック病の対応は難しい。アルツハイマー病は側頭葉・海馬が侵され、もの忘れが最初に起こってきます。ピックは前頭葉から起こってきます。前頭葉は指揮者のような総合判断を行うところです。抑制が効かなくなり、人と会話していても衝動的に立ちあがってしまいます。スーパーのレジでは、人が見ているのに小銭を持っていってしまい、直ちに拘束されますが、多動でじっとしていません。また、決まった道を散歩します。10時になると決まったコースを散歩し毎日それをやります。デイサービスへいったん行くとちゃんと待っています。決まった時間帯できっちりできます。日曜日も待っています。多動の他は何もしない。トントンと窓際に座りながら手すりをたたいています。手すりはへこんでしまっています。常同行為といいます。抗精神薬を使わざるを得ません。
<ホーム長のつぶやき>
2009年11月の講演内容の過去記事です。今年の4月認知症の新薬が3種類出始め、使い始めています。各々副作用を観ながら段階的に薬のミリ数を上げていきます。選択肢が広がってきました。メマリー(内服薬)やリバスタッチ(貼り薬)はアリセプトと併用ができます。すこしでも認知症が進行しないようにブロックするための薬で治癒するわけではありませんが、2人3脚では新薬を使用している利用者さんは認知症の症状が改善し、本人の混乱を抑えるのに役立っています。
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2011年11月30日
2011年11月29日
2011年11月29日
11/26、27の東海ブロック会議・意見交換介護保険要望
認知症の人と家族の会・11/26、11/27静岡県支部
(すぎなの会代表佐野、副代表望月、石田、佐藤)では東海ブロック会議in岐阜に参加
共通議題
①「認知症の人も家族も安心して暮らせるための要望書」
②災害時の経験を生かした日常的な会員同士の交流・連携について
認知症の人も家族も安心して暮らせる要望書
1.介護保険制度への要望
1.介護保険が認知症の人と家族にとって安心できる制度にすること
2.介護保険創設の際には想定されていなかった認知症初期の人に対するサービスを早急に充実すること
3.要介護認定と支給限度額のあり方について、廃止も含めて抜本的な検診を行うために介護の当事者を含めた検討会議を発足させること。その結論を得るまでの経過措置として
①認知症があると認められる場合、要介護1以上と認定することを周知徹底する
②在宅介護で要介護4,5の人が限度額を超えて利用する場合には、全額自己負担ではなく介護給付を認める
③要支援1、2も介護給付の対象とする
4.認知症の人の通院時の院内介助や一般病院入院時に、ホームヘルパーの付き添いを認めるなど、対応の改善を図ること
5.要支援1,2を介護保険から外すことには反対だが、介護予防・日常生活支援総合事業(仮称)の実態にあっては、保険者判断によるのではなく、利用者が選択できるものとする(次期改定で厚生労働省が考えている、「市町村判断により、要支援者には、既存の予防給付に代えて、地域支援事業での生活支援を実施できる制度」に対する態度表明です。要支援が介護保険から外されることになるので、「3の③のとおり反対(現在の予防給付から介護給付に戻すべきと要望している)だが、仮に実施されるなら、予防給付(介護保険のサービス)をとるか、地域支援事業の生活支援を取るかは、利用者が選択できるようにせよとの要望)
6.必要な訪問介護の利用は、同居家族の有無に関わらず認めること
7.介護サービス利用者に作業報酬を支払うことを認めること
8.地域包括支援センターのすべてに「認知症連携担当者」を配置するなど、地域のコーディネート機関として充実させ、介護保険給付実務は業務から外すこと
9.新設される「認知症地域推進員」は地域包括支援センターの「認知症連携担当者」と別制度とし、すべての市町村に配慮すること(次期改定で「認知症連携担当者」に代えて150人設置されようとしている「認知症地域推進員」だが、これでは名称が変わるだけで、実質増とはならない。連携担当者は計画通り150名設置し、別の職種として地域支援推進員を配置するようにという要望)
10.介護支援専門員がケアマネジメントの能力を高め、中立公正で専門性が発揮できる体制とすること。サービス利用にいたるまでの相談支援にも報酬を認めること
11.小規模多機能型居宅介護サービスが安定して運営できるよう、介護報酬の引き上げ、デイ・泊まり・訪問の制約の見直しなど、必要な措置を継続的に行うこと
12.待機者42万人と言われる特別養護老人ホームの整備を公的責任において促進すること
13.24時間対応の敵巡回・随時対応型サービスの導入の際は認知症の人に対応するため従来の滞在型も強化すること
認知症の人と家族の会・代表理事高見国生氏より
2日間ご苦労様でした。先週北海道、東北会議に出席してきました。つどいの持ち方、支部世話人の確保と役割について6つのグループに分かれて意見交換をしました。今回もつどいのことが話題になったのは偶然ではありません。家族が豊かに暮らせるように、安心要望書、提言、制度を出しています。税と福祉の一体改革で暮らしにくくなっています。改めて介護に勇気を!
介護に暗雲が漂っています。「つどいって、家族の会って大事。来てくれる人が良かった」。今回東海ブロック会議でも無意識にあって、つどいのことが話題になりました。基本的な活動として、介護の思いを吐き出し、勇気を出していただく。いろいろなつどいの工夫をされています。また、今度つどいに来よう!、来る前より帰る方が元気が出た。世話人が大切である。支部代表は自分ひとりではできません。支部の世話人が力を発揮して頑張っていこうという話でした。これを契機にして頑張っていただきたい。

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(すぎなの会代表佐野、副代表望月、石田、佐藤)では東海ブロック会議in岐阜に参加
共通議題
①「認知症の人も家族も安心して暮らせるための要望書」
②災害時の経験を生かした日常的な会員同士の交流・連携について
認知症の人も家族も安心して暮らせる要望書
1.介護保険制度への要望
1.介護保険が認知症の人と家族にとって安心できる制度にすること
2.介護保険創設の際には想定されていなかった認知症初期の人に対するサービスを早急に充実すること
3.要介護認定と支給限度額のあり方について、廃止も含めて抜本的な検診を行うために介護の当事者を含めた検討会議を発足させること。その結論を得るまでの経過措置として
①認知症があると認められる場合、要介護1以上と認定することを周知徹底する
②在宅介護で要介護4,5の人が限度額を超えて利用する場合には、全額自己負担ではなく介護給付を認める
③要支援1、2も介護給付の対象とする
4.認知症の人の通院時の院内介助や一般病院入院時に、ホームヘルパーの付き添いを認めるなど、対応の改善を図ること
5.要支援1,2を介護保険から外すことには反対だが、介護予防・日常生活支援総合事業(仮称)の実態にあっては、保険者判断によるのではなく、利用者が選択できるものとする(次期改定で厚生労働省が考えている、「市町村判断により、要支援者には、既存の予防給付に代えて、地域支援事業での生活支援を実施できる制度」に対する態度表明です。要支援が介護保険から外されることになるので、「3の③のとおり反対(現在の予防給付から介護給付に戻すべきと要望している)だが、仮に実施されるなら、予防給付(介護保険のサービス)をとるか、地域支援事業の生活支援を取るかは、利用者が選択できるようにせよとの要望)
6.必要な訪問介護の利用は、同居家族の有無に関わらず認めること
7.介護サービス利用者に作業報酬を支払うことを認めること
8.地域包括支援センターのすべてに「認知症連携担当者」を配置するなど、地域のコーディネート機関として充実させ、介護保険給付実務は業務から外すこと
9.新設される「認知症地域推進員」は地域包括支援センターの「認知症連携担当者」と別制度とし、すべての市町村に配慮すること(次期改定で「認知症連携担当者」に代えて150人設置されようとしている「認知症地域推進員」だが、これでは名称が変わるだけで、実質増とはならない。連携担当者は計画通り150名設置し、別の職種として地域支援推進員を配置するようにという要望)
10.介護支援専門員がケアマネジメントの能力を高め、中立公正で専門性が発揮できる体制とすること。サービス利用にいたるまでの相談支援にも報酬を認めること
11.小規模多機能型居宅介護サービスが安定して運営できるよう、介護報酬の引き上げ、デイ・泊まり・訪問の制約の見直しなど、必要な措置を継続的に行うこと
12.待機者42万人と言われる特別養護老人ホームの整備を公的責任において促進すること
13.24時間対応の敵巡回・随時対応型サービスの導入の際は認知症の人に対応するため従来の滞在型も強化すること
認知症の人と家族の会・代表理事高見国生氏より
2日間ご苦労様でした。先週北海道、東北会議に出席してきました。つどいの持ち方、支部世話人の確保と役割について6つのグループに分かれて意見交換をしました。今回もつどいのことが話題になったのは偶然ではありません。家族が豊かに暮らせるように、安心要望書、提言、制度を出しています。税と福祉の一体改革で暮らしにくくなっています。改めて介護に勇気を!
介護に暗雲が漂っています。「つどいって、家族の会って大事。来てくれる人が良かった」。今回東海ブロック会議でも無意識にあって、つどいのことが話題になりました。基本的な活動として、介護の思いを吐き出し、勇気を出していただく。いろいろなつどいの工夫をされています。また、今度つどいに来よう!、来る前より帰る方が元気が出た。世話人が大切である。支部代表は自分ひとりではできません。支部の世話人が力を発揮して頑張っていこうという話でした。これを契機にして頑張っていただきたい。
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2011年11月29日
2011年11月28日
2011年11月28日
クリスマスツリーの飾りつけとオーナメントを作成
2011年11月28日
2011年11月28日
富士商工会議所女性会・エコーレ30周年記念事業
本日ホテルグランド富士にて富士商工会議所女性会の30周年式典が行われました。
東海大学の魚谷逸郎先生の「シラスの神秘」について講演を聴き、
河部翔さんのコンサートが行われました。
山崎代表の挨拶
河部翔さんのコンサート・すばらしい歌声です。新曲がヒットすればいいですね。
2011年11月27日
11/26~27認知症の人と家族の会東海ブロック会議岐阜へ
認知症の人と家族の会2011年度東海ブロック会議
静岡県支部(すぎなの会)からは4名岐阜市へ意見交換と交流目的で
行ってきました。静岡県、岐阜県、愛知県、三重県、長野県、山梨県の6県
が東海ブロック’第4地域/第7地域です。長良川温泉十八楼で会議が行なわれました。
本音を語り合う会議ができたと思います。温かいおもてなしに皆さん感動でした。
岐阜県支部世話人Mさんから56日かけて1日1枚愛情こめて作成した
手作りの布製袋と布製コースターをプレゼントとして世話人一人ひとりに手渡されました。
有難うございました。富有柿と自家製のお漬物美味しかったです。
テーブルに生けられたお花は2日目はまた違った花が生けられ温かいお気遣いに感激です!
交流会では岐阜県支部の世話人さんとじっくりお話ができました。
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2011年11月26日
介護予防講習会・認知症に強い脳をつろう パート4
介護予防講習会
講演内容よりパート4
H23年11月9日(水) ロゼシアター中ホール
認知症に強い脳を作ろう!
~認知症を防ぐために今日からできること~
東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富 直美先生
最近、物忘れやうっかりミスが気になりませんか。認知症は、こうした症状がひどくなって自立した生活が難しくなっていく病気です。研究の進歩から、食べ物に気をつけたり、運動をしたり、頭を使う生活をすると、認知症にならずにすんだり、認知症になる時期を遅らせることができる可能性があることが分かってきました。
不眠症の方の3つの勧め
1.朝太陽の光を浴びる(午前中に浴びる。午後はよいっぱりになります)
2.夕方運動する(寝る5時間前。運動の種類は何でも良いです)
3.昼寝を30分程度とる(脳のリズムがしっかり出て、夜中目覚めることが減り、睡眠薬の量も減る)
アミロイドベーターができにくい脳
・魚を良く食べている方、DHA、EPAを摂取していると認知症の発症が1/5となる
・野菜や果物、抗酸化力の高いものはアルツハイマー病になりにくい
・ビタミンEやビタミンCを一緒に摂るとなお良い
・野菜一日350gを摂ると良いといわれていますが、摂るのはとっても大変です。幸いのことに野菜ジュースで同じ効果が得られます。うたっている成分の半分しか栄養はないので一日2本一人暮らしの方は、野菜ジュースで補いいましょう。
・サプリメント、どの調査も効果はありませんでした
・合成の錠剤、ビタミンEは若返りのビタミンといわれています。老化防止
・ワインは毎食ごとに。ワインを飲んでいる人1/5に減ります
・カレー、インド人はアメリカ、日本の1/4とアミロイドベーターができにくい
・マリナーズの一郎選手朝カレーを食べています
・運動している人有酸素運動、歩幅を7センチ余計に広げて歩くのが良い(10%から20%広げて歩く)
・一日30分早足で5回/週歩きましょう。アミロイドベーターの沈着力40%減り認知症発症を先送りとなる

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講演内容よりパート4
H23年11月9日(水) ロゼシアター中ホール
認知症に強い脳を作ろう!
~認知症を防ぐために今日からできること~
東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富 直美先生
最近、物忘れやうっかりミスが気になりませんか。認知症は、こうした症状がひどくなって自立した生活が難しくなっていく病気です。研究の進歩から、食べ物に気をつけたり、運動をしたり、頭を使う生活をすると、認知症にならずにすんだり、認知症になる時期を遅らせることができる可能性があることが分かってきました。
不眠症の方の3つの勧め
1.朝太陽の光を浴びる(午前中に浴びる。午後はよいっぱりになります)
2.夕方運動する(寝る5時間前。運動の種類は何でも良いです)
3.昼寝を30分程度とる(脳のリズムがしっかり出て、夜中目覚めることが減り、睡眠薬の量も減る)
アミロイドベーターができにくい脳
・魚を良く食べている方、DHA、EPAを摂取していると認知症の発症が1/5となる
・野菜や果物、抗酸化力の高いものはアルツハイマー病になりにくい
・ビタミンEやビタミンCを一緒に摂るとなお良い
・野菜一日350gを摂ると良いといわれていますが、摂るのはとっても大変です。幸いのことに野菜ジュースで同じ効果が得られます。うたっている成分の半分しか栄養はないので一日2本一人暮らしの方は、野菜ジュースで補いいましょう。
・サプリメント、どの調査も効果はありませんでした
・合成の錠剤、ビタミンEは若返りのビタミンといわれています。老化防止
・ワインは毎食ごとに。ワインを飲んでいる人1/5に減ります
・カレー、インド人はアメリカ、日本の1/4とアミロイドベーターができにくい
・マリナーズの一郎選手朝カレーを食べています
・運動している人有酸素運動、歩幅を7センチ余計に広げて歩くのが良い(10%から20%広げて歩く)
・一日30分早足で5回/週歩きましょう。アミロイドベーターの沈着力40%減り認知症発症を先送りとなる

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2011年11月25日
長谷川和夫先生の講演より 認知症について パート1
長谷川和夫先生の医学的知識について
(2009年11月 過去記事から)
静岡県認知症の人と家族の会 認知症コールセンター相談員研修会の一部より
パート1
長生きすると社会に起こってくる状態が変化してきます。長寿社会、80歳を超えますと認知症が増えてきます。長生きするということはいいことです。しかし、介護を要する方が増えてきます。認知症になると判断力が低下し、読み書き、ソロバンができなくなります。認識して知る認知機能は人間として高次のもので、動物にはありません。コンピューターが故障すると電車が止まったり、飛行機が飛ばなくなります。それには必ず原因があります。
アルツハイマー型認知症は認知症の中で7割を占めています。今の民主党みたいなもの(笑い)。アルツハイマー病は脳の中のベーター蛋白が増加し、ネットワークが壊れてしまいます。認知症には交通事故による頭部外傷、甲状腺機能低下症、酸素が脳へいかなくなる脳血管性認知症等があります。脳卒中麻痺、舌がもつれて呂律が回らなくなるのは脳血管性認知症の後遺症の1つで、予防が可能となります。
アルツハイマー病は後遺症ではないベーター蛋白の増加によるもので進行性が特徴です。ハンチントン病、ピック病、レビー小体病、進行性というのが厄介です。アルツハイマーというドイツの医学者が老人斑というしみのようなものを発見しました。ベーター蛋白病といったほうがほんとうはいいんですよね。(笑い)いずれにしても進行していきます。診断する特徴はいつとはなしに起こっててくる物忘れと、言葉のやりとりや料理を順序だだててできなくなります。
認知機能という物忘れだけの状態を“MCI”軽度認知症といいます。MCIの人をなるべく発見して、早めに予防体制を取ることが必要です。回りも本人も自覚しており、心理テストも異常なし。その人達を5年くらい観察していると、半分くらいアルツハイマー病です。この1年は著しい。MRI異常なし。いたづらにMCIと診断すると人権問題になります。
1999年アリセプトが使われはじめて10年になります。アセチルコリン分解を抑制する薬でアセチルコリンは記憶を担当する神経伝達物質で、そんなに分解することはやめてくれ!といっている。本当はベーター蛋白を減らす薬が必要です。
<ホーム長のつぶやき>
長谷川先生のお話はいつ聴いても心温まるお話でひきつけられます。温厚で体全体からオーラが流れています。少しでも聴きのがすまいと必死でメモに取りまとめたものです。今日、2人3脚の小規模多機能に通われている利用者様と奥様と共に富士市富士町にある「ふじの町クリニック」に受診してきました。脳梗塞の後遺症からくる暴言だと思っていましたが、MRIの結果多発性の脳梗塞もあり、アルツハイマー型認知症も併発していました。
“ご本人がお辛いので受診てしっかり検査してもらいましょう”と奥様に相談し実現しました。今後進行とともに日常生活動作も落ちてきます。もしかすると車椅子の生活になる可能性も高いことも話しました。奥様は一緒に受診できて良かったと言ってくださいました。受診にあたって我々が実施しているセンター方式のシートや日常の血圧などが記載されているバイタルチェック表も診察時お渡ししました。医療連携にとても役立つシートです。リバスタッチが処方され、4.5ミリ⇒9ミリ⇒13.5ミリ⇒18ミリと徐々にアップされていく貼付薬で前回認知症の新薬で紹介した薬です。副作用の観察と経過を報告しながら薬のミリ数を増量し、医療連携でお世話になっている高木ドクターに移行していく予定です。MRIは25分~30分位で終わります。皆さんにお勧めしたいクリニックです。TEL 0545‐32-7711

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(2009年11月 過去記事から)
静岡県認知症の人と家族の会 認知症コールセンター相談員研修会の一部より
パート1
長生きすると社会に起こってくる状態が変化してきます。長寿社会、80歳を超えますと認知症が増えてきます。長生きするということはいいことです。しかし、介護を要する方が増えてきます。認知症になると判断力が低下し、読み書き、ソロバンができなくなります。認識して知る認知機能は人間として高次のもので、動物にはありません。コンピューターが故障すると電車が止まったり、飛行機が飛ばなくなります。それには必ず原因があります。
アルツハイマー型認知症は認知症の中で7割を占めています。今の民主党みたいなもの(笑い)。アルツハイマー病は脳の中のベーター蛋白が増加し、ネットワークが壊れてしまいます。認知症には交通事故による頭部外傷、甲状腺機能低下症、酸素が脳へいかなくなる脳血管性認知症等があります。脳卒中麻痺、舌がもつれて呂律が回らなくなるのは脳血管性認知症の後遺症の1つで、予防が可能となります。
アルツハイマー病は後遺症ではないベーター蛋白の増加によるもので進行性が特徴です。ハンチントン病、ピック病、レビー小体病、進行性というのが厄介です。アルツハイマーというドイツの医学者が老人斑というしみのようなものを発見しました。ベーター蛋白病といったほうがほんとうはいいんですよね。(笑い)いずれにしても進行していきます。診断する特徴はいつとはなしに起こっててくる物忘れと、言葉のやりとりや料理を順序だだててできなくなります。
認知機能という物忘れだけの状態を“MCI”軽度認知症といいます。MCIの人をなるべく発見して、早めに予防体制を取ることが必要です。回りも本人も自覚しており、心理テストも異常なし。その人達を5年くらい観察していると、半分くらいアルツハイマー病です。この1年は著しい。MRI異常なし。いたづらにMCIと診断すると人権問題になります。
1999年アリセプトが使われはじめて10年になります。アセチルコリン分解を抑制する薬でアセチルコリンは記憶を担当する神経伝達物質で、そんなに分解することはやめてくれ!といっている。本当はベーター蛋白を減らす薬が必要です。
<ホーム長のつぶやき>
長谷川先生のお話はいつ聴いても心温まるお話でひきつけられます。温厚で体全体からオーラが流れています。少しでも聴きのがすまいと必死でメモに取りまとめたものです。今日、2人3脚の小規模多機能に通われている利用者様と奥様と共に富士市富士町にある「ふじの町クリニック」に受診してきました。脳梗塞の後遺症からくる暴言だと思っていましたが、MRIの結果多発性の脳梗塞もあり、アルツハイマー型認知症も併発していました。
“ご本人がお辛いので受診てしっかり検査してもらいましょう”と奥様に相談し実現しました。今後進行とともに日常生活動作も落ちてきます。もしかすると車椅子の生活になる可能性も高いことも話しました。奥様は一緒に受診できて良かったと言ってくださいました。受診にあたって我々が実施しているセンター方式のシートや日常の血圧などが記載されているバイタルチェック表も診察時お渡ししました。医療連携にとても役立つシートです。リバスタッチが処方され、4.5ミリ⇒9ミリ⇒13.5ミリ⇒18ミリと徐々にアップされていく貼付薬で前回認知症の新薬で紹介した薬です。副作用の観察と経過を報告しながら薬のミリ数を増量し、医療連携でお世話になっている高木ドクターに移行していく予定です。MRIは25分~30分位で終わります。皆さんにお勧めしたいクリニックです。TEL 0545‐32-7711
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2011年11月25日
2011年11月25日
2011年11月24日
今日の午後のレクレーションは久保田さんの講話と唄・囲碁
2011年11月24日
ハーモニカボランティアの久保田稔氏まちに待った来訪です♪
ハーモニカボランティアの久保田稔氏が毎月1回第4木曜日、東伊豆から来訪されます。

2人3脚の介護も一緒に音楽療法しながら、学ばれています。

皆さんで唱歌を唄いましょう。伴奏が入ると自然と声が出ますね。

唱歌の解説もしてくださいますので、勉強になりますね。

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2011年11月23日
2011年11月23日
2011年11月23日
2011年11月23日
アルツハイマー病国内10年ぶり新薬・効果は従来並み
アルツハイマー病国内10年ぶり新薬
「効果は従来並み」
浴風快病院精神科医 須貝佑一氏
今年はアルツハイマー病の新薬が国内で相次ぎ発売された。アリセプト以来10年ぶりの新薬だけに、認知症予防財団にも相談の電話が寄せられるなど関心を集めている。新薬の実力について認知症介護研究・研修東京センターの須貝佑一副センター長(老年精神医学)は「効果はアリセプト並み。新薬新薬というのは騒ぎすぎ」と冷静な対応を求めている。
須貝副センター長は、新薬のレミニール、メマリー、イクセロンパッチ、リバスタッチが出そろった時点で、、期待する声が大きいことに違和感を覚え、発言する機会をうかがっていたという。その1つが9月8日東京都品川区内で開かれたNPO法人敬寿主催の「認知症新薬のメリット、デメリット」と題するセミナー。話は老化と認知症の違いから始まり、認知症の種類、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドベーターの脳内の仕組みへと進んだが、今回はセミナーの後半部分、新薬の薬価中心に採録する。
●アルツハイマー病ワクチン
今日のテーマ「アルツハイマー病の治療」というのは、アミロイドベーターが脳内にたまらないようにすること、もしたまったらアミロイドベターを追い出すことです。これらができたらアルツハイマー病は克服できるかもしれない。その退治に最も効果を期待されているのが、アルツハイマー病ワクチンです。アミロイドベーターを動物に接種し、抗体を作らせてまた人間に接種する。もうインフルエンザワクチンと同じ原理でやっているわけです。
アメリカでこのワクチンが開発されて、アミロイドベーターを追い出すことはできたのですが、脳炎を起こしてしまった。イギリスでもワクチンを新しく作り接種した。何人か亡くなられた方を解剖すると明らかにアミロイドベーターはなくなっていた。つまりワクチンは上手くいったけれど症状はよくならなかった。最近はアルツハイマー病=アミロイドベーター原因説を懐疑的に見ている人も増え、ワクチンはまだ研究段階といえます。5年後に「上手くいきました」と言っても、それを製剤化するにはやはり10年~15年先になります。
●アリセプト
アリセプトにはアミロイドベーターをやっつけるという作用はありません。アリセプトは神経細胞の伝達物質、アセチルコリンという、記憶とか注意力とか暗記力に関する神経の脳内物質を一生懸命出そうとします。ですから残された神経細胞が多ければ多いほど役に立つ薬です。アルツハイマーの初期から中期にかけて役に立つ。しかし、アミロイドベーターのたまり方は、止められませんから、一時的に症状の進行を遅らせることはできても、病気は着実に進行する薬だというふうにご理解いただければいいです。
認知レベルに差なし
アリセプトと新薬比較
●海外10年前に承認
日本では新薬といってますが、海外では10年近く前に承認されてます。なぜ日本では承認が遅れたかというと、治験がうまくいかなかったからです。患者さんに実際に使いデーターも編集しましたが、偽薬との間に差が出ないため、なかなか申請ができなかった。そこで薬事審議会は日本のデーターだけではなくて、海外のデーターも一緒にして有効性を立証し、ようやく通りました。
レミニールは残された神経細胞の末端で、分解酵素を阻害して、アセチルコリンをいつまでもとどまらせて「働け働け」と言う薬なのでアリセプトと原理は同じです。イクセロンパッチとりバスタッチパッチも原理的にはアリセプトと同じですが、貼り薬なので飲めない人や、一人暮らしの人が飲んだかどうか外見で分かるという利便性はわかります。メマリーは細胞の興奮性を抑制する薬です。気分的にイライラすることを抑えたり、眠気を取り、神経細胞の興奮作用もあり、アリセプトと違う効果があるとして認可されました。
●効果期待は禁物
どっちが優れているか試した治験ですが、薬害比較ではアリセプトと新薬に認知レベルの差はない。一方、症状がどれほど変わったかというClinical Impression、つまり医者から見てどうかという評価では、やはりみんなほぼ互角。なので、どの薬がいいというわけではありません。ただ、貼り薬は飲めない人が使い、アリセプトを使っていたけどどうも肌に合わない、吐き気が強いという人には選択の幅が広がった。効果は同じですから、変えることができるというのが、メリット、新しい薬がアリセプトより効くという期待をされては困ります。使い勝手の良さで新しい薬は役に立つ、効果という点では互角、こう患者さんに説明しています。
●周辺症状には
認知症の薬というのは、認知症そのもの、つまり見当識・物忘れ・理解力に働きかける薬ですが、認知症で困っているのは、実は行動と精神の変調、つまりBPSDと呼ばれている周辺症状ですが。物を盗られる妄想とか、人を攻撃するとか、ないことをあるように思っているとか、だんだん進行すると夜中徘徊する、大声を出すとか、それで困るんです。新薬はそういう症状に対する力はあまりありません。これはもう新しい介護上の工夫と、認知症に対する対症療法、主に向精神薬だとか、うつ病の薬をうまく調整しながら、使うと非常に役に立ちます。これもまた重要な治療の一つだと考えていただければ、大体新しい認知症の治療薬のメリット、デメリットがわかるのではないかと思います。

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「効果は従来並み」
浴風快病院精神科医 須貝佑一氏
今年はアルツハイマー病の新薬が国内で相次ぎ発売された。アリセプト以来10年ぶりの新薬だけに、認知症予防財団にも相談の電話が寄せられるなど関心を集めている。新薬の実力について認知症介護研究・研修東京センターの須貝佑一副センター長(老年精神医学)は「効果はアリセプト並み。新薬新薬というのは騒ぎすぎ」と冷静な対応を求めている。
須貝副センター長は、新薬のレミニール、メマリー、イクセロンパッチ、リバスタッチが出そろった時点で、、期待する声が大きいことに違和感を覚え、発言する機会をうかがっていたという。その1つが9月8日東京都品川区内で開かれたNPO法人敬寿主催の「認知症新薬のメリット、デメリット」と題するセミナー。話は老化と認知症の違いから始まり、認知症の種類、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドベーターの脳内の仕組みへと進んだが、今回はセミナーの後半部分、新薬の薬価中心に採録する。
●アルツハイマー病ワクチン
今日のテーマ「アルツハイマー病の治療」というのは、アミロイドベーターが脳内にたまらないようにすること、もしたまったらアミロイドベターを追い出すことです。これらができたらアルツハイマー病は克服できるかもしれない。その退治に最も効果を期待されているのが、アルツハイマー病ワクチンです。アミロイドベーターを動物に接種し、抗体を作らせてまた人間に接種する。もうインフルエンザワクチンと同じ原理でやっているわけです。
アメリカでこのワクチンが開発されて、アミロイドベーターを追い出すことはできたのですが、脳炎を起こしてしまった。イギリスでもワクチンを新しく作り接種した。何人か亡くなられた方を解剖すると明らかにアミロイドベーターはなくなっていた。つまりワクチンは上手くいったけれど症状はよくならなかった。最近はアルツハイマー病=アミロイドベーター原因説を懐疑的に見ている人も増え、ワクチンはまだ研究段階といえます。5年後に「上手くいきました」と言っても、それを製剤化するにはやはり10年~15年先になります。
●アリセプト
アリセプトにはアミロイドベーターをやっつけるという作用はありません。アリセプトは神経細胞の伝達物質、アセチルコリンという、記憶とか注意力とか暗記力に関する神経の脳内物質を一生懸命出そうとします。ですから残された神経細胞が多ければ多いほど役に立つ薬です。アルツハイマーの初期から中期にかけて役に立つ。しかし、アミロイドベーターのたまり方は、止められませんから、一時的に症状の進行を遅らせることはできても、病気は着実に進行する薬だというふうにご理解いただければいいです。
認知レベルに差なし
アリセプトと新薬比較
●海外10年前に承認
日本では新薬といってますが、海外では10年近く前に承認されてます。なぜ日本では承認が遅れたかというと、治験がうまくいかなかったからです。患者さんに実際に使いデーターも編集しましたが、偽薬との間に差が出ないため、なかなか申請ができなかった。そこで薬事審議会は日本のデーターだけではなくて、海外のデーターも一緒にして有効性を立証し、ようやく通りました。
レミニールは残された神経細胞の末端で、分解酵素を阻害して、アセチルコリンをいつまでもとどまらせて「働け働け」と言う薬なのでアリセプトと原理は同じです。イクセロンパッチとりバスタッチパッチも原理的にはアリセプトと同じですが、貼り薬なので飲めない人や、一人暮らしの人が飲んだかどうか外見で分かるという利便性はわかります。メマリーは細胞の興奮性を抑制する薬です。気分的にイライラすることを抑えたり、眠気を取り、神経細胞の興奮作用もあり、アリセプトと違う効果があるとして認可されました。
●効果期待は禁物
どっちが優れているか試した治験ですが、薬害比較ではアリセプトと新薬に認知レベルの差はない。一方、症状がどれほど変わったかというClinical Impression、つまり医者から見てどうかという評価では、やはりみんなほぼ互角。なので、どの薬がいいというわけではありません。ただ、貼り薬は飲めない人が使い、アリセプトを使っていたけどどうも肌に合わない、吐き気が強いという人には選択の幅が広がった。効果は同じですから、変えることができるというのが、メリット、新しい薬がアリセプトより効くという期待をされては困ります。使い勝手の良さで新しい薬は役に立つ、効果という点では互角、こう患者さんに説明しています。
●周辺症状には
認知症の薬というのは、認知症そのもの、つまり見当識・物忘れ・理解力に働きかける薬ですが、認知症で困っているのは、実は行動と精神の変調、つまりBPSDと呼ばれている周辺症状ですが。物を盗られる妄想とか、人を攻撃するとか、ないことをあるように思っているとか、だんだん進行すると夜中徘徊する、大声を出すとか、それで困るんです。新薬はそういう症状に対する力はあまりありません。これはもう新しい介護上の工夫と、認知症に対する対症療法、主に向精神薬だとか、うつ病の薬をうまく調整しながら、使うと非常に役に立ちます。これもまた重要な治療の一つだと考えていただければ、大体新しい認知症の治療薬のメリット、デメリットがわかるのではないかと思います。

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2011年11月22日
2011年11月22日
2011年11月22日
2011年11月21日
2011年11月21日
認知症の人と家族の会「ぽ~れぽ~れ」リレーエッセイから
「ぽ~れぽ~れ」認知症の人と家族の会月刊誌・リレーエッセイ
新しい薬剤の手応え
「家族の会」青森県支部顧問・広前大学 神経内科 教授東海林幹夫
昨日も認知症の新薬のお話を載せました。より理解が深まると思います。
昨日は群馬の前橋市で開かれた研究会にお邪魔し、認知症の新しい薬剤についての講演をしてきました。1昨日は、和歌山市に呼ばれ、帰りの青森空港に着くとその足でつくしが丘病院で介護福祉士と勉強会を行いました。最近の土日はこのような日々が続いています。何故このようなことになったかというと、アルツハイマー病の3つの新薬の処方が全国的に始まったからです。
震災の影響で実質的に5月からの開始となりましたが、パッチ薬の発売も7月にあり、専門医の間でこれらの薬剤をどのように使い分けるのかが話題となっています。発売前にはマスコミでも大きく取り上げられ、患者・家族の方々の関心も私ども以上でした。
アリセプトに似た作用の薬剤が2つ、別の作用のものが1つと外来で申しあげますと、アリセプトをすでに使われている方は、メマンチンの併用を望まれ、新たの外来にこられた方はレミニールやパッチ薬の処方を希望される傾向があります。いづれの薬剤も週から月ごとの増量スケジュールであるため、効果や副作用の評価は来年の春ぐらいまでになるとは思いますが、これまでに2~3気付いたことがありました。.
まずは、アセチルコリン分解を阻害する薬剤はアリセプトと同様に自発性低下などの陰性症状に効果が見られました。消化器症状や除脈などの困った副作用も案外少なく、外来での増量が順調に進んでいるようです。最大量に増やして数ヶ月経った時点の効果の手ごたえを医師ばかりでなく、患者さんと家族の方々も持たれているのではないでしょうか。
メマンチンは興奮などの陽性症状に効果がみられ、家族から感謝されることも多いのですが、10mgから15mgに増量時に一部の方に眠気が出ることがあり、注意が必要でした。
アリセプトの発売と介護保険の開始によって認知症の診療はこの10年は大きな変化がみられましたが、2011年は今後の10年の認知症診療の新たな節目の年です。まず、日本の認知症診療ガイドラインが10年ぶりに改定され、欧米でもバイオマーカーなどの最近の研究成果を取り入れたアルツハイマー病や軽度認知障害の診断基準が27年ぶりに改訂されました。基本的な治療法の開発は第3相臨床試験で足踏み状態ですが、確実に研究は進んでいます。現在開発されている根本的な薬剤の1つ以上が現実に使用できるようになり、今後の10年間に認知症診療に大きな発展が見られることを切に願っています。

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新しい薬剤の手応え
「家族の会」青森県支部顧問・広前大学 神経内科 教授東海林幹夫
昨日も認知症の新薬のお話を載せました。より理解が深まると思います。
昨日は群馬の前橋市で開かれた研究会にお邪魔し、認知症の新しい薬剤についての講演をしてきました。1昨日は、和歌山市に呼ばれ、帰りの青森空港に着くとその足でつくしが丘病院で介護福祉士と勉強会を行いました。最近の土日はこのような日々が続いています。何故このようなことになったかというと、アルツハイマー病の3つの新薬の処方が全国的に始まったからです。
震災の影響で実質的に5月からの開始となりましたが、パッチ薬の発売も7月にあり、専門医の間でこれらの薬剤をどのように使い分けるのかが話題となっています。発売前にはマスコミでも大きく取り上げられ、患者・家族の方々の関心も私ども以上でした。
アリセプトに似た作用の薬剤が2つ、別の作用のものが1つと外来で申しあげますと、アリセプトをすでに使われている方は、メマンチンの併用を望まれ、新たの外来にこられた方はレミニールやパッチ薬の処方を希望される傾向があります。いづれの薬剤も週から月ごとの増量スケジュールであるため、効果や副作用の評価は来年の春ぐらいまでになるとは思いますが、これまでに2~3気付いたことがありました。.
まずは、アセチルコリン分解を阻害する薬剤はアリセプトと同様に自発性低下などの陰性症状に効果が見られました。消化器症状や除脈などの困った副作用も案外少なく、外来での増量が順調に進んでいるようです。最大量に増やして数ヶ月経った時点の効果の手ごたえを医師ばかりでなく、患者さんと家族の方々も持たれているのではないでしょうか。
メマンチンは興奮などの陽性症状に効果がみられ、家族から感謝されることも多いのですが、10mgから15mgに増量時に一部の方に眠気が出ることがあり、注意が必要でした。
アリセプトの発売と介護保険の開始によって認知症の診療はこの10年は大きな変化がみられましたが、2011年は今後の10年の認知症診療の新たな節目の年です。まず、日本の認知症診療ガイドラインが10年ぶりに改定され、欧米でもバイオマーカーなどの最近の研究成果を取り入れたアルツハイマー病や軽度認知障害の診断基準が27年ぶりに改訂されました。基本的な治療法の開発は第3相臨床試験で足踏み状態ですが、確実に研究は進んでいます。現在開発されている根本的な薬剤の1つ以上が現実に使用できるようになり、今後の10年間に認知症診療に大きな発展が見られることを切に願っています。

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2011年11月21日
今日の午前中のレクレーションは2人3脚特性大判カルタ
2011年11月21日
10月1日アルツハイマーデー片山先生の講演内容パート9
アルツハイマーデー記念講演会
片山禎夫ドクター講演内容パート9 最終回
10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。
認知症三種類の新薬について
講演時の資料から
レミニール使用時
・言葉が出にくい
・昼夜逆転を示す人
・脳血管障害を持っている人
・副作用はアリセプトと同じと考えて良い
イクセロンパッチ使用時
・投与を的確に、介護が安心して行なえる
・比較的引っ込み思案な、活動性低下を示す患者さんに効果が解かりやすい。
・皮膚の保湿を保つことが大切
・痒み、発赤はその都度、対応で重症化しやすい
*アリセプト、レミニール、イクセロンパッチは併用できない
メマリー使用時
・なるべく負の外的環境を排除する
・負の内的因子が出現しているときは投与を考慮する
・できれば正の外的環境を整えるとより良い
・注意力が上昇することでも症状の進行が遅くなる
・長期的な、症状の進行が遅くなることも期待される
・中止時2週間で症状、憎悪、不安、不穏、怒り出現
・高度に入り、全身状態憎悪、睡眠薬などにより心理テスト憎悪
・抗精神病薬内服中の場合、傾眠などの症状に応じて、抗精神病薬の減量を指示しておく
*アリセプト、レミニール、イクセロンパッチのどれか1つと併用可能

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片山禎夫ドクター講演内容パート9 最終回
10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。
認知症三種類の新薬について
講演時の資料から
レミニール使用時
・言葉が出にくい
・昼夜逆転を示す人
・脳血管障害を持っている人
・副作用はアリセプトと同じと考えて良い
イクセロンパッチ使用時
・投与を的確に、介護が安心して行なえる
・比較的引っ込み思案な、活動性低下を示す患者さんに効果が解かりやすい。
・皮膚の保湿を保つことが大切
・痒み、発赤はその都度、対応で重症化しやすい
*アリセプト、レミニール、イクセロンパッチは併用できない
メマリー使用時
・なるべく負の外的環境を排除する
・負の内的因子が出現しているときは投与を考慮する
・できれば正の外的環境を整えるとより良い
・注意力が上昇することでも症状の進行が遅くなる
・長期的な、症状の進行が遅くなることも期待される
・中止時2週間で症状、憎悪、不安、不穏、怒り出現
・高度に入り、全身状態憎悪、睡眠薬などにより心理テスト憎悪
・抗精神病薬内服中の場合、傾眠などの症状に応じて、抗精神病薬の減量を指示しておく
*アリセプト、レミニール、イクセロンパッチのどれか1つと併用可能

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2011年11月20日
今日は孫の幼稚園の生活発表会・ロゼシアター大ホールにて
須津幼稚園生活発表会・ロゼシター大ホールで行われました。
盛大でびっくりしました。皆さん元気に発表会・孫の二人も緊張せず上手にできました。
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