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2010年12月11日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集より
認知症の人と家族の会
いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
変わる 何度も涙しながら自分を変えるn
疲れる前に、なるべく早いうちから
施設のなどの手続きを
(岩手県・女性・80歳)
年老いて、まさかこんな悩みの生活になるとは思っていませんでした。私は80歳、認知症になった夫は83歳、10年前頃から物忘れが出てきました。最初の頃は年を取ってくると誰もこんなになるんだなと思って、あまり気にとめないでいました。本人は釣りが好きで、暇があれば出かける人でした。ちょうど73歳の頃、出かけるときには「行ってくるからナー」と言うのに対して、私は「いってらっしゃい。もう73歳なんだからナー気をつけてヨ」と何回送り出したかわかりません。
5、6年前から話は少ないし、怒りっぽく、たたかれたり、外に追い出されたり、投げ飛ばされたり、倒されたりした時は、心臓もドキドキ苦しくなってしまいました。何回も繰り返され、その時は「殺してくれ、このまま死んだほうがいい」と泣きました。すっかり私も別人になってしまいました。デイサービスのケアマネージャーさんのお世話で、ただいまはグループホームにお世話になっています。それまで10ヶ月も悩みました。施設ではいいおじいさんになっています。今になると、どうしてあんな人間だったのかと思うより仕方がありません。
介護のみなさん、がんばるのはいいことですが、自分の体を悪くするだけです。時々新聞で見るような介護疲れから事件が起きないとも限りません。そうならないうちに、お隣り近所の親切やら、施設のお世話をいただけるよう、なるべく早いうちから手続きなさってください。本当にご苦労さまです。他人様には分かりません。一人暮らしも淋しいけれど、施設で楽しく過ごしてもらいたいと思っています。
<ホーム長のつぶやき>
認知症の男性が暴言や暴力が出てしまううと家族が疲弊します。認知症になってしまった本人の気持ちや病気の理解ができていなかったり、本人の居場所やどうしてよいか分からない苦しさから暴力行為になってしまうことが多いのです。認知症疾患治療病棟の勤務時代や現在の2人3脚での経験から感じることは、嫉妬妄想や夜間せん妄、被害妄想出現時や初期の頃は自分の病気に対する不安、物忘れの不安、それに伴うストレスからの身体の痛み・頭の痛み等から暴言暴力が出ることが多い。
奥様本当によくがんばりました。グループホームに入居できてよかったですね。その人らしくゆったりと生活していることでしょう。認知症の人が在宅で暮らすことは本当に難しいことです。特に老々介護は大変です。投げ飛ばされて骨折でもおこしたりすればもうその時点で介護はできません。そうならないうちに早期に診断が下され早期に治療が開始され、介護保険のサービスをお使いになることをお勧めします。また、初期の段階の認知症はどうしても介護度が低く出てしまい、思ったようにデーサービスが使えず、認知症の進行が進んでしまいます。常に認知症の方の介護度が最低でも介護1以上はほしいものです。
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5、6年前から話は少ないし、怒りっぽく、たたかれたり、外に追い出されたり、投げ飛ばされたり、倒されたりした時は、心臓もドキドキ苦しくなってしまいました。何回も繰り返され、その時は「殺してくれ、このまま死んだほうがいい」と泣きました。すっかり私も別人になってしまいました。デイサービスのケアマネージャーさんのお世話で、ただいまはグループホームにお世話になっています。それまで10ヶ月も悩みました。施設ではいいおじいさんになっています。今になると、どうしてあんな人間だったのかと思うより仕方がありません。
介護のみなさん、がんばるのはいいことですが、自分の体を悪くするだけです。時々新聞で見るような介護疲れから事件が起きないとも限りません。そうならないうちに、お隣り近所の親切やら、施設のお世話をいただけるよう、なるべく早いうちから手続きなさってください。本当にご苦労さまです。他人様には分かりません。一人暮らしも淋しいけれど、施設で楽しく過ごしてもらいたいと思っています。
<ホーム長のつぶやき>
認知症の男性が暴言や暴力が出てしまううと家族が疲弊します。認知症になってしまった本人の気持ちや病気の理解ができていなかったり、本人の居場所やどうしてよいか分からない苦しさから暴力行為になってしまうことが多いのです。認知症疾患治療病棟の勤務時代や現在の2人3脚での経験から感じることは、嫉妬妄想や夜間せん妄、被害妄想出現時や初期の頃は自分の病気に対する不安、物忘れの不安、それに伴うストレスからの身体の痛み・頭の痛み等から暴言暴力が出ることが多い。
奥様本当によくがんばりました。グループホームに入居できてよかったですね。その人らしくゆったりと生活していることでしょう。認知症の人が在宅で暮らすことは本当に難しいことです。特に老々介護は大変です。投げ飛ばされて骨折でもおこしたりすればもうその時点で介護はできません。そうならないうちに早期に診断が下され早期に治療が開始され、介護保険のサービスをお使いになることをお勧めします。また、初期の段階の認知症はどうしても介護度が低く出てしまい、思ったようにデーサービスが使えず、認知症の進行が進んでしまいます。常に認知症の方の介護度が最低でも介護1以上はほしいものです。
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Posted by 2人3脚 at 21:08│Comments(0)
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