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2011年12月04日

長谷川和夫先生の医学講座パート4 最終回

長谷川和夫先生の医学的知識パート4
          (静岡県認知症の人と家族の会  コールセンター相談員研修会の1部より)

パート4 最終回


私の分からなくなったことをそのまま受け入れてしまうパーソンセンタード方式。こちらの都合でやることと違うのです。認知症の人が家に帰りたい!。実家に帰りたい!。そういう体験をしているわけですから、「こっちへいらっしゃい」はだめです。その人の物語を理解して対応しましょう。





少人数の患者さんを今診察しています。前の大学病院と今の診療から、ちょっと変わってきました。奥が深くて富士山のふもとに着いたようです。認知症の予防はベーター蛋白を起こさないようにすることです。予防法はありません。自分の認知機能を高めて一定以上に保つことが大切です。レベルが高ければいいですね。





高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満(メタボ)が脳血管性認知症の原因でもあります。そのための食生活に注意し、脂っこいものは控えましょう。運動不足をしていると肥満、高血圧が出てきます。ジョギング、水泳、テニス、歩くことがとても大切です。歩幅を一歩半としかかとからつくように歩きましょう。胸を張って少し前を見て、手を振って毎日ではなくても週に3日くらいは続けましょう。





タバコはいけません。ヘビースモーカーの方タバコを吸う方はエビデンスがあって、オランダのアムステルダムでの調査では認知症になる確率は1.9倍。アメリカ、ブルックリンも1.9倍、中国、タイはヘビースモーカーの方は1.8倍と高いデーターが出ています。






引きこもり、うつ状態を治療し運動不足を解消し、一日一回はは外出しましょう。魚は豊富に摂りましょう。ゲームは認知予防にいいです。囲碁、将棋、マージャン、トランプなどは良いです。読み書きとして日記をつけることは良い。私は1987年から日記をつけています。ここ15~16年はびっしり書いています。夜寝る前に毎日書くことにし、回想法にしている。家にいるときはごろごろしていて会うのは家内だけ(笑い)である。「聞いているの?」と言われる。努めて、何か観察します。朝すずめがこちらに向けて話しかけているようにと思う。10行くらい書きます。昨日のこと、おとといのこと、手帳を見て参考にして書くようにこころがけています。以上で医学的知識のお話を終わります。







<ホーム長のつぶやき>


長谷川先生は認知症早期診断のため長谷川式認知症スケールを考案されました。長谷川式をクリックすると過去記事を見ることができます。長谷川式認知症スケールの解説を載せてあります。是非皆さんチャレンジしてみてください。長谷川式認知症スケールパート1    長谷川式認知症スケールパート2

今回は講演内容の過去記事最終回です。










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Posted by 2人3脚 at 20:19Comments(0)医学講座

2011年12月03日

医師の目・人の目 第43条 服薬拒否・要求には工夫

医師の目・人の目

「知ってますか?認知症」 パート42

        公益法人認知症の人と家族の会・公益法人認知症の人と家族の会副代表
        神奈川県支部代表・公益法人認知症グループホーム協会顧問
        川崎幸(さいわい)病院  杉山孝博

共同通信社の配信で、下記の地方紙に平成21年4月以降1年間にわたって毎週連載されました。杉山先生の許可を得まして連載52回シリーズをお届けいたします。(高知、中国、埼玉、上毛、徳島、千葉、下野、佐賀、岐阜、新潟日報、山陰中央新報、山梨日日、宮崎日日、熊本日日中部経済、日本海、秋田魁新報、山形、愛媛、琉球などの新聞社から配信されました。




服薬拒否・要求には工夫



記憶力、判断力が低下している認知症の人の介護で苦労することの一つが服薬だ。「毒を盛られていると思っているのでしょうか。薬を飲もうとしません。説得しても聞き入れないばかりか、食べ物も拒否し始めました」「睡眠薬を飲んだ後でも何度も要求してきます。毎晩一時間も続きます。かといって余分に飲ませることはできませんし・・・。夜の来るのが怖いです」「先生教えられた通り、薬を粉にして食べ物に混ぜましたが、味がおかしいと感じたのか、吐き出して食べてくれません」





認知症の人の中で服薬に関して深刻な問題を示す人はそれほど多いわけではないが、一定の割合でいることは確かである。認知症が進行すると必ず問題になるのは、薬を飲まなかったり余分に飲んだりする服薬管理の問題である。様々な工夫、家族や介護スタッフによる介助が必要になってくる。





記憶障害のため飲んだことを忘れて「飲んでいない」と要求することはしばしばだ。本人にとっては「飲んでいない」ことが事実なのだから、「飲んだから駄目よ」は説得力を持たない。足りなくなった薬を医師に追加処方してもらうことはできないし、多く飲めば副作用も出てくる。「飲んでいない」というこだわりに対しては、市販の整腸剤の錠剤やサプリメント製剤を「先生が出してくれた良く効く薬よ」と言って、要求のたびに与えるのが良い方法である。これなら何度服用しても問題はないし、要求に応じた方が早くこだわりがとれる。





自分である程度管理ができる認知症の人が服薬を確実にするための工夫を挙げてみる。①.複数の薬を一包化にして一度に飲みやすいようにする②.服薬ボックスを使う③.カレンダーに貼って見やすい位置に置く④.テーブルの上に「薬は飲みましたか」と書いた紙を置く⑤.家族がタイミングを見て電話する⑥.服薬時刻を外れてもいいのでヘルパーの訪問時に服薬させる―などがある。





薬を飲まない人に対する工夫として次のようなものがある。①.飲みやすい形にする②.どうしても必要な薬に絞る③.進め方を工夫する④.食べ物に混ぜる⑤.味を考える⑥.注射や貼薬に変える―などがある。散在や単純な錠剤では、苦い薬も糖衣錠やカプセルになっていれば、苦味を感じなくなる。シロップや砂糖を混ぜると飲みやすくなる場合もある。







<ホーム長のつぶやき>




2人3脚でも、薬を何度も要求してくる人がいます。そんな場合には医師に乳糖(プラセボ=偽薬)を処方してもらっています。分包になっているので、医師が出してくれる薬と思い安心されます。これがまた、良く効きます。不眠時や体調不良の訴えをした時良く頓服として使用しています。服薬を確実にしたかどうか確認する必要があります。「あーんと口を開けて」と、飲んだことを確認しますが、上手な方は舌の下に隠して捨ててしまう人もいます。良くゴミバコに入っているときがありますので注意しています。




また、薬という認識ができない人に服薬させる場合には散剤(錠剤をつぶす容器をインターネットで購入できます)にして飲み込みやすいゼリーと一緒に飲んで頂く人もいます。2人3脚では、ある程度薬を認識できる人で、「飲んでいない」と言った場合は、飲み終わった薬包紙を一日は保管しておくので飲んだことを確認していただくのに役立っています。いずれにしても認知症の周辺症状の精神状態が悪いときは、状態が時間や日によっても違いますので服薬を拒否した場合には時間をずらして与薬してみるとか、違う方に服薬をお願いすると、すんなり飲まれることもあります。














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2011年12月02日

グループホームでは大判カルタで遊びました ☆




グループホームでは、大判カルタで楽しんでいます。

























  


Posted by 2人3脚 at 12:05Comments(1)2人3脚の日常

2011年12月02日

ランチのお手伝い・今日は男性利用者さんが力を発揮




鯵のフライです。とっても大きい鯵ですねー顔12

男性利用者さんも力を発揮してくれました。






































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Posted by 2人3脚 at 11:53Comments(0)2人3脚の日常

2011年12月02日

昨夜エクレールお菓子放浪記上映会富士市実行委員発足式




昨夜はエクレールお菓子放浪記上映会富士市実行委員会が開催されました。

1月13日試写会にあなたも参加してみませんか。

ロゼシアター小ホール18時開場・18時30分開演です。

一人でも多くの方に3月20日(火・春分の日)午前の部・午後の部・夜の部

の映画上映会に参加していただきたいので、多くの方を誘っていただくための試写会です。

参加ご希望の方は市民活動センターの事務局までお問い合わせください。

TEL0545-57-1221










日本青年会議所静岡ブロック協議会会長・伊藤秀彦氏が実行委員長です。

原作者の西村滋先生は静岡県出身で沼津市で過ごされ、いまは静岡市にお住まいです。

ロケ地は東日本大震災前の宮城県内で主に撮影されました。多くのエキストラの方々

が被害に遭われ、亡くなられた方もいらっしゃいます。主演の西村先生役を演じた

吉井一肇(はじめ)君は中国最大の映画祭国際部門で主演男優勝を受賞されました。













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2011年12月01日

12月のお誕生会・男女共同参画ソースの会の皆さんが演劇




12月(前半)の誕生会・2名ともお元気な87歳、大正13年生まれです。ケーキ

今日の午後は静岡県男女共同参画交流会のメンバー・ソースの会11名の皆さんがお越しです。

男性も女性も平等の意識で家庭の日常を演劇で演じてくださいました。2回目とは

思えない団結力で皆さん上手に演じていました。また、いらしてください!















 























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Posted by 2人3脚 at 15:33Comments(0)地域との交流

2011年12月01日

長谷川和夫先生の医学的知識パート3

長谷川和夫先生の医学的知識パート3
          (静岡県認知症の人と家族の会  コールセンター相談員研修会の1部より)

パート3



レビー小体病もこの頃注目されています。パーキンソン症状、幻覚があります。筋肉が硬くなり顔の表情も硬く表情に乏しい。歩行障害、幻視体験(ベッドの下に水が流れてきた)、認知症が起こってきます。レビー小体型認知症は小坂憲司氏(横浜市立大学名誉教授)が発見し、世界的に有名です。国際的に認められ、高い評価が得られています。アリセプトが効果があります。




甲状腺機能低下障害や糖尿病にかかるとアルツハイマー病になりやすい。医者に行くと心理テスト(認知症を見分けるためのテスト)が行われます。長谷川式認知症スケール(HDSR)MMSE(ミニメンタルステート)でどの位認知機能が低下しているかを診ます。認知症と分かったら二段がまえで診ます。画像診断(CT、MRI)でなるべく早い時期に正確に診立てをし早く対応することが必要です。ここは安心して暮らせるいいケアーが大切!






認知症には、中核症状と周辺症状があります。認知症があるために、現実の暮らしの中で間違い行動があり、周りについていけなくなります。アルツハイマー病と宣告されたら、憂うつになりうつ状態となります。うつ状態が重なると注意力が散漫となり、不安、イライラ、暴言・怒鳴るなど出現します。これらの行動を周りの方は問題行動(BPSD)ととらえてしまいます。本人は問題行動と思っていません。周りの仕方が不十分で間違った行動をするとかえって混乱します。





いいケアをすると問題行動が少なくなります。私は精神科医ですのでそういうことはすごく関心があります。本人の視点から見てこの世界がどう見えるか!本人中心のケアーが必要になってきます。パーソンセンタードケアが重要です。本人がどう思っているか理解をして取り組むケアです。口で言うことはやさしいが中々難しい。





これからお話することは何回も家族の会で話しています。僕ももちろん話したことは覚えていますよ(笑い)家内の父が80歳のときアルツハイマーー病になりまして86歳で肺炎で亡くなりました。20数年前、聖マリアンナ病院で精神科の教授をしていた頃、東京都板橋のでショートや医師の往診を利用していました。ある晩のこと、一緒に食事をしていて「困ったなー」どうしたの?「皆さんはどちらさんでしょう」と、私はそのときこれは相貌失認だ、人の顔が分からなくなりそれがうまくいかなくなりネットワークが壊れた、これは相貌失認でアルツハイマーの第3期だ。みなシーンとなり、家内は私をにらむ様に観ている。あせっていたとき、高3の娘が「私たちのことが分からないと言っているけど、おじいちゃんじゃないの」「皆さんは私のことを知っているのですか、安心した」と、こういうことを言えばよかったと思いました。『知っているから大丈夫、あなたは分からなくてもいいよ。こっちが知っているから』、これがパーソンセンタードケアというのかなーと思います。







<ホーム長のつぶやき>




2人3脚ではパーソン・センタード・ケアーを目指しています。その認知症を理解するためにできた道具の1つがセンター方式シートです。立ち上げ当初から使用しています。パーソン・センタード・ケアはその人を中心とした認知症ケアです。マンツーマンで寄り添う事ができないジレンマから57歳で退職し今の事業をたちあげました。





パーソン・センタード・ケアは、認知症をもつ人を一人の“人”として尊重し、その人の視点や立場に立って理解し、ケアを行おうとする認知症ケアの考え方です。この考え方を提唱した方が英国の故トム・キッドウッドです。昔のケアは業務中心ケアになっていましたが、人中心の重要性を主張し、世界に大きな影響を与えた人物です。ややもすると人手不足から業務中心のケアになりがちです。ケアを受ける側は平等に自分を理解して接してくれるケアを望んでいます。認知症ケアは一人ひとり異なる認知機能や健康状態、性格、人生歴、周りの人との人間関係など様々違います。その人の個別性を重要視しながら寄り添いながら支えていきたいものです。











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2011年12月01日

今日は朝から大正琴のお稽古の日・利用者さんも参加




今日は朝から大賞ごとのお稽古日・利用者さんも一緒に飛び入り参加しています。

ハーモニカも弾けるIさんですので音感はいいですね。音符 ♪ 顔02

























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